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小さな村の小さなダンサー [日記]

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 週末は将棋三昧?だったので、久しぶりの休みだった。ふとパンがないのに気がついて、珍しいが妻と一緒にHIROのモーニングを食べに行くことにした。昨日のジャパンカップのことをいろんなスポーツ紙で見たかったのもある。それにしても後味の悪い決着を選んだものだ。こういうときはもちろん見解も意見も分かれるので、何が正しいかを論じるのはある意味で虚しいものもある。

 競馬ファンが減るようなもので、ひたすら残念に思う。またしてもだが、あれだけ練習を積んでいるのに、それでもペルーサのゲートの出遅れがとっても明るい話題のように思える・・ローズキングダムとブエナビスタの決着を見たい・・それがファン心理だろう。

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 金太郎の体重を計った。457グラムだった、まずまずだろうか。赤ん坊のときは550グラムあったのだが、大人になるとこれくらいで(まだ太っている方らしい)安定していくみたいだ。

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 道の駅「いながわ」に行く。野菜の買出しだが、凄い人出で、しかも野菜は品切れのもあった。冬になるとよけいに野菜がおいしい。

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 野菜を作っている人の「顔が見える」のキャッチフレースだ。

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 パンも買った。車の中で間食をする。ドライブも久しぶりの気がする。

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 帰宅して昼食を済ませて、金太郎を日向ぼっこさせる。チビがこうやってくるのはお腹が空いたときである。しきりにアピールする。「わかったよ」と返事をする。

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 金太郎の日向ぼっこの貴重な時間だ。我が家の日照時間が少ないので余計にである。

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 トビオとクロも日向ぼっこさせる。これはクロである。

 

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 後にトビオとクロもいる。

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 クロは地味だがけなげさがある。小さな自己主張をするときもあるが、歳をとってもいつまでもあどけなさがある。クロが怒ったのは見たことがない。足腰が弱ってきて可愛そうだが、今日はずっと撫でてやるとじっとしていた。もともとは触られるのが嫌いなタイプなのである。

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 金太郎と一緒の時間が多くなった。ヤンチャさは消えないが、ますます可愛い・・いろんな新語を覚えているようだ。人前であまりしゃべらないのがもったいない・・でもそれがいいところだろうか。

 少し昼寝をしながらゆっくり過ごした。夕方、義父の家に寄ってからピピアめふのシネピピアに行く。19:20からの「小さな村の小さなダンサー」という中国映画を見た。

 山東省の山奥からダンスでスカウトされて北京に行った少年が、認められてアメリカに渡る。そこで一柳のダンサーになったのだが、帰国命令が出てしまう。そのときアメリカの恋人と結婚して帰国しないで亡命の道を選ぶ。中国の家族がどんな目にあっているか心配しながらも、アメリカでのダンサーとして活躍の道を選ぶのだった。ここからテンポが早くなって、結局、中国にいる両親が息子の舞台に招待されるのだった。それから中国にも戻ってみんなの祝福を浴びるのだった・・

 こんなストーリーで実話らしい。

 中国へは数年前まで毎年夏になると家族で旅をしていた。桂林、雲南、貴州省、少数民族の地にいくのが好きだった。あえて奥地の屋根付き橋を訪ねていったこともある。中国の旅は楽しかった。旅ではいろんな人の世話になったりもした。地に足が着いた庶民の暮らしは世界中ほとんど変わりはない。私の場合は小さな旅でも、その土地に自分が住んだらどうだろう・・そう考えて旅をする。

 最後のシーンあたりはわかっていても泣けてきた・・

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子ども日曜コース G1ジャパンカップ [日記]

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 昨日の午前中は子ども日曜コースAだった。私が指導対局で、西田三段と高井6級が補佐で、阪上二段と平松6級が手合いだった。スタッフが多いのだが、大切なのは子ども達へのきちんとした対応だろうか。ひょっとしたきっかけで雰囲気が壊れてしまうこともある。但し単に叱ってもよくはならないものがあるのだ・・もっと厳しい教室がいいかもしれないが、兼ね合いは難しい。私の思いは将棋に目を向けてほしいことだけである・・そうしないとせっかく来ていうのにもったいない・・また指導側にもいろいろと問題があるのだ。願いは棋力に関係なく将棋教室の時間内での将棋漬けである。

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 大体は把握してきているが、技術的にはひとりひとりの将棋の長所を伸ばすよりも、弱点を治すのがいいように私は思う。弱点を見出すには常にしっかり見ていないとわからない。わからないことの正体を考えるのが、指導の仕事だろうか。みんなで楽しく過ごす時間も大切だが、私には不向きである。レベルに関係なく、子ども達の将棋の腕前をどんどん鍛えるのが性に合っていると、最近特にわかってきた。そうすると教えるのが楽しくなってきた?

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 四枚おちでだが、二枚落ちとほぼ変わらない攻めである。この後もうまく指されて完敗モードだったが、優勢になってから少し甘くなってきて?逆転した。受けと攻めのバランスの難しさだ。

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 八枚落ちで、こんな風に進むことは多い。飛車角を使って成りこむ攻めをねらっているのだが、ときどきうっかりしてしまうこともある?将棋は駒の協力が必要、これがポイントだ。上手も目いっぱいの受けでもあるのだ。鬼ごっこのようでもある?

