奨励会例会 [将棋]
山口県萩市にて
今日は午前中、H君のお父さんと所用で伊丹将棋センターに行く。その後、午後からは近畿大学の稽古があった。いつもだと大阪からJR環状線で鶴橋駅乗換えだが、この間から地下鉄で難波に行き、近鉄に乗り換えるルートにした。今日もいい天気とあって、混雑していた。
帰りも同じコースだったが、地下鉄御堂筋線に乗ろうとしたら、人身事故の影響でストップしていた。迷ったが電車に乗って待つことにする。5分くらいで動き出した。日本だと一分遅れてもどうなったのか気になるが、インドや中国を旅行しているときは、1、2時間待たされても苦にならないのはどういう心理だろうか。時間は意識や環境によって、長さが異なるのではないかと思ってしまう。
今日は奨励会で、千田6級が5級に昇級した。入会して早々は立派だが、その後2連敗は甘すぎる。阪上5級が久し振りに3連勝だが、次が問題だ。西田2級は2連勝で、強くなった。竹内1級1-1、澤田1級2-1、荒木4級2-1、来海4級2-1、野場5級2-1、島田6級2-1、成績好調組が増えてきて、ようやくブログに成績を掲載できる星になってきた。現在二段以下の森門下奨励会員は13名いる。(三段は2名)人数が多いと、全員好調はあり得ないので、どんどん昇らないと渋滞してしまう。これからは、門下の中での競争も激しくなってきそうな気がする。それもいいことなのだろう。
不調組は不調でなくて、実力不足なのかもしれないことを自覚するべきだろう。プロは自らの最低のラインが実力で、アマは最高のラインが実力、その見方が案外正しいようだ。今のメンバーが3年先,5年先、10年先にどうなっているか、それは私が試されていることでもある。責任の重さを感じるが、肝心なのは本人達で、早く自立して(精神の)しっかりしてほしいと願うばかりである。
私の今の本音は、棋士になってひとり立ちした弟子(それぞれがんばってほしい)よりも、今のこのメンバーに目が向いている。でも、師匠の心、弟子知らず、だろうなあ。そんなに時間があるわけでもない。かといって、あせっても仕方がない。エネルギーを注いで悔いなく戦ってほしい。
とりあえず、千田新5級。喜んでいます。
「勝手な森一門三重ファン」の独り言。。。
澤田1級へ
「ようやくエンジンがかかってきたのではないかなと、期待しています。大阪で応援しています。」
石川6級へ
「焦ることはないはずです。地道に努力を重ねていきましょう。大阪で応援しています。大丈夫です」
by じん (2006-10-22 01:03)
奨励会の結果いつも見ていますが、ブログに個人名を出して書かないのは半ばプロといった中途半端な立場のせいだからです。大相撲のように食えるように、将棋に専念できるようにしてやれればと思います。いろいろありますが、がんばってほしいですね。
by kobecco (2006-10-22 05:16)
じん様
千田新5級、澤田1級、石川6級への暖かいコメントありがとうございます。
いつまでもひたむきな気持ちを持ち続けていってほしいと思います。
by モリノブ (2006-10-23 09:51)
kobecco様
個人名は出すか出さないか難しいですね。私の基準は「奨励会員としては出してもいいが、個人の内容のときは出さない」ようにしています。弟子を持っていて思うのですが、修行の方法が難しい時代です。答えのないテーマですが、向き合うしかないですね。
by モリノブ (2006-10-23 09:55)
>今日は奨励会で、千田6級が5級に昇級した。入会して早々は立派だが、その後2連敗は甘すぎる
森六段は弟子(一日三局ある級位者)が今度このようなこと(昇段後の連敗)があったら、叱ってやってください。本人にしかるのもまた修行だと私は思いますが・・・でも、昇段するチャンスは逃さなかったので、そこは褒めるべきです。
奨励会はいざと言う時に力を出せた人の勝ちの世界と感じます。
by A.H (2006-10-23 20:25)
AHさん様
いざというときに力を出すために、普段の地道な努力が大切でしょうね。将棋は長年の総合力の長丁場の戦いです。
叱ったり誉めたりはほとんどしません。修行は自分で気が付くよりないからです。
by モリノブ (2006-10-24 09:11)