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土日の日記 特訓、奨励会、日曜コース [日記]

土日の日記

土曜日の日記 1月22日

☆特訓コースと奨励会例会

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 土曜日は「土曜特訓コース」だった。少しこのコースも浸透してきたのか、希望者が多くてうれしい。指導はきついのだが(双方?)やりがいはある。普段の教室では足らない面をフォローしていくのがねらいであるが、ズバリ上達のエキス?をつかんでほしいのだ。

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 始めたころはみんなあまりに平手がヘタで、むしろ驚いた。これはいけないと指導して、平手の場合は「40手までは何とか互角に戦う」形を目指す。大きなマイナスの指し手に関しては待ったさせる。序盤を悪くならないように組む、これが第1段階だ。

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 次は組んでからの「中盤の戦い方」だが、まずは①玉を囲っているので、②攻めることだ。そのためには「攻めの陣形を覚える」ことである。これが意外に難しい。駒落ちでもそうだが、攻めは理想形に組まなくても攻められるものだが、あえて①きちんと攻めること、②とにかく攻めること③ガムシャラに攻めることなど、どんな場合でも攻めが中心なのがわかりやすい

 そして受けと守りだが、これは攻めを体験してからでないとわかりにくいので、最小限の受けから始めた方がいいように思う。この辺からはまだ体験中だ。

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 昼休みの休憩中だ。少し早めに始めるので、駒はそのままである。四局の駒を並べる作業も意外に時間がかかる?持ち時間は各15分で30秒だ。四面指しだと持ち時間はこれが限界だろうか?五面指しなら20分は必要で、三面指しなら10分、二面指しなら5分がいいリズムのようだ。一面指しなら3分か?上手の方の可能な持ち時間は体験が大きい。

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 昼からは三面指し、それから次は四面指し6名だった。この場合は終ったところにスグ交代する。級の低い子だと、こんな風に少し間が合った方がいいかもしれない。平手二局が終ると駒落ちだ。こちらは一番手直りだが、最近は下手の「限界手合い」みたいなものを作って、それ以上は下げないようにしている。要するに下手をいじめるのが目的ではないので?手合いはむしろもっと上ってほしいからである。

 強いと思えば実際に幾分か強くなる、将棋はそういう面もある。二枚落ちだと早く飛香落ちも指した方がいいのだ。手合いは普段から3段階くらい指した方がいいと思う。例えば二枚落ちの手合いが普通なら、三局セットで四枚落ちと飛香落ちも一緒に指した方がいい・・

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 今日も60局くらい指しただろうか?ヘトヘトになる。持ち時間が切迫すると手が見えなくなっているので、特訓は逆に自分を鍛えている?要素もあるかもしれない。

 そうやって考えると次の段階は、子ども同士の効果的な特訓も面白いかもしれない。昔、十秒将棋がでたころに驚いた。無茶ではないかと思ったが、直感を磨くには最適かもしれない・・でもこれもマイナス面もあって、上昇志向がない場合は将棋が崩れる危険もある。ネット将棋も同じだろうか?効果的なものに活用する・・そういう意志が必要である。また超指しもマイナス、プラスの両面があっても、雑食性みたいなたくましさが身につく面はあるかもしれない。

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 土曜日は奨励会の例会でもあった。続々と結果報告があるが、弟子が多くて毎月2回これを繰り返すといやおうなく定期性?も出てくる。勝ち負けに鈍感になるのでなくて、過敏にはならないような体質になるのだ?結果にたいして過度には勝って喜ばず、負けて嘆かず・・の心境なのだが、私の体は微妙に反応して、内心は動揺も大きいかもしれない。

 来海3級が2級に昇級した。2年ぶりなようである。実力は充分にありいつも成績は悪くないのだが、昇級の2,3番前になると崩れる脆さがあった。本人も師匠も歯がゆい思いをしていたが、こうやって克服してくれたのは何よりうれしい・・この昇級をきっかけに何とか打開していってほしいものだ。

 成績のいいもの悪いもの、それは常につきまとうのだが、負けたときに大切なのは「シビアな理由」である。何が原因なのか、どこに理由があるのか・・その自己分析だろうか。勝負事は「自制心、自省心」が何よりも必需で武器となる。(自分に薄いものである)

 我慢できない、謝れない、自分を含めてそういう大人がどれだけ多いことだろう?