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 飛香落ちで昇級試験なので、上手が定跡形をはずして矢倉に組んで受けている。角のにらみは強烈なので下手が勝ちきるのは大変だ。

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 六枚落ちできっちり1筋を破って攻めが成功している。ここから終盤で急所は成香の動きである。あわてて大駒ばかりでせめようとするとうまくいかない。それと受けがポイントだ。上手の遠い攻めをしっかり受ける気持ちがでてくれば六枚落ちは卒業だ。

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 午後からは日曜コースBだった。スタッフが多いので、子ども同士の対戦を珍しく棋譜を取ることにした。棋譜を取られるのははじめての子もいたが、内容はどうだっただろう?

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 三枚落ちだが、上手の5五歩止にで、下手がどう応戦するかである。二枚落ちと変わらないが、この局面の進展で間違わなければ初段が近い。上手の強いモードへの指し口だ。

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 飛落ち戦だ。ここからの一手々々が難しくなる。いつ仕掛けるかであるが、ともかく早くても仕掛けの体験をしたほうがよい。待つよりもまずは仕掛けだ?駒落ちは考えるよりも前に仕掛けて、戦いが始まると受けを中心に手を読むのがいいかもしれない。

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 四枚落ちだが、下手は銀多伝の作戦だ。この形は優秀で、上手の6五金に目を奪われないで、自分のねらい通りに指すのがコツだ。少々しくじっても下手勝ちの変化が残っているのが強みの戦形なのである。

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 二枚落ち矢倉戦法で、この戦い方もけっこう多いのだ。これは玉の厚みを生かして、途中から8筋9筋でなくて上手の玉を直接攻めるのがいい。矢倉の金銀を攻めにも使う感覚だ。

 最後に西田三段が子ども同士の棋譜を並べた。私は指導で忙しかったが?今度はじっくり見てみよう。

 終ってGⅠのジャパンカップである。ブエナビスタの圧勝で終るかに見えたが、審議のランプがついたまま20数分が経った。(長すぎる)そして裁定の結果はよもやのブエナビスタの二着への降着だった。呆気にとられる・・

 私の買った馬券は3連単フォーメーションで10、16⇒6、7、10,11,16⇒6,7,10,11と、馬連の16⇔2,4,8,14だった。馬連を取ってもあまり意味がないが?

 私がブエナビスタにスミヨン騎手が乗ってほしくなかったのは、こういうケースも起こり得ると漠然とした不安を抱いていたせいもある。外国の騎手が好きか嫌いでなくて、ブエナビスタのファンだからである。

 後でスポーツ紙やパトロールビデオを何回も観て、(結局審議は3つの場面があったようだ)何が起こったのか少しはわかってきたが、ブエナビスタの降着でなくて、スミヨン騎手への処罰で止まってほしかった・・馬が悪いわけでなくて騎手が悪いのは明白だ。もちろんルールに基づいての判定にケチをつけるつもりはないが、残念だとの想いである。もちろんスミヨン騎手に恨みもない。JRAの今回の裁定は実際はどうだったのか・・もっと知りたいが、これでは白けてしまう・・面もあるだろう。

 レースの内容はブエナビスタ強し、3歳馬強しである。やはり3歳馬とブエナのボックスが正解だったか・・ナカヤマフェスタは世界の強豪で、遠征疲れが残って気の毒だった。期待のペルーサはやはりゲートがダメだったが、いつかは克服して勝つと思わせる魅力がある。

 ジャパンカップは味の悪い結果になってしまったが、その原因をきちんと解明してほしいものだ。ブエナビスタに罪はない・・

 私は競馬をやるようになってからまだ年数は短いが、馬の疾走する姿にひかれるものがある。だから馬のファンではあるが?厳密には競馬ファンではないかもしれない。ごくごくではあるが自分が調教師になったつもりで観てしまう?傾向があるのかもしれない。

 勝っても負けてもまずは無事で走ってほしい・・まずはそうである。ヘンだなあ?

 

 

 

 

 

 


土曜コース、土曜教室 [日記]

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 昨日は(11月27日土曜)午前中、子ども土曜コースだった。私が指導対局で、藤原二段が指導の補佐で、阪上二段と平松6級が手合いだった。冬になると上着などで荷物が増えてますます狭くなる。

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 週末は将棋教室だが、このスケジュールは以前は「将棋教室スケジュール」に掲載していたが、ネットのプロバイダーの変更で(しばらくは消えないのだが)中止している。今は「子ども教室の部屋」の見出しのところに掲載している。

 私のホームページもいずれは消えてしまうので、今は時間があるときに新たなホームページ作成で移動の作業をしているのだが、ホームページビルダーの使い方を忘れてしまって苦戦中だ。初めによく作成できたものだ・・

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 3三桂が早すぎる・・

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 気合が感じられるが、攻防の駒組みが空回りしている?

