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土日月曜の日記 [日記]

 

  土日月の日記

7月16日(土曜の日記)

 ☆土曜特訓コースと受験者研究会

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 土曜日は(7月16日)土曜特訓コースと受験者研究会があった。最近はこのパターンが多い。 

 土曜特訓コースは、子ども達がどんな序盤作戦で来るのか楽しみであるが、我流のままの子もいるようだ。やはり戦法を覚えて戦った方が面白いはずだ。特に今の将棋は序盤作戦が勝負を分ける比率が高くなっている・・

 将棋を覚えての指導の難関は「平手の序盤」かもしれない。

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 これは受けすぎの陣形だ。指導を受けるのだからどんどん「攻めの訓練」に心がけたほうがよいだろう。カウンターねらいばかりでなくて、自ら攻めて戦う姿勢がほしい。

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 私も攻めがあまりうまくないので、ときどきしくじる?でも「離れ駒があるので攻めのチャンスだ」

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 駒落ちの下手で穴熊はやや損かもしれない。もともと上手はいざというとき入玉を目指すので、金銀が遠くにある穴熊だと入玉をねらいやすいのだ。穴熊の場合なら、守りの金を一枚攻めに使うのがよさそうだ。

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 昼休みで、金太郎をひなたぼっこさせる。金太郎の特訓コース?

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 午後からの特訓を始める。駒落ちの場合も「いい勝負で戦う」ことを覚えるのがいいように思う。定跡で攻めて勝つことにこだわると、なんだか宿題のようで、手順などを覚えることにこだわりすぎてしまうのだ。むしろいろんな攻めパターンを使ってみたほうが面白いはずだ。

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 上手は淡々ときちんと指すのがいいのだが、「相手がどう指すのか」下手の手を予測できるのが指導の達人である?

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 平手の序盤だが、実は私の方が雲行きが怪しい。いろんな形を試しすぎたせいか?序盤から中盤は「崩れないように指す」ことを心がけたい。「優勢にする」ことにこだわらないのがよいと思う。平手は特に互角を目指す精神だ。

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 受験者研究会は今日は参加者が少なかったのだが、今年の奨励会受験をうけるかどうか、決める要素もあるので、棋譜をつけている。棋譜を見るといろんなことが見えてくる。まれに普段の家での過ごし方もわかったりするものだ。うそでなくて感じることもあるのだ・・

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 金太郎は最近、こうやって片手でぶらさがることも多い。何となく自慢している風でもある。鳥も人間と変わらない感情と思いがあるのだ。こういうときは「金ちゃんじょうずやなあ」と誉めるのだが、ヨウムは誉めるとうれしいらしい。少しお調子乗りだがあどけない仕草なのだ。人間界のいやらしさはない?

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 これは以前からのお得意のポーズである。

 

 日曜の日記(7月17日)

日曜コースと来客(尚〇帝なおさん一家)

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 日曜日は午前中、日曜コースAだった。夏休みが近くなって気が緩み始める頃でもあるので、対局開始のときに少しきつめに話をした。子ども教室の最近の私の方針は、さっさと強くなってほしいである?なかなかそうも行かないのだが・・

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 金太郎が何かを噛んでいると思ったら、この穴が開いた足のふただった。固いはずなのにどうやって外したのか興味があり、また戻した。すると金太郎は上からだと固くて開かないので、下に回って押すとスルリと外れたのだ・・なるほどと納得する。

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 日曜コースAだ。対局が始まるときは、みんな気合が入ってるのが伝わってくる。このまま最後までいけば、すぐに上達間違いなしなのだが・・肝心の急所の局面あたりで集中力がそがれやすいのが惜しい。

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 こちらも日曜コースAである。駒をきちんと並べて姿勢を正す。それから「お願いします」の挨拶で一斉に対局開始である。

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 指導は西田三段で、私も指導の補佐をする。これはきちんと組んでうまく攻めている。ここからの数手が勝負を分ける。将棋は局面によって悪手や好手の密度が違ってくる。密度のこい局面では悪手はまずいのだ・・

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 五枚落ちのきわどい終盤戦。一手違いの将棋になると面白い。たいてい下手の終盤力の勝負である。

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 午後からは日曜コースBだった。指導が阪上二段で私も補佐をする。いい勝負の内容が多かったので、以前と比べるとレベルは上ったように思う。これからは中盤の勝負どころでの戦い方が課題になりそうだ。

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 ここから6三銀、6五金、同金、同桂、6四歩、4三金、5一飛、7三桂成、同桂、7四歩、同銀、6四角、7二金、4二角成、6一飛、6四歩と進んだ。微妙ながら上手がやや無理攻めである。

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 教室が終わり片づけをして、競馬を見る。

 その後で広島から尚〇帝なおさん一家が来られた。二年ぶりだそうである。今回はなおさんと奥さんと赤ちゃんも一緒だった・・

 さあ金太郎がどう出迎えるのか・・我が家に赤ちゃんは珍しい。金太郎にとっては同世代のライバル?でもある。金太郎は面食らったようで、しげしげと赤ちゃんを眺めて不思議がっていた。金太郎は大きな大人は怖がって貝になり、子どもには甘くみて強気な態度を取る傾向があるのだ。

 ご対面はまずまずだったようで、お互いに顔見知りになった。金太郎にとっては同世代の友人になってほしいものだ?

