悪人 [日記]
金太郎が布で逆さ吊りになっている。手と口ばしで落ちないようにうまくバランスをとるのだが、ときどき落ちてしまうこともある。動物はプライドが高くて、源さんもそうだったがミスで落ちても素地らぬ振りをするようだ。
プリンターの蓋で遊ぶので、こうやって布にくるんでごまかすのだが、しつこい。遊ぶことで一度味をしめるとよく覚えているのだ。
布に乗せて遊ばせる。
右の布ばかりに乗せるので、紺の色が薄くなっている。
昨日はオフだったが、曇りの天気で遠出はしなかった。部屋の片付けとテキスト作成などで時間を過ごす。膝の痛みで、今は動くといつもの3倍くらいの疲労度があるので、すぐに横になって休む。居眠りも増えている。スタミナが減ってきて疲労度が増しているようだ。その上に悩みが多くなっている?のである。
特効薬があったりハウツーものを読んで解決するならいいのだが、今は何かの状況が停滞すると、自分の思考回路がパソコンのフリーズのようになってしまうことが多いかもしれない。デジタルの特徴、または現象だろうか、出だしはスンナリ前進するが、腹の据わった鍛え方が足りないのか、容易ではない壁にぶつかったときに脆い気がする。
人間はコンピューターではないので分野が異なり、コンピューターと比較するのが無意味と思うが、そのあたりの価値意識がばらばらのような気がする。進化という言葉も同じかもしれない。人間が優れている存在という思い上がり意識で、崩れたり壊れたり消えていくものが多い・・そんな気がする。でも現実に暮らしていくのは、理路整然としたものよりも、区別化現象があって、自分をおとしめない位置づけを死守する・・それが実体だろうか。
こういう屁理屈は意味がないといえば意味がないのだが・・自分なりの模索、手探りのひとつでもある。脆い知恵を絞って閉塞状況の打開策を考えるのだった・・
夜の部の金太郎。一日2回、朝と晩に部屋に出すのだが、金太郎も心得ている。
園田競馬の新聞を咥えている金太郎。馬券を当てるつもりかな?
後半は和室に連れて来て遊ばせる。ハンガーを使って夢中で遊んでいる。ひっくり返ったりでんぐり返ったり、鳥と思えない行動をすることもある。
最近は「コチョコチョ、コチョコチョ」という短いフレーズを口ずさむ。聞いているといかにもくすぐったくなるようなのだ。喜ぶと余計にそのフレーズを使うのが金太郎だ。
ソロソロケージに戻そうとすると、飛んでいってこうやってまたハンガーで遊ぶ。今度はハンガー落としだ。口に咥えて足で蹴落とすような荒い動作である。
「悪人」というDVDを見ながら過ごした一日だった。もっとも私はパソコンの前で仕事をしながらなので、難しい繊細なストーリーはもうひとつ不鮮明だ。殺人を犯した若者がもちろん悪人なのだが、それでも実際は誰が悪人なのか・・曖昧さがテーマなのだろうか?
今の悪人は明快でなくて、意外に知らないところで、自分が加担しているケースもある・・複雑に混ざり合って、逆に言うと善人も疑わしいのである。どこかで善も悪も混ざり合っている時代なのである・・そう思ってしまう。
「きれいごと言うなきれいごと!」何かのコマーシャルの大阪のおばちゃんのセリフだった。
お久しぶりです!ずいぶん膝のほうが大変なようですのに、
お元気に動かれて。。。(大丈夫なんですか??)
今日から冷えるそうです、お大事に。
by おじゃまま (2011-10-01 17:04)
おじゃまま様
膝の痛みよりも、後での疲れ具合が応えますね。居眠りが増えました?
でも逆に余計なところに力が入らないのが有難いです。ストレスは減りそうです?
by モリノブ (2011-10-04 06:56)