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 にらみ合いだが、こういうときに自陣の整備が出来ると強くなる。駒落ちは攻めよりも受けが肝心だ。攻め急がない、あわてない、ひるまない・・である。

 

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 六枚落ちの戦い、がっぷりだ。

 午後からは土曜教室だった。昼寝して時間が観ているのに気づかなかった。週末は将棋漬けだ。

 夕方、いつものように終ってから喫茶店に行く。12月11日に教室の忘年会をするのだが、毎年開く場所で悩むので、今年はあっさりと決める。

 土曜日は平松6級、高井6級とY君が泊まる。早めにHIROに行ってから、夜は特訓である。あまり深く考えないで将棋漬けである・・理屈よりも実践だ。あまり深く考えない・・そのほうがいいこともある。指しながらあれこれ考えるのだが、勝負というのは最後は執念や苔の一念のようなものが大きい気もする。

 理屈は邪魔な場合もあるが、冷静な思考は必要である。弟子のことなどで、どこかで村山聖ならどうするだろう?どう感じるだろう・・それが浮かんでくる。お互いにガンコな面があったが、何かに意を決しているところは似ているかもしれない。うまくいかないことばかりでも、村山流の「徹する」生き方は今も鮮烈で感じるものがある。

 写真家のN先生に言われた言葉だが、「森さん、仕事はね、お金を稼ぐためや飯を食うためにするものではありません」当時の私は曖昧な返事をしたが、心の中では<それは無理やなあ・・でもせめてそういう心意気は持とう>と自分でごまかすのだった。食うのに精一杯の母親を見て育った私は、逆に母親に、子どもを育てることだけで生きていってほしくない・・そう感じたこともある。それも面と向かっては言えないのでたいていはごまかした・・

 息子が来て、ロイヤルホストに行って、仕事のことなどあれこれ相談を受けながら、自分の考えを伝える。今は厳しい時代である。厳しさにもいろいろあって、我慢できる厳しさと、過酷なだけの厳しさと、我慢しない方がいい厳しさ、先々に夢のある厳しさなどがあって、微妙に違うのだ・・自己責任という言葉があるが、社会責任という言葉もあって不思議でない?そんな気もするが、甘いのだろうが、今は自己責任の度合いがきつすぎるのかもしれない・・と私は思う。

 結局息子は泊まっていくことになった。

 

 


伊丹空港スカイランド [日記]

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 今日は(11月26日金曜)午前中、I君のお母さんが挨拶に来られた。11月が終るとあっという間に師走である・・一年の経つのは早い・・状況は刻々と変わっていく。

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 終ってから昼食の後で、金太郎を日向ぼっこさせる。大事な日差しの時間だ。

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 いつも遊んでいるおもちゃも、とうとう付属品を壊してしまって、今は鈴だけとなった。それでも自分の体には当たらないように上手に荒っぽく?遊ぶ。

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 最近はほとんど寝てばかりのトビオとクロも日光浴させる・・金太郎は横目でじっと観ている。

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 チビがときどきやってくる。間違いなく来るときはお腹が空いているときだ。

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 手前がクロで、後にトビオがいる。すっかり足腰が弱ってしまった・・部屋に戻すときは、抱えあげて持ち上げる。

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 天気がいいのでどこかに出かけることにした。いつものセルフのガソリンスタンドで満タンにしてから走る。園田競馬場の方面に向かった。今日は開催日ではない。

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 いつも気になっていたが、園田競馬場は空港にも近い。裏手の川に出て大きな景色を眺める。

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 土手を学生の自転車が走っていく。川の向こうは工場街だった。

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 すっかり紅葉の晩秋から初冬の空気である。

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 ゴミ処理場の煙突の煙が立ち上る。なかなか車を止めるところがなくてウロウロする。工場街はまた来よう・・

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 少し走ると空港の滑走路が見えてきた。スカイランドの駐車場があったので入った。滑走路が目の前にあって、実際に着陸の飛行機が見える。

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 また一機、着陸の飛行機が来る。昔、伊丹の会社の寮に住んでいたころ、自転車でよく空港のそばまできて、飛行機を見ていた。

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 かすかに見えていた飛行機が次第に大きくなって?着陸する。

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 今度は離陸である。

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 これは着陸の飛行機だ。

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離陸の飛行機が地上を離れて浮いていく・・地上にお墓が見えるのもリアルである。

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だんだん機体が小さくなっていく・・

 空港は旅の出発と帰りの儀式の場所でもある。出会いと別れの緊張感がある。

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  少し寒くなってきたので帰ることにした。

 今日は竜王戦第四局の2日目だった。終盤は渡辺竜王の方が優勢かと思われたが、羽生名人が勝った・・状況がわからないが、持ち時間が切迫しているのでどちらが勝っても不思議でない局面だったのだろう。これで2-2のタイになり、あらためて3番勝負となった。

 今度の日曜日はGⅠジャパンカップである。外国馬が8頭もいるのに評判はよくない。せっかく日本馬が強豪揃いなのにもったいない?

