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テキスト作成 来客 [日記]

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 金太郎はこうやって、コピー機の蓋を開けてかじる。何度もやるので根負けしそうになるが、壊されたら困るので防戦する・・

 昨日は(3月18日金曜)朝、K歯科に行く。差し歯の型の調整である。「奥の方の歯が痛くないですか?」「はい痛くありません」私の歯はガタガタなので痛さも麻痺しているようだ?本来なら呆れ果てて治療してくれなくてもしょうがない・・劣等生である。

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 パソコンを覗きにくる金太郎、パソコンの画面も噛もうとする。

 朝、母から電話があって、「台所の冷蔵庫のところに夜中にネズミがでて、電話線をかじって困っている」とのことだった。電話も一時はできなくなって困り果てた様子だったので、妻にネットで調べてもらい、あれこれ対策を助言する。こんど帰ったときに携帯電話を持つことも話した。我が家では金太郎がかじって電話機を壊したが?

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 昼前からは、3月21日(祝、月)の「子ども入門教室」のテキストと、子ども教室のテキストの作成をする。入門教室の方は時間がかかった・・

 ★第一部は定員いっぱいだが、第二部の13時からはまだ少し空きがあります。初心者向けの教室です。ピピアめふに申し込みして下さい。

 14時に来客があった。宮崎から来られたMさん親子で、明日が小学生名人戦の西日本大会なのだ。二面指しで数局指す。私も子ども教室以外でこうやって指すのは久しぶりである。 今年に入ってから特に奨励会の級の下のほうの弟子の成績が悪かったので、暗中模索に突入した感じだった。

 今はレベルがあがって、研修会も奨励会も競争が厳しく激しくなっている気がする。ではどうしたらいいのかというと、やはりきちんと、詰め将棋や棋譜調べ、実戦など、自分にあったペースで地道なことを日々こなしていくよりないのである。結果が出ても出なくても、何らかの自分の姿勢を変えない方がいい・・そういう面と、反省の中からどうしていくのがいいのか模索していくよりない。

 今年に入って、いっとき弟子の成績をみるのもきつい・・こともあった。そういうときでも弟子も師匠も、のたうちまわって将棋に取り組むしかないのだろう。回りをみてもしょうがないのだ。自分自身の当事者意識を強く持って、膚で感じながら取り組むことだろうか。長丁場になると自然と出る結果が、本人の実力なのである。そう思うしかない。

 こうやって自分を励ましている・・どういう状況でも弟子には勝ってほしいのだ。

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 今日はあまり外に出ていないので、写真を撮っていなかった。こういうときは金太郎頼みである。

 夜はHIROに行く。東日本大震災からは通う回数が減っている。今日もテレビで見ながらの一日だったが、日が経つにつれ、涙が出てしまう悲しい話がいっぱいある・・被災地の東北の人たちのけなげさに胸打たれる・・よけいにつらい・・

 表向きのものと、リアルな現実のことはギャップもあるかもしれないが、こういう厳しい状況でも人がめげないで倒れないで踏ん張っている姿は、自分ももっともっとしっかりしないととつくづく思う・・現実に起きたことに比べて、自分が口にする言葉の空ろさ虚しさを感じてしまうが、それでも自分なりに向き合っていきたいと思う。

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 金太郎はまた全部ものを落とした。将棋の本から何からお構いなしである。


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宝塚神社に行く [日記]

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 昨日は(3月17日木曜)まだまだ寒かった。家にいて仕事をしないといけないのだが、落ち着かなくて、神社とお寺にお参りに行くことにした・・宝塚の逆瀬川で降りてスグの平林寺と隣の宝塚神社である。

 きれいに花が生けられてある。今度の東日本大震災へのお参りだろう・・

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 手が冷たいので手袋をして写真を撮る。お賽銭も用意してきた。本来なら梅を観に来ている季節である・・

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 無力感をひしひしと感じる・・

 

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 平林寺の境内

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 梅が盛りだった。紅白の梅が並んでいる。本堂にお参りする・・空が曇り少ししぐれて来た・・

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 見慣れた姿である。

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 平林寺から宝塚神社に向かう。いつもだと坂を上ればスグ隣なのだが、工事中だったので、下に降りる。隣のお寺の梅が見事だった。このあたりで映画「阪急電車」のロケもあったらしい。

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 祈ることと同時に、現実を直視する目も必要だ。しっかりと目を見開いて、今現実に起きていることに向き合い、自分の背丈でできることは何かを考える・・

