増田五段 婚約おめでとう

チラリとＹさんをみつめる増田五段

　　今日は昼前に、増田裕司五段が婚約者のＹさんと一緒に、我が家に挨拶に来る日だった。時間ギリギリになってあわてるのが森家の特徴だ。トビオと源さんをサークルに入れる。でも源さんは砂をバサッと蹴散らして抗議する。最近、とみに我がままになったようだ。

　１１時ちょうどにピンポーンと鳴って、増田君とＹさんが初々しくやってきた。部屋に案内すると、ようやく源さんが静かになる。初対面の挨拶を交わして、すぐにリラックスムードになって、ほっとする。人間は第一印象が大事だが、いい雰囲気みたいでよかった。「おめでとう」ぎこちない声で挨拶する。

　それからしばらく談笑して、四季の店「にしむら」に行く。お祝いを兼ねての食事会である。増田五段にもいつかはこういう日が来ると思っていたが、うれしいようなほっとしたような気分である。

　いろいろ料理が運ばれてきたが、途中からお腹がいっぱいで、満ち足りた気分になる。増田君はいつもカメラを向けるとぎこちない表情になるが、今日はなかなか凛々しい姿である。増田君は中学生のときに私の弟子になっているので、もう２０年以上の付き合いになるのだ。感慨深いものがある。ふたりを祝福するように（古くさい表現だ）空が真っ青に晴れていた。

　「にしむら」を出てＨＩＲＯに行く。妻が奇妙な？紅茶を奨める。ルンルン歓迎モードなのだ。増田君に関する愉快な話を聞きながら、楽しいひとときを過ごした。平和なひとときだった。

　あらためて、婚約おめでとう！

今日はＢ級２組の順位戦である。山崎七段と神谷七段の対局が今終わって、山崎七段の勝ちだった。ソワソワしながら観戦していたが、よく耐えたいい将棋だった。最終局も全力でがんばってほしい。

　今日はいい一日だった・・