 ブエナビスタが大本命で(スミヨン騎手だ・・うまいらしいが私は苦手だ)ナカヤマフェスタ、ペルーサが続く人気馬で、ローズキングダム、エイシンフラッシュ、ヴィクトワールピザの優秀3歳馬が続く。そこにジャガーメイル、オウケンブルースリ、メイショウベルーガの実力馬が関わってくる。外国馬ではジョシュアツリーが健闘しているみたいだ。

 私の予想は⑯ブエナビスタ⑩エイシンフラッシュの2頭軸で、⑥ローズキングダム⑦ペルーサ⑪ナカヤマフェスタの馬単と3連単フォーメーションにしようと思っている。

 

 

 


ピピア子ども入門教室 [日記]

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 昨日は(11月25日木曜)午前中、伊丹将棋センターの梶井さんとHIROで待ち合わせる。ちょうど珈琲豆などの販売セールで行列ができていた。梶井さんとモーニング珈琲を飲みながら、打ち合わせや近況を話しする。

 今日は妻も「おもしろ競馬学」で出かけていた。すごく面白かったらしい。最終日は阪神競馬場の特別席で観戦もできるそうだ。

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 金太郎を日向ぼっこさせる。少し肌寒いのだが、毎日日向ぼっこさせないといけないらしい。私はそばで監視?するのだが、冬は日差しがないと寒さがきつい。金太郎は警戒心が強いので「ヨウム・・キンチャン・・」とかすむような声でしか話さない。

 最近は朝ケージから出すと、真っ先に私の肩に乗って、おしゃべりタイムになる。知っている言葉を全部しゃべる感じである。デジカメで動画に撮ろうとすると止めてデジカメの前に飛んでいく。

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 これは朝起きて伸びをする仕草と同じだ。羽を広げて伸びをする・・

 夕方からピピアめふ5F会議室Bで「将棋 子ども入門教室」があった。今日は欠席もいたので坪井1級を呼ばずにひとりでやることにした。四名出席だった。ちょうどグループレッスンのようになった。

 ①大盤で詰め将棋の一手詰め②平手の指導対局と四名の子ども達の一局々々を大盤でポイントの解説③駒落ち(八枚落ちと六枚落ち)指導対局と、これも一局々々を大盤でポイントの解説④平手の序盤、相がかりの解説⑤子ども同士の対戦(チェスクロック使用5分切れ30秒)⑥今日のまとめ

 顔色を見ながら進めて行ったが?これから個別に、また全体で何を教えたらいいのかを考えながら進行した。長く入門教室で通ってもらうというよりも、素早く上達させていきたい・・そういう方針であるが、実際は現在進行形で子どもによってもペースが違うだろうし、個別にみていきたい。手ごたえは充分にあって、私も楽しみな教室であり、試行錯誤に素早い実践を兼ねてやっていきたい。

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 六枚落ちで1筋の端攻めが失敗のパターンだが、これはたいてい一度は体験して覚えるものなのである。数の攻めと相手の弱い、手薄なところを攻めるのがテーマだ。

 ☆数の攻めは成功も失敗も体験で覚える

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 これは八枚落ちだが、成香を作って優勢だが、単独の駒の攻めでは続かない。この後龍も作ったのだが、上手の攻めを受け間違えた。攻めは二枚の駒で協力する。単独では攻めきれない。

☆攻めは駒の協力で成功する(協力の仕方が問題だが)

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 これはうまく指している。しかしここから4四歩、同歩、7五歩と進んだ。4四歩では5四歩と攻めれば優勢だった。駒の利きを確認すること、駒を損しないように指すこと。こういう場合は単純ミスなので、確実な攻めを覚えればいけそうだ。

 ☆駒損をしない、相手の駒の利きに注意する

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 飛車が窮屈なところに行くと危ない・・あわてて3五歩、同歩、5四飛と逃げたのはよかった。この後はポカが出たが(飛車のタダ捨て)八枚落ちらしい?内容だ。飛車は大きく使う(せまいところに行かない)

 ☆敵陣に飛車を成りにいこうとしているのだが、単独の駒では攻めきれないパターンだ。

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 平手戦だが、何とかバランスを保っている。形勢を悪くしないでどれくらい持ちこたえるか・・だろうか。初心者、初級者同士の対戦では、悪手で勝負が決まるのがほとんどだ。

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 角が向かい合っているが、7八銀の形なので観ていてもヒヤヒヤである。角の頭は7八金で守ろう

 序盤は歩を進めて、次は飛車角の大駒を使って歩の交換をねらうが、角の頭の守りが大切なのと、飛車で歩を交換するまでの手順はけっこう難しいものだ。

 ☆序盤の10手~20手までは大きなミスをしないように・・慎重に指すことが大事だ。

 ☆序盤のミスで勝負が決まってしまうことが多いので、次の中盤の方針が未知の分野だ。(要するにここからがどう教えていくのか難しい)

 攻めの目的が曖昧である。しっかい受けたときは互角の形勢なのだ。互角だとわかりにくい。このあたりが指導の課題だろうか。

 終って夕食を済ませて、またHIROに行く。その後は衛星NHKで「佐渡裕、バーンスタインを語る」を見てから、途中で「渡る世間は鬼ばかり」を見る。

 


買い物に行く [日記]

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 昨日は(11月24日水曜)早起きしてしまった。年のせいだろうか、最近は一度目が覚めると起きてしまう。寝るのも体力がいる・・それを実感する。悩み事が多すぎると、次第に解決不可能の容量がふえてきて、逆に精神状態はゼロに近くなる?

