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土日の日記 広島県安芸熊野支部に行く [日記]

  土曜日の日記 2月19日

☆広島県熊野支部に行く

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 土曜日から一泊二日で、広島県の安芸熊野支部に行く。新幹線で広島に着いてから、呉線乗り換えて「矢野駅」に向かう。訪問は2回目である。

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 川を越えるとき、水辺の風景が広がる。

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 水のある風景は気持ちがなごむ

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 矢野駅に着いた。AさんとKさんが迎えに来てくれていて、安芸熊野に向かう。これは矢野駅の写真だ。

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 Aさん宅にうかがう。熊野は筆の町でもあるので、書はさすがである。名前が負けている?私と違う森信雄で、別の立派な人物のようである。書は人なり、うれしいものだ・・

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 幹事の人と一緒に昼食を済ませて、「熊野西公民館」に向かう。13:30から「くまの子ども教室」がある。今日で年度末の最終回のようで、館長さんや支部長さんの挨拶の跡で皆勤賞や成績優秀者の表彰もあった。大人と子ども達との阿吽の呼吸がぴったりである。

 その後で私が「ミニ講座」を開いたが、少し難しかったかもしれない。力むとこうなってしまうのである。仕上げに子ども達に大盤で一手詰めを順番に解いていってもらう。似たような形で答えが違う・・子ども教室のテキストから出題した。

 それから五面指しをする。20名くらいだったが、途中からピッチを上げて全員に指導ができてほっとする。スピードアップしたので、指導や解説が不十分だったかもしれない。

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 ☆六枚落ち戦で、桂馬の高飛び歩のえじきなのだが、桂馬を飛ぶのだ・・これは攻撃形を作るのが失敗である?

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☆これはうまく攻撃形を作って攻めている。この後、4二飛、1四歩から1三角とできれば満点である。「攻撃形を作る」これが初級者への指導のポイントだ。時間が少なくてなかなかうまくいえなかったのが残念だ。でもここの子ども達はまっすぐである。正直である。それがいい。

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子ども達への指導が終ってから、時間があったので大人の指導対局になった。三面指しだったが、どれも負けそうでやや青ざめる?しかし残念ながらどれも終盤で下手が転んでしまったようだ。難解な終盤になると面白い。

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 終ってから近くの店で打ち上げを兼ねた食事会になった。カラオケつきのスナックである。そこでも将棋に浸っている人がいた。どこでもいつでも将棋である。

 私も今年初めてのカラオケだった。年に2,3回なのである。途中で手助けしてもらう?

 打ち上げの途中でホテルに戻った。私はほとんど日帰りの仕事しか受けないので宿泊出張は珍しいのだ。電話で金太郎に向かう「キンタロウ、キンタロウ」金太郎は初めは怪訝だったが、途中から頭を下げて聞いていたそうである。

 

日曜日の日記 2月20日

☆安芸熊野支部月例会

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 ホテルからタクシーで向かう。カラオケの店が多い?

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 9時から安芸熊野支部の月例会が始まった。私は見回って、将棋の内容のチェックを依頼されていた。子どもの頃もこんな雰囲気で将棋をやっていたので懐かしい。男っぽい広島弁が行き交って荒っぽいが、話をするとやさしい人ばかりである。

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 右玉の対局で、熱戦だった。4七銀、5四角、2六飛と進む。5四角はもったいない。4二銀か3四銀である。3六角がイヤだったそうだ。確かにありそうな手だ。右玉は左の銀の活用にかかっている。

 22名出席で3組に分かれて戦うが、おみくじに使う箸のようなものでクジを引くのが面白かった。7から8名でリーグ戦をおこない入賞者を決める。段級でクラスを決めないのも面白いと思った。段級はSクラス、1組、2組と言ったわけ方で5組まであるらしい。この雰囲気で32年間継続されてきた会だそうである。勝ち負けと親睦とバランスがいいのが特徴に感じた。