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 生命感のある色彩

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 怒りの肖像みたいだ。子どもの頃のパグのトビオに似ている。

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 やさしい慈悲の表情だ・・

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 宝塚神社の梅

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 ちょうど受験シーズンだが、合格祈願・・

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 宝塚神社の本堂

 東日本大震災のお見舞いの絵馬を吊るした・・

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 宝塚神社を出て逆瀬川に戻る。アピアで義母宅への天ぷらセットを買って、久しぶりに串かつ「薪」で昼食にする。ここの串かつは絶品だと思う。でも何故かお客さんは少ない・・

 今は大手が進出して、どこもかしこも小さな店は苦戦の様相だが、確かに利便さや安価な方に向いてしまうのも現実だが、その分、何かを失ったのかもしれない・・しかし何がよくて何が悪いのか、一概に言えないのも現実である。

 大災害が起きると、何かが不安になって、自分の足元も心もとなくなる・・

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 今は情報も混乱しているようだが、被災地の現状や原発の危機に関してのニュースはしっかりみていかないといけないと思う。こういうときこそ、冷静にものを見ることが大切な気がする。

 家族の消息がつかめない、水、食料、医薬品、燃料、日常品などの救援物資が届かない、寒い季節が恨めしく思うが、被災地では深刻な状況が伝わってくる・・

 藤原新也さんのブログの中で紹介されていた武田邦彦さんのブログです。原発のことに関しての情報だ。

 正確な情報を伝えてほしいことと、正確な判断と対応をしてほしいと願うばかりである・・

 


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稽古に行く [日記]

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 昨日は(3月16日水曜)午前中、テレビを見ながら、何となく仕事をこなして過ごす。部屋の窓を開けて日向ぼっこさせるが、晴れたり曇ったりだった。金太郎は体もすっかり若者らしくなったが、ひょっとすると自分が一番と勘違いして権力を握ろうとしている?傾向も出てきた。ご機嫌のときはいろんな言葉を駆使してオンパレードのおしゃべりだ。妻も「リズムのセンスは凄い」らしい。作曲しているのもあるが、何故かさまになっている。他人がいてもこんな風にしゃべって歌ってくれたらいいのに・・貝になるのだ。

 今朝も耳をかじられて(痛いのだ)電気を消してさすがに叱ったが、金太郎はこうやって反応を試す場合がある。絶対にダメを言い聞かせるのと、すこしくらいのいたずらはOKの区別をきちんとしないといけないのが大変だ。

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 夕方から稽古にでかける。蛍池からモノレールに乗るいつものコースだが、東日本大震災のニュースばかりを見ているので、静かで平和な光景が不思議に思えたりする。日差しがまぶしくて、雨上がりのような澄んだ空気が広がる。心の中で泣きそうな気持ちの人が多いせいか、普段よりも真剣な表情の人が多く感じた。

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 太陽の塔の前を通り過ぎる。未来の夢のシンボルがこんな風に悲しく見えたことはない・・厳しい現実の今は、人間の力を信じよう・・そんな風にも見える・・岡本太郎さん生誕100年のポスターがあった。

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 モノレールからの風景は立体感があって、大局観がある景色だ。

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 夕方から稽古だったが、昨日はみぞれが舞う寒い一日だった。

 指導将棋は苦戦の連続で、フーフー言って、指導してもらっている雰囲気でもある?もう三十年以上通っているのだが、時代も状況も変貌している。

 後になっていろんなことが見えてくるが、そのときそのときに日々どう生きたか・・それが大事だろうか。常に最善を尽くしているわけではないが、結果的におおきな選択ミスもあるが、行き着く先が自分の運命なのだろう。悔いや反省や絶望などを噛み砕いて、日々の次のページを開くようなものだろうか。

 打ち上げがあって、最終電車で帰宅する。こういうときは人と会って雑談する時間がとっても癒される思いだ。

 


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清荒神へお参り [日記]

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 いつものように朝、金太郎を部屋に出す。金太郎は初めに決まったところで〇〇〇をする。源さんもそうだったが、鳥はケージを出ると真っ先に〇〇〇をする。身を軽くする本能なのかもしれない。金太郎は私が広告のちらしで受け取ってやるのだが、ときどきわざと逃げることもある。そのときは必死で追いかけて「金太郎、おいで」と諭すのだ。

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 いつもの週だと、今日は火曜日で園田競馬に行く日で、予定もしていたのだが、やはり東日本大震災と福島の原発の事故のニュースを観ていて、萎えてしまった・・園田に行くのが不謹慎とは思わないが、沈んだ気持ちでは・・無理である。

