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土日の日記 土曜コース 伊丹日曜コース [日記]

  土曜の日記 1月29日

 ☆子ども土曜コース、土曜教室

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 土曜日は(1月29日)午前中、子ども土曜コースだった。藤原二段が指導で私が指導の補佐(下の級の子どもが中心の指導対局)平松7級と阪上二段が手合いだった。将棋教室があるときは、私は8時過ぎから掃除をして、成績表の作成や成績チェックなど準備をする。9時に阪上二段と平松7級がやってきて、また別の準備をする。

 テキストは毎月2回手作りで作成しているが、やや難しいかもしれない。全部問題方式にしたのは、講座だと読んでくれないからである。今のテキストも十分ではないが、なかなか時間を取れないので、ていねいなものは作れない。それでも一手、三手、五手全部で32問は毎回新しいものだ。上達のエキスものを作りたいが、まだ試作中である?

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 初めはみんな礼儀正しく、駒もそろえて開始するのだが、後半は静か組と騒がし組?に次第に分れてくるようだ。何とか全体のバランスを考えているのだが、なかなか難しい。子どもの頃から根っからの将棋好きの私には、将棋のときに騒ぐのがなかなか理解できないので、初めの頃は応対に困った。けっこうきつく叱ることもあったのだが、(今もあるのだが)ひとりひとりは憎めないので困るのだ?将棋の楽しさが8割くらいの教室にしたい。

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 厳密には6五桂、6六銀、5五歩で上手陣はつぶれ形だ。同歩、同銀、同銀に同飛と取ったが、同角の方がよい。5六歩には3七角成、同玉、5六飛があるからだ。

 攻めのパターン教えるには⇒飛角銀桂の攻めの形を作らせる。

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 ここから4四金、5三歩成、1二飛、4四金、同角、5四金と進む。1二飛では4五金、4二と、5六金と殴り込みをかけた方がよい。

 攻めは⇒攻めは殴りこみだ?時には荒く攻める。

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 9筋を攻められると上手は困る・・但し、この後の攻めだが、何故か9六歩、同歩、同香と走るパターンが多いが、9六同香では9二飛が早い。

 攻めは薄いところをねらえ!攻めはたいてい大駒が主役がよい!

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 玉を囲って攻めは後回しだが、これでもよい。

 平手も駒落ちも、まずは玉の囲いが大切だ

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 下手の攻めが問題の局面だ。5七成銀、同銀、同角成、同金、同竜と踏み込むのが正解だが、これが意外に難しい。

 おおまかに攻めは相手の守りの駒をはがすのが目的だ

 午後からは土曜教室だった。昼食を終えてから、私は2階で一休みして備えるのだが、ときどき寝坊してしまうこともある。土曜教室は大人が中心なので、静かな雰囲気である。13時~17時まであり、その後は若手が数人残って、今度はチャスクロック使用である。教室のときにチェスクロック使うと秒読みの音が気になり、指導対局にならないこともあるので、あるときから止めにした。

 大人組は喫茶店に行く。そこで将棋を中心の雑談をするのが楽しい。

 夕食はY君と平松7級が一緒で、宿泊組である。週末は将棋一色の生活が続くのだが、私の頭の中は常に「将棋の上達」が課題でノルマで悩みの種でもある?自分が強くなろうと思うのは過去形である。それよりも弟子や教室の子どもが将棋に向き合うようにと考えるのが、今は自分の最大の仕事と思っている。たいていはそんなにうまく行かないが、結果でなくて過程がすべてである・・一喜一憂、いや一喜九憂だが?それもしょうがない・・

 夕食の後はHIROに行く。最近は少し回数が減ったようだ。寒いのと競馬のGⅠがないのと?〇〇〇〇具合である?私はいいことかどうかわからないが、見栄を張るのが苦手だ。素直すぎて正直すぎてよくない場合もある・・でもたいていの場合に将棋や人間の?伸びを止める原因が「見栄っ張り」にあることを知ったときに驚いた。

 自分の足元をみていなのに気づかない体質がうらやましくもある・・私のように鎧を捨てすぎると寒さが肌身に堪えるが、鎧は重いはずだ・・でも見栄を張らないからと言っていいわけでもない・・この辺が生身の人間であり、言葉の含みである。現実はたいていすっきり明快でなくて、裏と表と中間があり、影と日向と中間があり、晴れと雨の間に曇りもある。

日曜日の日記(1月30日)

 ◎伊丹日曜コース

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 日曜日は(1月30日)午前中「伊丹子ども日曜コース」だった。出だしは悪かったが、時間ギリギリに出席が多くて、今日も賑やか?だった。指導対局をしていると、ときどき周囲の声が聞えなくなって、あわてて賑やかになっているのに気づいて声を出す。

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1五銀を1六銀とぶつけた局面だが、1六銀で1六歩、2八銀、2六銀の方が手堅い。

 初めの攻めは(突破口)手堅く指すのがよい

 途中からは大雑把な方がいい場合もある。突破口を見出すときは手堅い方がよい。

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 持ち駒に金があり、下手がいよいよ寄せの局面だ。8七歩、同金、6九成銀と指した、他に単に6八金打もある。寄せ形を気づいたが最後押し切れなかった。このあたりが大きなテーマだ。

 寄せは玉を詰ますまで終らない

 

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 下手が攻めそこなった局面だが、ここからもまだまだ優勢だ。8四歩、8七成香、8三歩成、3二飛、8五金、7八馬、5七玉、7七成香で下手も指せる。

 駒落ちは成った小駒の活用がポイント

 形勢不利でも駒落ちは終盤に持ち込めばチャンスがある

 昼間に帰宅すると、今日は「級位者研究会」だったのは私のミスだったようだ。この日に昨年から予定していたのだが、1月初めに開いたのに変更していたのを忘れていたようだ。平松7級とY君と高井7級の3名のみ出席だったので、内容を変えた。

 棋譜をつけた実戦の後は一緒に棋譜ならべをして、それから個別に私が指導対局をした。今はふたりとも奨励会で厳しい状況なのだが、こういうときこそ大きな糧を生み出すチャンスでもある。誰しもどこかで壁にぶつかるものなので、そのときが結果だけでなくて、この道に向き不向きがでてくるものなのだ。常に淡々とキャッチボールをして練習するよりない。

 私は自分が奨励会の頃からはほとんど無理な状況から、いろんな局面で運がよくて、それこそ運がすべてで今に至っている。ちょうどその運のよさのツケがきているのかもしれないが、どんな運命もいやいやながらのときでも甘んじて受け入れるよりない・・そういう覚悟を持ったり捨てたりあきらめたりしながら暮らしていく・・大切なのはつないでいくことと思っている。

 言より行いだ・・何を言うかでなくて、何をやるかだろうか・・そう思って自分を励ますのだった。

 


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