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朝日杯対局 [日記]

 昨日は対局だった。朝日杯将棋オープン戦だったので10時から前田祐司八段戦で、こちらは相手のうっかりもあって、穴熊で快勝だった。強敵に勝って気分よく午後からの二局目を迎える・・

 相手は井上慶太九段だった。相穴熊を避けて相高美濃囲いの戦いになった。この局面では(後手が私)少し苦しいと思っていたが、△5五桂か△5四金か迷う。この対局は持ち時間40分で切れ60秒なので、プロ棋戦としてはほとんど直感勝負である。

H23年7月19日BANT001.gif

 ここから△5四金▲4四と△同角▲4三銀△5三金▲3四銀成△5五角▲4四歩△6五歩▲4三歩成△6四金▲5三と△7五歩▲6五歩△同金▲5四と△6六歩▲5五と△6七歩成▲6五桂△7八と▲同銀で以下は負け。

 厚みの戦いになってしまったので、手負けのようである。△5四金では△5五桂▲5六金△4七桂成の方がよかったようだ。

 ▲4三銀なら何とかなると思ったが、次の▲4四歩が「と金の遅早」で厳しかった、続く▲5三とでしびれた。△5二歩の受けが利くと思ったが、▲6五歩△同桂▲6六銀でダメである。厚みとと金で負けた一局だった。この前の中盤のにらみ合いの時点で間違えたようだ。

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 台風接近もあるが、まっすぐ家に帰る。屋上にカラスが止まっている。動物は本能が敏感で自然の変化に対応するのだろう。

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 怪しい空模様である。

 台風の行方を見ながら、家の中の雨戸を閉めたり戸締りをする。

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 夜は急ぎの仕事で詰め将棋を作る作業に専念する。これは頭が疲れるとグッタリ休み、また起き上がる。昔、創作次の一手を創っていたときは、そういう感じで1問に7,8時間くらいかけて作っていたこともある。検討を入れると更に数時間である。根気も体力もあったのだろう。それがスーパートリック次の一手だった。

 今は30分でバテる。それから10分くらい休んでまた作業する。私はこういうことが根っから好きなのかもかもしれない。これに勝負根性と将棋への執念があれば文句なしだが、その分野が劣等生である。

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 今は難しい時代になった。それぞれが自分に優位に進むように運んでいく・・それはいいのだが、自分以外への配慮がない・・それなら自分も同じ様に・・そういう風潮かもしれない。

 世の中や国の政治が当てにならないので、自らの身を守ることがいちばん・・そうなってしまうのだろう。実際に不安、不信をいだくようなことが増えた気がする。一見男らしそうな景気のいい話をする政治家よりも、現状を真剣に分析して冷静に大局観を見据えた判断できる政治家がいないものか・・個人はよくても組織になると同じ穴のむじなになってしまうのだろう・・

 今大切なことと、将来に向けて大切なこと、このバランスが微妙である。政治家の資質はこれをどう判断するかだろうか。規則で決まっている。多数決なので絶対、こういう固さがいい場合と役に立たない場合もある。規則で決まっていても見直す、多数決で少数で見直す、こういったやんわりとしたおおらかさの許されない時代なのが、現代の不幸だろうか。私の考えで勝手にそう思う。

 

 

 

 


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