 妻の提案で、清荒神にお参りに行くことにした。何もできない無力感があっても、自分にできる背丈のことをしよう・・それしかないのである。

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 参道をゆっくり歩いて上って20分くらいで着いた。ちょうど涅槃図の特別公開の日だったらしく、拝観することが出来た。

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 本堂にお参りする・・目に見えないものにすがりたくなる・・震災の犠牲者の方々のご冥福をお祈りする・・

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 清荒神はかまどの神様でもある。

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 ローソクと線香を立てる。線香は火をつけて、手で振って消すのでなくて、すぐに真上にのばすと火が消える・・チビの葬式のときに教えてもらった。線香の煙は心を癒してくれる。

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 清荒神は山間の寺院である。真言宗なので、愛媛育ちの私は落ち着く。子どもの頃からお遍路さんを見慣れているのだ。

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自分の体の悪いところを撫でて、その手で自分の体に触れる。足と頭を撫でた・・

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 こういうときはお参りも身近に感じる。昔から人の手に負えないことを目の当たりにしたり、経験すると神仏に祈るよりないのかもしれない・・そういう世代か・・普段が信心深いわけでもないのだが。

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 梅が満開だった。悲しげな梅に見えた・・

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 一願地蔵尊に柄杓で水をかける。

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奥にある滝に向かう。左手の壁に不動明王がある。「どこに見えるのですか}」と聞かれたので「滝でなく左手の壁のほうです」「ああそうか。今まで滝にばかり目が奪われていました」

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 鉄斎美術館。イギリスのトニーホスキンが来たときはお気に入りだった。

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 参道の帰りにいた仲のいい「地域猫」である。何故か涙が出そうになる・・今は感情がいつでも壊れそうなくらい脆くなっている。でもこういうときこそ冷静さが必要なのだ。自分を戒めるのだった。

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 春の気配がする。今年は特につらい春である・・

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 帰宅して、かなりダラダラしてしまう。

 夕食の後で金太郎と遊ぶ。金太郎はいたずら盛りだが、人の気持ちに入ってくるものもあって、ヨウムはそういう鳥のようである。人見知りして気難しいのだが?人のそばが大好きなのである。

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 なにげない一日が過ぎて行く。この数日はいろいろ考えさせられて、自分の無力さと向き合う日々でもあった。これからもそうだろう・・

 

 

 

 

 

 

 


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東日本大震災 有段者研究会  [日記]

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 今朝は6時前に目が覚めてしまって、下に降りてテレビをつける。「東日本大震災」のニュースを見る。何が現実で何が起きているのか・・想像を絶する事態になっているが、命を守る救助の動きに安堵し、悲しい現実を聞かされると、声もなく重い気持ちになってしまう。そういう中で、冷静に行動している人の姿に感銘をうける・・

 大きな災害があると、何気ない日常が(普段は気づかない)平和の中で存在していることを痛感する。今年に入って、私自身も厄払いをしないといけない・・そう思っていたが、このとてつもない悪夢のような震災が起きて、本当に何が起きても不思議でない時代になったのかなあと思ってしまう。あまりにも大きな不幸が重なると、涙も枯れてしまうのかもしれない。

 死亡の方や安否不明の人数が、卒倒しそうな数である。こういう現実をどう受け止めていいのか、受け止めるものなどない・・それでも被災地では現実に対処していかないといけない。何とか助け合って乗り切ってほしい・・安易な言葉は出せないがそう願うばかりである・・

 そこに人災ともういうべき原発の危険さが現実を帯びてきた・・日頃の意見はどうあれ、最悪の事態を凌いでほしい・・祈りと怒りが混ざった複雑な心境の人が多いだろう。これで原発への不信が一層増すだろう。電力の供給不足の現実があっても、根本から見直す動きがでるのは間違いない。ただ今は被害がこれ以上何もないことを祈りたい。

 今日は(3月14日月曜)有段者研究会だった。8名出席だったが、みんないつもより表情は硬い。こういうときは何を口にしていいのか、適当な言葉は無いものだ。10時開始で、テレビの置いてある部屋でも研究会の対局があるので観られないが、逆にそういう静かな時間も大切な気がした。

 私も今日は「子ども教室」の事務整理をした。成績表を個人簿につけたり、出席簿をチェクしたり、みんなの成績を調べたりする。自分の気持ちが落ち着く作業というのは、案外、普段の事務的なものなのかもしれない。