 午前中、小林(おばやし)のいずみやに買い物に出かける。肉や野菜の生鮮食料品を回るのが面白い。知らない間に値段に敏感になっている。高くて手が出せない、これはお買い得、そんな積み重ねが主婦のたくましさなのだろう。最近はおじいさんがひとりで買い物の姿も多くなった。これからの時代は身の回りや食事なども含めて、ひとり立ちできるようにしていないと大変だ・・役割分担がごっちゃの時代になっているのだろう。

 大雑把だが?少し高めでも買ってしまう手っ取り早いコンビニが男の場なら、細かいお金に敏感なスーパーは女性の場のような気がする。どうなのだろうか?私は貧乏でもコンビニ派だったのだが、最近はスーパーが好きである。

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 昼食は竹内三段と一緒にする。それから少し横になった。年齢とともに思考力も衰えを感じてきているが、もともとたいしたことはないので被害は少ないはずだ。いちばん気になるのが記憶力である。こうやってほぼ毎日ブログを書いているのに、昨日のことも忘れてしまうことが多くなった。特にたいしたことをしていないときがそうみたいだ。

 それから決断力、判断力がますます半端であいまいになっている。手際が悪くなっているのだが、これは自信のなさの表れだろうか。間違っていてもがんこ一徹の時代は過ぎて?正しくても平身低頭に謝る・・年代になってきた。私の場合はそうである。もういいか、もういいや、まあいいか、まあいいいや、の精神状態である。期待しないことが身を守る武器となる?

 幼児性をいつまでも持っている人がうらやましくも(自分もそうなのだが)あるが、年齢はすべてのことが薄まっていく中で、すこしだけ秘かに大切なものを守っていく作業なのかなあと思ったりする。無神経が強さの象徴のように打って変わっているような時代ゆえに、よけいに何が大切なのか自分に問い続けていかないといけないのだろう・・ものごとをきちんと見る目が育ちにくい時代だなあと思う・・

 卑怯、意気地なし、弱虫、だらしない、むしろそんな方が感性の時計の針が真ん中に近いような気もするのである。これは私の針がずれているからなのだろうが・・

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 夜はHIROに行く。一昨日は園田競馬で百万馬券が2回出たらしい。「競馬場の達人」の番組でシルクハットが出ていたが、大穴を取るのもなるほどと思わせるものがあった。私はチマチマしか馬券を買わないので大穴は無理だが、でも少しヒントになった?

 ずいぶん昔の話だが?なけなしの金をはたいて最後のレースに期待をこめるが、たいていは無残な結果だ。オケラ街道をトボトボ歩いて帰る。将棋もギャンブルも負けて何も残らない・・心はすさむしふところはカラッポ、今考えるとアホなことをしているのだが、そんな体験がどこかで生きる面もあって、これはまずいと、咄嗟に防衛本能が働き、その雰囲気を感じ取るのである。

 自分で自分のバランスを取って、自分で自分をコントロールする作業は常について回ることだ。真面目でないといけないし、真面目すぎると自滅するし、要するに人間というのは理想形がなくて、ある意味では常に壊されていくものなので、常に自己建設作業が必要なのだろう。ものごとにこだわらない、あきらめるものを持つことも大切なのだ・・ろう。

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 ネットで将棋の上達法についてあれこれ探してみた。入門から上級者までいろいろあるのだが、当たっていそうで疑問を感じたり、いい発想だと思うと経験則が薄かったり、これといった決め手はなきに等しいようである。自分が考えるようなことはすでに誰かが気づいて試していることがほとんどなのだ。

 それでも何かないか・・しつこく考えてみる。自分の力で詰まない詰め将棋を何度も読みの点検するように取り組んでみるのだが、いい知恵があろうはずもない。そもそも特効薬などないのである。それでも何かないかと考える。

 感性と知識のどちらが大切なのか、そもそも将棋の感性とは何だろう?将棋の知識とは何だろう?たとえば棋力初段というが、その根拠は何だろう?意外に分析して行くと曖昧なのである。その点で詰め将棋というのは唯一、答えが存在する分野であるのだ。それでも何となく初段は初段で、漠然とでなくておおまかな実体があるのである。

 また上達というのは、頭で理解しているのでなくて、膚で感じて身に付いているかどうかが急所のような気がするのだ。例えば駒の損得でも、棋力に寄って一歩損すればすでに負けと感じる世界と、一歩の損は何の関係もない世界がある。「棋力のレベルによって最善手が異なる」このあたりからの観点で考えていくのも面白そうだ。


月火の日記、昆陽池、西日本団体対抗将棋大会 [日記]

 ☆11月22日月曜日の日記

 昆陽池に行く

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 月曜日の(11月22日)昼食は久しぶりに「てん川」に行く。店も満員でほとんどの人がエプロンをして食べる名物のカレーうどんである?私は冬限定の「カキフライカレーうどん」を注文した。おいしい!

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 隣は季節によって違うが果物畑である。

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 少し時間があったので、昆陽池に行く。白鳥が飛来してきて子どもを二羽連れている記事が載ったのを思い出したのだ。本格的な渡り鳥の到来はこれからである。

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  昨年も見かけたが、他に同じ種類の仲間がいなくて、多分群れからはぐれたのかもしれない・・独特の個性的な風貌である。

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 こういた平和な光景を見ていると心がやすらぐ・・

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 「何やっているの?」「嘴の掃除だよ」そんな会話かな?