 夕食は先日の澤田四段のときにも行った宝塚のガンコ寿司である。この日は特に混んでいたようだ。料理の配膳も遅れがちであわただしいようだったが、それだけ人気のある証なのだろうなあ。風情のある昔の屋敷そのものの部屋が17くらいあるそうだ。今の時代は景気の波が激しくて、客が多いか全くいないかのどちらかになっているような気もする。競争が激しくて一寸先は闇の厳しい時代である。

 食事しながら親しい人と歓談するのは、最高のくつろぎの時間である。私は車なので飲めないのが残念だった。ノンアルコールビールで喉を潤す?

 赤ちゃんは泣いたり笑ったり寝たりぐずったり、忙しい。ときどき観ていると金太郎のやることなすことに似ているようでもある・・

 赤ちゃんをあやしに行てから、なおさんと将棋の話をする。今日も将棋の特訓ができなかったので、次回は必ずやりましょう?そのうち親子でチャレンジされるのだろうなあ?

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 門を出てセルフタイマーで記念撮影をした。家に戻って、少し休憩してから伊丹のホテルまで車で送った。楽しい時間はあっという間である・・

 また是非遊びに来てください。金太郎ともどもお待ちしています!

 

月曜日の日記 7月18日

 ☆受験者研究会と懇談

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 祝日の月曜日は(7月18日)受験者研究会を1Fの和室でしながら、2Fで保護者個人懇談をする。朝10時から始まった。夕方までそれぞれの事情を加味しながら懇談していく。午後も続いたので、後半は少しバテ気味だったが、大事な時間である。

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 ここ数年はあれこれと取り組んでいるが、思うようになかなか結果は伴わない。私は奨励会を目指すに当たって、自分の考えを保護者に話をするのだが、弟子を持つことは大きな責任を背負うことでもある・・ともすると人間性の面にも関わってくるので、保護者とのコミュニケーションがとっても大事に思う。

 そして自分の生き方にも関わってくるので、理解されるされないこととは別に、常に真摯に向き合っていないとけないとも思っている。

 えりを正して弟子を取っているつもりだが、金属疲労ではないが、弟子疲労?みたいなものもつきまとっているかもしれない・・自分なりに弟子には何らかのエネルギーを注いでいるのだが、それが弟子に反映されないと虚しいものもちらつくこともある。そして結果が出ないと二重三重にきついものもある。

 それなのに何故弟子を取るのですか?と聞かれたことがあったが、何とも冴えない自分にできることを細々とつなげていくと、こうなった・・そういう気がする。

 なかなか師匠の凝り固まった肩をほぐしてくれる弟子がいないのだが・・それぞれに自信を持って、戦っていってほしいものだ・・修業とは自分の評価をくつがえすこと、私はいつもそう思っている。

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 夕方保護者懇談会も終わり、夕食を終えて、金太郎と遊ぶ。

 今は自分なりにはけっこう精神的にもきつい日々だが、少々冴えなくても自分と向き合っていくよりないのである。常々弟子に言っていることを、自分も守っていくよりないのだろう・・

 


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尚武帝 なお

先日はお世話になりました。ご飯までごちそうになりすいませんでした。
息子が産まれてから一番の長距離旅行でしたが大変楽しい旅行になりました。帰りに渋滞に巻き込まれて、今週の仕事は疲れが残っていますが^^;

息子はこの旅行でまたまた成長したらしく、ものが伝わるようになりました。今朝も初めて、パパ、パパと言ってくれました。

ちなみに金ちゃんにことは覚えているらしく
「金ちゃんは?」
と聞くと天井を見上げて笑っています。たまに写真を見せて忘れないようにしています。

次回は本当の本当に将棋の修行でお邪魔したいと思っております。
by 尚武帝 なお (2011-07-21 12:51) 

モリノブ

尚武帝 なお 様
 すっかりコメントが遅くなってしまいました。先日はわざわざお越しいただいてありがとうございます。
 旅は赤ちゃんにとっても大きい体験なのでしょうね。今度は金太郎のライバルとして?顔合わせが楽しみです。
 次回は是非将棋の特訓でお越し下さい。
by モリノブ (2011-07-29 08:59) 

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