 昼食を終え買い物に出かける。それまでおしゃべり三昧の金太郎が「キューン」と、私たちが出かけるとき特有の「いかないで」という意味のいつものさみしがる声を出していた。

 買い物を終えて、近くの公園に行く。おやつと飲み物を買っていたのだが、ちょうど母親と子どもが遊んでいた。平和なシーンだった。さりげない平和な風景に心が癒される・・

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 夕食後も棋譜調べをやっていいたが、夜の9時前に研究会が終ったようだ。外出から戻ると金太郎がポツリとさみしそうに待っていた。さっそく部屋に出す。

 こういう日々はどことなく重々しさがついて回るが、そんな中で普段の暮らしに戻す作業も必要に思える。自分にできうる分野を自覚して、しっかりこなすことなのだ。

 


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週末の日記 [日記]

 

 東日本大震災の被害の甚大さに声もなく、唖然とするばかりで、体中から力が失せてしまいそうです・・信じ難い被害の現状が報道されるごとに胸が痛みます・・現実から目を反らしたくなります・・

 謹んでお見舞い申し上げます。

 

 週末の日記を記録していないと忘れてしまいそうなので、書き留めておきます。

3月11日(金曜日)

☆安用寺六段来訪

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 順位戦最終局を終えて、安用寺孝功六段が来宅した。ドライブを兼ねて、三田のお蕎麦屋さんに行く。つくし摘みもかねてのつもりだったが、みぞれが舞って来た。しばらくすると晴れ間も見える、不思議な天気だった。

 店の庭先にニワトリ、アナグマ、イノシシの子どもがいた。

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 アナグマである、アライグマに似ている?

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 イノシシの子どもで、もう少しすると山に返すそうだ・・

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 安用寺六段はそばがきセット、私は猪うどん、妻はトロロセットを注文した。

 帰りに店のご主人から、山や歩きや自然との関わりの話をいっぱい聞かせてもらった。

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 店先で記念撮影をする。その後でHIROに行った。地震はそのときらしい。

 <3月11日2時46分頃に三陸沖を震源とする大地震があった。宮城で震度7を観測した。北海道から九州にかけて、広範囲で震度6強~1の揺れと津波に見舞われた。マグニチュードは8,8から9に修正された>

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 雑談していて、さりげなくテレビをつけて、画面に映った地震の映像で、「マグニチュード8,8ですか・・心配ですね」安用寺六段がつぶやいた。

 それからテレビに釘つけになる。阪神大震災のときを思い出した・・あのときは私は対局で東京に行っていた。朝からテレビをみたり、公衆電話で連絡したり・・気が気でなかったが、情報はほとんどなかった。今もその日のことは鮮明に記憶に残っている。

 <千田三段のお母さんから、千田三段が東京の手前で新幹線の車内にいる、その連絡だった。(三段リーグの最終は3月23日に延期された)結局、東京駅から引き返し、深夜の2時に帰宅できたそうだ>

 深夜までテレビに釘付けで、次第に体中が重くなって、つらくなる。余震と津波の猛威にいたたまれない気持ちになる・・一瞬にして消えてしまった町並み・・・別世界のできごとのようである。

☆3月12日(土曜日)

 土曜コース、土曜教室

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 3月12日(土曜)は午前中、子ども土曜コースだった。淡々とこなす・・変わりない日常の大切さと重みを感じる。

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 やんちゃな子ども達も、開始の挨拶のときはきちんとしている?駒を揃えて、正座して始める。途中から崩れてしまうのだが・・いつまでもたせるかである。将棋に目を向かせるのが指導の実力のバロメーターか?私は指導がようやく初段くらいの気がする。

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 八枚落ちでうまく誘導した?ここからが難関である。終盤はどうしても自分の力が必要だ。

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 五枚落ち戦で、うまく指している。次に1五歩、同歩、同香で万全の攻めとなる。端は飛車先を軽くするのがコツでもある。

 午後は土曜教室だった。

 終ってから喫茶店に行く。

 夜はでかけないで、テレビでいろんなニュースに釘付けとなる。被害が大きくなるたびに、目を反らしたくなる・・悲しみや痛みを感じる機能が麻痺してしまいそうだ・・しかし現実にひとつひとつ救助にむけての作業を見るたびに、ほっとする思いもわいてくる。

 明日も朝が早い仕事なので、1時過ぎに寝る。

3月13日(日曜日)

 ☆第54回京都王将戦 子ども日曜コース

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 京都アマ王将戦に出かける。今年も参加者が減ってしまって70名に満たなくてややさみしいが、来週の(決勝トーナメントと同時開催)「初段獲得戦」は50名くらいの参加があるそうだ。

 自宅では「子ども日曜コース」があったのだが、この日は出席が多いみたいなので、心配でときどき妻に電話する。阪上二段と坪井1級なので大丈夫と任せたのだ・・午前中は34名の出席で教室をこなすのが大変だったらしい。私がいない方がのびのびできるかな?