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 板の橋がある。

 

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 左の目がヘンだった。動物は泣き言を言わない・・言えない・・たくましく生きていく。

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 ユリカモメの群れも少しいた。

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 身を寄せ合って仲良くたくましく暮らすのだよ

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 鳩も一緒にいる。「オーイ」叫んでいるユリカモメもいる?

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 なかなかの貫禄だ。

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 意味不明だが、鴉の大群が飛んできた。巣もあるのだろうか。ヒッチコックの「鳥」を思わせる光景だ。

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 憩いの場?

 

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 昆陽池の平和な風景である。

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 これが多分子どもの白鳥だろう。

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 昆陽池は上から見ると日本列島を描いているらしい。

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 シラサギもいた。足が細い。

 帰宅して少し休む。

 夕方、家に呼んでいたT6級が来た。昨日の奨励会の棋譜を見る。それから少し将棋を指す。

 後でH6級も来た。同じ様に奨励会の例会で負けた将棋の棋譜を見る。それから将棋を指した。

 大変な時期だが、何とか踏ん張ってほしい。将棋はもちろん技術が大切だが、その前にほとんど気持ちの問題が大きい。将棋は心を強くしないといけない・・それしかないかもしれない。

 寝ながらも弟子の将棋の内容が浮かんでくる・・

☆11月23日(祝火曜日の日記

第31回西日本団体対抗将棋大会

 今日は「第31回西日本団体対抗将棋大会」の審判で行った。朝6時過ぎに起床で、あれこれ準備して家を出たのは7:20分くらいだった。イベントのときは少し早めに家を出る。

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家を出る。寒々しい空だった。

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 今日の会場は「マイドームおおさか」で地下鉄谷町線で「谷町四丁目」下車で徒歩7分とあった。4番出口からどちらに行くのか迷っていると、選手で参加のH君がいて教えてもらう。途中でもパンフレットを持った参加の人がいて、何となく話しながら一緒に行ってもらう。

 ふと電柱を見るとカラスが止まっていた。

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少し早く着いたが、いろんな顔見知りの人がいて挨拶をかわす。イベントは懐かしい人とあったりする場でもあるのがうれしい。

 9:30から開会式が始まる。今日は全部で700名を越える参加らしい。職域の部はA級、B級、C級、D級、フリーの部はF1級、F2級とわかれている。会場を観て回ったが、ネット将棋の影響もあるのか、25分切れ負けの厳しいルールにしては、内容のいい将棋が多いのに驚いた。要するに「互角の難しい形勢の局面」が多かったのだ。

 販売コーナーもあったが、私は自著の「あっという間の三手詰め」の本にサインをした。いっぱい売れてほしいものだ!

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  会場を観て回って、少しだけスナップを撮った。私は将棋を見て回るのが好きで、どんな戦法か、その局面での形勢は?などを無意識にチェックする?団体戦は5人一組なので、3勝すれば勝ちである。2-2のときの最後の一戦は手に汗握るものがある。

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 今日の大会は審判長が内藤国雄九段、副審判長が阿部隆八段、審判が森信雄七段、吉田正和四段、船江恒平四段、矢内理絵子女流四段、森安多恵子女流三段、山田朱未女流二段だった。

 選手として参加の駒桜チームは村田智穂女流初段、室田伊緒女流初段、井道千尋女流初段、山口恵梨子女流初段、室谷由紀女流1級だった。

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先日の京滋職域団体将棋大会に参加したチームの人もいたので、気持ちの上で応援する?

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 川崎教室のメンバーだ。力が入っている。川崎三段ももちろん応援に来ていた。

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 昨年度のA級優勝チーム「大阪中央卸売市場協会」の強豪ベテラン揃いだ。

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 将棋連盟チームも参加している。ベスト4まで善戦したようだ。

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 駒桜チームは観戦も人だかりである。

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 珍しいセルフの一枚・・誰でしょう?

 午後からは指導対局六面指しが2回あった。私は知らない間に休みなく指していた。なかなか熱戦が多くて面白かった。平手から四枚落ちまであったが、やはり自分が将棋を指しているのがいいものだ。

 指導対局が終って、帰宅する。12月2日の朝日新聞夕刊の「家族の肖像」で金太郎のデビュー?のことを少しだけ宣伝しておいた。

 帰宅すると金太郎はうれしそうなそうでもないような仕草だった。

 


伊丹日曜コース 奨励会、金太郎取材? [日記]

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 昨日は(11月21日日曜)午前中伊丹子ども日曜コースだった。23名出席で多かった。初めに駒をきちんと揃えて一斉に対局を開始する。いちばん落ち着いた時間だ?