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 これも大熱戦で、後手が勝ちと見ていると、危ないはずの先手玉に詰みがない。不思議なことなのだが、飛金銀と持ち駒があるのに、2六馬がよく効いているのだ。

 

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 午後2時前あたりから、対局の終った人を相手に指導対局をしていく。三面指しだ。これは二枚落ちだが、上手が充分になった。気合を入れて指導するが、苦戦も多い。序盤から中盤は雑なのだが、熊野支部の人たちは終盤に入ると粘り強いのが特徴だ。

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 二枚落ちで追い込まれて負けを覚悟していたが、これから8九銀、9九玉、7七金、同銀、同馬、8九玉で切れ筋になった。7七金では7七馬なら受けなしだった。惜しかった。

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これは飛香落ちだが、ここから4六玉、8五角、7八銀上、8六竜でハタと手が止まる。上手負けかなあと思っていたが、4四歩があった。5二角に4五桂、4四玉、6五金で上手勝ち。難解な終盤だった。

 隣の角落ち戦が負け。これも難解だった。なかなか面白い将棋が多くて、指導していても楽しめた・・

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 表彰が終って打ち上げだ。賞品は全員にあるのもよい。ひとり発表されると、素早く鋭い短評が飛び交うのも面白かった。

 私もお寿司と地酒を頂いたが、飲みやすかったのでついつい飲みすぎたようだ?新大阪が終点でよかった。

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 矢野駅のホームから、日が暮れていく。

  日が暮れて ネオンなつかし 旅の駅

 帰宅すると、今日は奨励会だったので四人が棋譜調べをしていた。三段リーグの結果も厳しそうである・・つらいものがあるが、本人達がもっと口惜しいだろう。最後まで粘り強く奮起してほしいと願う。

 橋詰雅斗3級が2級に昇級した。今もほとんどの週末を来阪されているご両親もほっとされているだろう。弟子もそれぞれの事情が異なる。一概にどうこう言えないが、師匠と弟子だけでなくて、親とも阿吽の呼吸が大切なのはいうまでもない。結果を出すための環境作りは家庭でのことが大きく占める・・師匠の思いは一方通行の場合もあるのだ?

 そういう意味で将棋の修業は総合的なものなのだが、最後は本人の心の強さだろうか。そう思ったりする・自分が師匠としてそういうふうにすればいいのか、私にもわからないことだらけで、当たり前だが試行錯誤の日々である。結果がすべての時代かもしれないが、そうでない大切なものもある・・それは過程だろうか。勝つための技を磨く過程だろうか。

 今は何かが人間のリズムやバランスを崩しやすい時代で、私は心ひそかに(大きな声では言えないが?)そう思う・・弟子には勝ってもらわないと師匠の存在は虚しい?面もあるのだが。

 いろいろあるが、世の中に流されないでそれぞれに大切な何かを守る・・そういうのがいいなあと思う。

 勝ち負けに 一喜一憂 弟子の顔

 


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コメント 2

尚武帝 なお

熊野に来ていらっしゃったのですね、毎年恒例ですね。
どの対局も途中から私が指し継ぎたくなるくらい楽しそうです。ネットでしか対局ができない私からするとうらやましいものです(将棋会館に行けばいいのですけどね)。

実家の高知に帰ったらお城の横で青空将棋が出来ます。私が将棋を再開したときの目標が、その青空将棋で新入り鳴り物入りでおじさんたちをばったばったと倒すのを目標にしていました。将棋はそんなに甘いものではないと実感していますが、そんな日を夢見るだけでも楽しくなります。
by 尚武帝 なお (2011-02-22 09:50) 

モリノブ

尚武帝 なお 様
 ネット対局とはちがった生身の味がありますね。
 面白い将棋が多くて、なかなか充実感がありました。
 青空将棋もいいですね。私の子どものころは神社の境内の半分青空将棋でした。
by モリノブ (2011-02-23 14:29) 

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