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映画「阪急電車」 [日記]

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 金太郎が私のズボンを噛んでいる。私が着ているセーターは金太郎専門のもので、体中噛まれて穴だらけである。間違えて外に行くと、犯罪者と間違われそうである?金太郎のくちばしは手と同じ働きだ。

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 朝の9時過ぎに予約して、シネピピアで上映の「阪急電車」の予約をする。だめかなあと思っていたら、11:35分上映の予約が取れた。ピピアめふに電車で少し早めに行って、5Fの屋外に出てパンを食べて腹ごしらえをする。

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 ここから夏の花火を見たこともある。

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 セルフで記念撮影をした。

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 「阪急電車」は地元の映画だけに、大人気である。意外に世代の上の層が多かった。私の予約番号は14,15だった。この順番に映画館に案内されて、席は自由である。いつもは前から2番目の席だが、今日は後方の端に座った。満員で妻が息苦しくなったときに、すぐに出られるようにである。その準備だけでも安心感が違うらしい。

 「阪急電車」は有川浩さんの小説の映画化だが、私はずっと「アリカワヒロシ」という男性作家と思っていた・・映画を観てから実に繊細な感情を持っている人だなあと思っていると、「アリカワヒロという女性作家だよ・・何度も言っているのに、本も途中までしか読まないから・・」妻に呆れられた。

 この小説の主人公は阪急電車だ?結婚式に参列の純白の衣装の異様な出だしからだが、映画映画していないのがよかった。さりげない日常で起こり得る小さなドラマを重ねあって、言えそうで言えない、わかってもらえそうでわかってもらえない、不満をぶつけたくてぶつけられない、そんな出来ごとを実感しながら、爽快に優しい雰囲気でこなされていく・・

 強いヒーローがいないのもいい点だろうか。今は強さが横柄さや身勝手さに取って換わり、優しさが弱さと意気地なしに移っている?時代である。でもかといってヒーローは必要ないのである。でも、ささやかながらも小さな勇気は必要だ・・いい人ほど苦しむ時代である・・それでも泣いた後の純な心、そして温かい人のふれあいは大切にしたい。少々のことがあっても元気に生きていく、そんなメーセージを感じた。

 画面には普段見慣れた風景が次から次から出てくるので、よけいに身近に感じるのかもしれない。見終わってから、少し胸が詰まりながらも爽快な心地にさせてくれる映画だった。

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 「阪急電車」公式サイト どうぞご覧下さい。

 いろんなロケ地のシーンがあるので、また観に行こうと思う。

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 阪急電車に乗って帰る

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 金太郎が退屈そうに待っていた。庭に入ると「キュン・・キューン」と鳴き声で知らせる。

 少し曇っていたが、部屋の下に降ろして窓を開ける。金太郎にとっては気分も変わるらしくて、お気に入りの時間である。なぜかというと、この場所に来ると、よく遊びよく歌うのだ。

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 早めの夕食を済ませて、買い物に行ってからHIROに行く。昨日の皐月賞の反省でスポーツ紙を見る。競馬のGⅠは終ってみると簡単そうに見える馬券だが、本筋とイモ筋は隣り合わせの囲碁の格言にあるように、買わないと当たった気になるものなのだ。

 ギャンブルは買わないで予想すると、たいてい勝ちである。そして買うとたいてい負けである。そして勝ち負け以外の楽しみがないと、殺伐としたものでしかない。予想する楽しみ・・これが醍醐味かもしれない。そして100円でもいいから買ってナンボである。

 皐月賞は迷った末に、馬連フォーメーションという軟弱な馬券と、完璧に願望3連単馬券を少々買った。本命サイドの馬2頭を軸に(私の実力では本来は軸は4頭必要だろうか)9頭流した。本命サイドの決着なら配当は安いのだが、今回は馬単がどうも自信がなかった。

 予想は馬の耳に念仏に書いておいた。

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 県議選や市会議員選挙たけなわだが、今回はなかなか足が向かなかった。ここ10年くらいではじめてのことだ。知らない間に慢性の政治不信に陥っているのかもしれない。

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 声の大きなものの意見が通り、過半数を取れば何をしてもいい・・それが民主主義の実体だとしたら、何かがおかしい。よくわからないが、政治の責任を追求するパワーが薄まっているかもしれない。それがジャーナリズムの存在意義だったと思う。お抱え学者やお抱えジャーナリストが多いのだ・・

 きちんとした物言いやきちんとした考えを持っている人がいるのに、見分けがつかない・・情報化社会といっても、選択して判断するのはひとりひとりである。そして自分ではまっとうな選択と判断をしているのか自信がない・・問い詰められると答えに窮してしまう・・今はひとりひとりがその力量を問われる時代なのだろう。

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 金太郎はとってもいい子だった。膝に乗って静かにじっとしていた・・そしてひとりで遊んでいる。どうも私に相手をしてほしいようだ・・「センセイハ?」「ハーイ」と返事をする。


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コメント 2

おじゃまま

奥様、お元気な御様子ですね!
ここ7年ほど、映画を見ていませんでした。先日子供にせがまれて「ドラえもん」を見に行ってカルチャーショックを受けました…「全席指定」?!
ゆっくり見られるからいいのかもしれません。

映画館も、綺麗になりましたよね〜
by おじゃまま (2011-04-26 17:24) 

モリノブ

おじゃまま様
 映画は見始めると見る習慣がつくのですが、離れるときっかけがないとなかなか足が向かないですね。
 今は小さな映画館がいっぱいあって、時間も小刻みですね。
 阪急電車は是非ご覧下さい。
by モリノブ (2011-04-30 16:59) 

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