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 歴代の京都アマ王将の優勝者。私は20回あたりから手伝っている。懐かしい名前がズラリである。京都のアマ強豪はレベルが高いので優勝は至難である。

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 京都市内の風景

16名の決勝トーナメント進出が終って、いつもよりも早めに帰宅した。

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 私が帰宅すると金太郎はケージの中でおもちゃを蹴って、鳴らして喜んだ。それが喜びの表現のようである。さっそく部屋に出して遊ばせる。

 一日一日が長く感じる日々である・・

 

 


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東北地方太平洋沖地震 [日記]

  東北地方太平洋沖地震 

  昨日からのテレビの画面で流される映像を見て、声もなくただ唖然とするばかりです・・これ以上、犠牲がでないことを祈るのみです。阪神大震災から16年しかたっていないのに・・また大きな災害・・気持ちも沈みますが、被災地ではこれからも大変な日々が続きます・・

 原発の方も懸念されていますが、心配です・・

  地震被災者の方々に心よりお見舞い申し上げます。
  多くの犠牲者の方々のご冥福をお祈りいたします。


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子ども入門教室 [日記]

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 ☆ピピアめふ、将棋子ども入門教室⇒3月21日(月、祝)のイベントで、もっと前に告知しないといけないのをズボラしていた。春と夏に開いているので、なじみになっている?

 第一部はほぼ満員だが、第二部はまだOKなので、お早めに申し込んで下さい。のんびりかぼんやりか?行動が遅いのが最近の自分の特徴である?あれこれと振り回されているので、うっかりも多いかもしれない。

 このイベントは、「初心者向けにやってみようかな」とふと浮かんだのがきっかけで、、2年前に実現した。以前は2日続けてだったので、ダウンした。毎回申し込みが多いので、どんな内容にするのか思案するが、体験するたびに、難しさも感じている。それと、このイベントの受け皿として、昨年秋からピピアめふで「入門教室」も開いた。今は月二回第、4木曜日だが、4月以降は回数を増やす案も考慮中である。

 なかなか思うようにはいかないが、経験を積むごとにわかってくるものは宝物だと思っている。初心者向けの指導は意欲満々、でも出来はまだまだである・・

 どうぞご参加下さい!

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 今日は(3月10日木曜)朝、歯科に行く。ぐらついた差し歯の型をとりながら、虫歯のチェックであるが、よくぞ我慢してみてくれている?ありがたい・・

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 今日も日向ぼっこさせる。日差しが部屋に入ってくるのがうれしい。冬は無理だったのだが、春になると太陽の高さが違ってくるのだ。

 昼食を済ませて、詰め将棋のコピーに行く。一手、三手詰のプリントだ。木曜日の入門教室の子ども達はみんなしっかり宿題をこなしてくるのである。(子ども教室の子ども達はいろいろだ)

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 六枚落ち、やや攻めあぐみの局面だろうか。1筋にこだわらないで8二飛と8筋も攻める感覚がわかれば解決する。でも22級なら巧く指せている。

 今日は「子ども入門教室」があった。初めに大盤解説で、今日は「数の攻め」だった。それから坪井1級と分担して、駒落ちの指導対局、そして子ども同士の対局、それから大盤で今日のまとめをする。あっという間に時間が経ってしまう。

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 これは子ども同士の平手戦で、まずまずの駒組みだ。持ち時間は各5分切れ30秒だ。

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 これも子ども同士の平手戦だが、ここから終盤に入ると、めっきり弱くなるのはしょうがない。このあたりをどうわかりやすく教えるかが大きな課題である。

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 これも子ども同士の平手戦だが、ここからポッキリ折れてしまう。将棋は序盤、中盤、終盤で価値観が変わるので難しい。棋力によって理解度が違うので、何を急所として教えるかが問題だ。

 帰宅して、坪井1級と夕食を一緒にする。

 夜は金太郎と遊んでから「渡る世間は鬼ばかり」を観る。どこにもありそうな話なので、ドラマでも切実で重いものもある。この脚本はすごいなあと思う。自分ならどうするか・・

 現実も似たようなことがある・・そのつど大人の対応をしないといけないとわかっていても、滅入ることばかりである。渡る世間は鬼ばかりでもないと思うが、今の時代はそう思っていたほうがいいようである。渡る世間は仏ばかりでは決してないのだ?