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 六枚落ちで、前回に攻めの陣形を教えてそのとおりに指している。しかしこの後で勇み足がでてしまう。六枚落ちはどういう陣形にするか、何処から攻めるか・・それがポイントになる。

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 四枚落ち戦で、この後は局面が落ち着いて持久戦になる。四枚落ちになると攻めるだけでなくて、玉を囲うのも大切だ。

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 二枚落ち風の四枚落ちである。

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 五枚落ち戦で9筋攻めの陣形だ。これも玉をしっかり囲うのがよい。

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 六枚落ちで「桂馬の高飛び歩の餌食」のパターンだ。これは実戦でも多い。

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 これは香落ち戦である。H六段の粘り強い指し方にやられる。

 伊丹将棋センターを出て帰宅する。今日は昼過ぎに金太郎の取材があるのだ!

 帰宅しておにぎりをほおばっているときに取材のS記者とカメラマンの方が来られた。12月2日(木曜夕刊に掲載予定)朝日新聞の夕刊の

かぞくの肖像というコーナーで、金太郎が取材されることになったのだ。金太郎は見知らぬ人がいると貝のようになって閉ざすので、取材できるかなと心配だったが・・

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 こわごわと金太郎をケージから出す。思ったよりはリラックスしていたが、もちろんひとこともしゃべらない。それでもS記者の肩に乗ったり、まずまずのサービス精神を出す。

 いつものようなのびのびした仕草ではないが、私の頭に乗ったり肩に乗ったり、駒をかじったり、何とかううまくいった?ようなのでほっとする。カメラマンの人が撮影用に反射板を出した瞬間、悲鳴をあげるように部屋の天井を飛びまわった。反射板は怖かったようだ。

 源さんの思い出話しも出て、懐かしかった・・金太郎もそうだが、源さんも私には動物やペットというよりも、ほとんど人間の家族と同じなのである。そういう暮らしに慣れてしまったのだろう。記事掲載のときが楽しみである。金太郎はきちんとこなした?はずである。

 夕方から、奨励会の結果報告が入ってくる。全体にかなり成績が悪そうで重い気持ちになるが、三段など上位陣は踏ん張ったようだ。成績に一喜一憂しては身が持たないのは承知だが、なかなか安心させてくれない・・

 成績結果を見ながらそれぞれに思いをめぐらせるが、まずは毎日一生懸命やらないとダメ、一生懸命やってても見えてこないものもある、そういった状況の心の葛藤の中で踏ん張っていけるかどうかだろうか・・師匠としての責任もすごくのしかかってくるが、弟子がそれ以上に自分で自分の道を切り開くたくましい意志が必要だろう。

 負けのつらさと痛みを感じながら、勝ちの重みを膚で感じ取る、そんな繰り返しだろうか。まだまだ、どうみても努力不足、執念不足が目に付くが、何とか打開していってほしい・・そう願うのみである。昨日から小雨模様だが、師匠の心の内のようでもある・・

 夕方は伊丹将棋センターのトナメント戦で優勝したY君が来て、少し特訓をして帰った。

 夜は奨励会の棋譜並べだが、明日が平日の月曜なので学生は来られず3名のみだった。全部並べたいが私も少しバテ気味なので交代にした。棋譜は勝ち負けや好手や悪手だけでなくて、いろんなものがみえてくる・・

 T1級が帰り、深夜バスで帰るK3級バス停まで見送る。それからガストで休憩をして帰る。

 泊まりはY5級だけだった。

 


土曜特訓コースと級位者研究会 [日記]

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 昨日は(11月20日土曜)土曜特訓コースだった。それから級位者研究会もあったが、5名参加だった。

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 土曜特訓コースは11月から月に2回に増やしたが、2回目の今日はやや少なめだった。その分、個人レッスンに近いグループ特訓となる。「思いっきり体で覚える指導」をしているが、たっぷり指して何かを身につけてほしいものだ。子ども達にもプラスだが、私にもいろいろと得るものがある。

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 序盤から中盤は本で覚える知識も大切だが、「膚で感じる大局観、実戦のカン」がもっと大事な気がする。いわば駒の配置の感性である。手を読むよりも形で指すとか、玉の厚みとか、体験で感じるものがいいように思う。

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 駒落ちは「攻めを覚えて受けで勝つ?」そんな感じだろうか。

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 二枚落ちになると、終盤の感性を磨く鍛錬になる。優勢を築いてからの「終盤の勝ち方のトレーニング」である。寄せに出る、我慢する、そんな呼吸が大事になる。二枚落ちはいろんな戦形で戦った方がいい。

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 飛香落ちは「攻めるタイミングと終盤のアヤ」が問われる。端を絡ませるのだが、あまりこだわりすぎると失敗する。飛落ちと飛香落ちは全然異なる。

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 夕方で特訓も研究会もどちらも終った。明日が奨励会の例会なので、残って宿泊組もいる。結局四名泊まることになった。夕食の後も将棋である。例会の前日は静かに過ごすのも方法だが、こんな風に将棋漬けの方法もいいかもしれない。しばらく続けていくと何らかの結果がでてくるような気がする。私はたいてい身をもって体験していくタイプなのだが、とにかくプラスの方向に向かうようにと願っている。

 マイルチャンピオンシップの予想をしながら寝てしまった。


西成市民館まつり [日記]

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 昨日の(11月19日金曜)朝、金太郎を日向ぼっこさせる。アクリル製の太陽の光を通すミニケージの中に入れて外に出した。このケージは初めは凄くいやがった。今は少し慣れたようだが、閉じ込められている雰囲気が強くてあまりすきではないようだ。