 石川1級、上田2級、山口5級が棋譜調べ泊まり組で、坪井1級、来海新2級、星田5級が棋譜調べ帰宅組だった。今日は私はヘトヘトなので任せた。

日曜日の日記 1月23日

 ☆子ども日曜コース

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 日曜日は子ども日曜コースで午前中は「日曜コースA」だった。朝8時に目を覚ましてあわてる。泊まり組の弟子も昨晩は遅かったせいか誰もおきていない・・

 朝食を済ませ、掃除をして、子ども教室の準備をする。教室は10時からなのだが、私の性分で9時過ぎにはすべて済ませておくのだ。

 弟子がいるときは金太郎もケージから少ししか出せないので、不満げである。

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 今日は見学を含めて23名出席だった。指導対局は上田2級、私が下の方の子どもの級の指導対局を担当した。手合いは平松7級で阪上二段が補佐である。今は全体にレベルアップしてきたので、手ごたえはあるが、それでも途中で集中が途切れるようである。叱るのもエネルギーが必要だが、将棋に目を向けさせきれていないのも原因であると思う。

 私は叱るのは好きでない(誰でもそうだろうが)叱るよりは詰め将棋を解いてほしい、将棋を指してほしいのである・・将棋ならいっぱい相手をする・・?のである。

 ときどきパニック寸前の状態になるが、あわてない、あせらない、あらくならない、ことである?冷静にひといひとりの子どもをみていくと、金太郎の仲間?なのである。不特定になると騒がしくなっても手に負えないが、ひとりひとりの積み重ね?と思えば手に負える。人数が多くても少なくても、ひとりひとりと向き合うのが教室なのかもしれない。

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 歩越し銀が気になるが(桂を活用していない)攻めの姿勢がよい。まず攻めの気持ちが大切だ。それから基本フォームだ。この局面だと桂の活用をはかる局面設定である。ここから5六金、6六歩、同銀、6二飛、6五歩、5四歩、同歩、同金と進んだ。攻めの勢いがよい。

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 午後からは子ども日曜コースBだった。こちらは8名と少なかったが、その分指導対局が多くなる。阪上二段が指導で石川1級、山口5級も少し手伝わせる。私は来客があって中座した。

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 教室が終って、弟子が6名と多かったので十秒将棋のミニ大会をした。子ども子どもと思っていても、次第に大人に向かっているので、徐々に任せることも多くなっている。弟子離れも大事なことなのである。兄弟子が弟弟子を見ることは自分にとってもプラスになるが、そこには挨拶も含めてのルールも必要だ。今はそういうジャンルになると誰も教えてくれないし、叱るのもいない風潮にある・・

 他にも大切なものを伝えていくコミュニケーションがないと停滞するものなのだと思う。わたしは何もかもは出来ないのでお手上げの面もあるが、確実に言える大切なことは伝わらなくてもいい続けないといけないのだろうとも思う。伝わるのでなくて伝えるのである?意地の部分と空虚な面と無力感と、そういう狭間にあるものだ・・

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 日曜コースB

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 金太郎は正面から見るとあどけなくてかわいい?横から見ると少し怖い表情だ。この姿が幼い頃の恐竜から金太郎の面影である。

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こういう難しい表情のとき、やや危ない?手を出しても手に乗らない・・なるほど「その手に乗らない」という言葉の意味がわかるのだった。

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 アップで撮る。

 夜は年賀状大賞の選考をした。こういう作業は楽しい。しかし目の前の仕事やあれこれの雑事を向き合わないでいる「逃避の気持ち」が出ているのだった。

 


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