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 このミニ花壇は我が家の庭なのだが、植えてある花はみんな隣のダスキン園芸の人たちに(見るに見かねて?)手入れをしてもらっている。

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 これは我が家のザクロだが、今年は何年ぶりかの不作で実をつけなかったが、昨年ダスキン園芸の人に枝きりをしてもらったときに大筋は聞いていたので、来年以降が楽しみだ。我が家のザクロの樹は随分大きく育っているが、思い当たるのは昔ハッチ、ポッチという名古屋コーチンのニワトリの小屋があったところのせいのようだ。鶏糞の土地だったので肥沃な土だったのだろうと思う。ハッチ、ポッチの残してくれた財産なのだ。

 そこに「源さん」の小さなお墓もある。

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 小さなイチゴ

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 はっとさせられる花、下に名前が書いてあったが忘れる・・

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 色彩豊かな花壇だ?ありがたい。

 昨日は(11月19日金曜)午後から「西成市民館まつり」の将棋コーナがあるので出かける。早めに出たつもりが、昼食の時間がなくなっているのに気づいて、あわててコンビニでサンドウイッチを買って駆け込むことになった。

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JR環状線の新今宮駅についてから、西成市民館に向かうとき、この犬が気持ち良さそうに寝そべっていた。恐る恐る撮った。次もいたのだが、こちらは大きい犬で足がすくんでしまう。私は動物好きというのでなくて、動物という意識はなくて私にとっては仲間なのである。しかしそれも取っ組み合いすれば自分は勝てそうな?相手に限るのだ・・ケンカして負けそうな動物は苦手なのだ。

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 ガード下の露天の店をみながら歩いていく。今日は陽だまりの心地よい天気だ。「ギャオ!」と声がしてみるとネコ同士がケンカしている。そううときの反応がいいのがこの街の特徴だ。さっと数人が感想をいいあっている。「痴話ケンカやろう?」「兄弟ケンカやなあ」私も観ていきたかったが、時間がなくなっていた。

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 黄色ぽい外装の西成市民館に着いた。すぐに会場に案内された。そこでサンドウイッチを食べていると、すでに先日の「将棋愛好者のつどい」などで顔見知りの人が待っていた。

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 13:00から10面指し指導対局が始まった。この市民館での指導も数回になったので、みんな慣れてきて将棋の内容もよくなっている。

 これは平手で受け損なったようだ。ここから3四飛で優勢。歩切れが痛い。

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 角落ちだが元気いっぱいのおじいさんだった。珍しい次の一手が出た、3三歩成で同桂に8四飛と飛車を素抜いた。ところが動揺することなく粘られて難しくなった。もう一局どうですか?」「ああしんどくなったから帰るわ」天真爛漫なおじいさんだった。

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 毎年来られている常連の人で、二枚落ち戦だった。これは2二飛の構想はよかったが、序盤が出遅れ気味なので下手苦しい。次にもう一局指したが、これは攻めの陣形を教えたら、たちまち上手必敗形になった。土壇場で寄せ損なって惜しかった。

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 これは平手だが、中飛車に私の好きな鳥刺しを使う。駒損がたたり負け。大道詰め将棋のときにいっぱい答えてくれた人でさすがに強かった。

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 二枚落ちで、いくらアドバイスしても?玉頭戦を仕掛けてくる。しかし途中はそれで上手が悪くなってしまう。下手はそれで貫けばいいのだが、ついつい2筋の攻めにこだわる人が多い。玉を攻める、これが中盤から終盤の心得だ。

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 ありむら潜さんが来られたので、会場風景の写真を撮ってもらった。今日は隣の部屋で「労働相談」のコーナーを担当されているらしい。

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 入り口では指導の順番待ちの人が待機している。

15:00でイベントは終った。この会場では次のイベントもあるので、時間通りに終った。挨拶をして市民館を出る。

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 またガード下を通って戻る。

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 ふと見ると道端で将棋を指しているので、立ち止まった。「森センセーこんにちは」と声をかけられた。先日の「将棋愛好者のつどい」でみなさんなじみなのだ。しばらく見ていくことにした。こういうときは人懐っこい人が多くて、ずっといても飽きない。私が子どもの頃の懐かしい雰囲気もあるのだ。「将棋のセンセがおるがな。みんなこてんぱんに負かして天狗の鼻を折ってえな?」指そうかなと思ったが、今度にしよう。

 寒くなると風が冷たくてここではできないそうだ。

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 西成労働福祉センターの建物だ。一階の大きな吹き抜けのところでは、早朝から仕事の斡旋やら炊き出しもある。今日も17時の炊き出しを待つ人がすでに並んでいた。

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 新たな大阪駅ができつつある。

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 帰宅して夕食にする。最近の空は情緒豊かである。

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 私が帰ると金太郎はうれしそうだ。何よりである・・ちいさいけれどほのかな幸せか・・と思って折るとやんちゃさに振り回される。

 将棋教室のテキストを作成する。早くなったが詰め将棋が32問、実戦からの次の一手12問を作る作業なので、時間は取られる。

 夜はダイエーで買い物をして、テキストのコピーもした。

 

 


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