 自分が痛い目にあったことは大きく見えて、他人のことは薄く、小さく、他人事に思う・・普通はそういうものである。自分の持っている価値観の客観性は?私の場合は2割くらいかな?と思っている(甘い)そして2割はわかっていても肌が合わない分野で、残りの6割は自分の手に負えない世界である。そんな感じだろうか。

 だから何が起ころうとも、6割は信じ難いことがあり得るのだ・・と考えるのも、客観性2割かなあ・・自分のなかで実現するのは1割も無いのだろう・・色眼鏡で世の中を見るのだった。

 


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日向ぼっこ [日記]

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 パソコンの邪魔をするので、金太郎をおろしてこの台の上に置く。きょとんとしているが、すぐに飛んできて、また邪魔をする。「遊んでよ」の仕草である。

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 少し寒いが日向ぼっこさせる。

 原稿が終って送る、ほっと一息ついた。

 昼食の後で、ヒゴペットに行く。クロ、金太郎の餌と、グッピーの餌を買う。クロはもともと歯がないので、ドッグフードのときは食べあぐねてかわいそうだったが、流動餌に変えてから、突如元気になった。声も大きくなり、動作も若返った。

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 金太郎お得意のポーズで、こうやって仮想敵を作って遊んでいるが、けっこう荒っぽい。おもちゃを蹴散らすのだ。ターザンみたいにケージの中で暴れ捲くっているのだ。

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 これは金太郎のゾーンで、ここに入ると手出しをしない?駆け込み場所である。夜にケージに戻そうとすると、ときどき逃げ込む。

 何でもそうだが、無理やりの行動は避けている。少し間を持たせて、それでもわがままにならないようにするのだが、結果的に私は甘い。弟子に対するのと同じ様だ?

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 ガチャンと咥えて落とす。してやったりの表情で胸を張る金太郎。

 コタツに入ると、頭が朦朧として、体がぬるむ。そうなると仕事にならない。最近は少し気が滅入ることが重なっているようで、それが慢性化してしまって、日々すっきりしない・・鬱のモードに入っている。もっともこういうときのほうが、冷静に(やや暗く重く)考えられるものだ。

 明るくさわやかなのもいいが、暗くて重いのも必要だ・・私は「最悪状態耐久思考」タイプなのでこういうことも慣れている。悟りには程遠いが、あきらめの感度は似ているのだ・・たいていのことは、水準のあきらめ?から出発する・・思考回路を広げないで、マイナス志向と友達になって、自分の行動範囲を狭くするのが解決法だろうか。

 自信たっぷり人間を?見ていると、うらやましいが、自分は何度生まれ変わってもなれないだろう。自己不信ではなくて、自己懐疑でもなくて、自己激励でもなくて、自己沈滞セルフモードに入った。

 

 


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園田競馬 C級2組順位戦最終日 [日記]

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 昨日は(3月8日火曜)午前中、原稿の仕事をやってから、園田競馬に行く。前日にダイスポを買ってから、おおまかな予想をするのだが、すぐに眠ってしまう。勉強と同じで予習復習が苦手なのだ。馬券を買うのは競馬の知識と経験と判断力、それから直感だろうか。

 

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 もともと園田競馬は妻が女性モニターに応募したのがきっかけだ。そのときは競馬場の案内、厩舎の見学、誘導馬のマコーリーにも触れられて弁当も出たそうだ。それから妻が通い始めて、いつしか私も同調するようになったのだ。

 この写真は2Rで、パドックを出て返し馬のシーンだ。今日は不良馬場でぬかるんでいる。内に砂を補充しているので、内が固くて、少し外に向かって走ったほうが有利らしい?私はこういう知識が全くない。多分、自分が騎手でも痛い目に合わないと覚えないだろう。

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 3Rの3番オランジェである。今日もパドックの周回を拒否している・・怖いそうなのだ・・だから可愛そうである・・そして怖いから逃げを打つ。これでときどき勝つ場合もある。騎手も逃げの坂本騎手なので、一発がある。でもこの姿を見ているといじらしい?

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 3Rのパドック。最後に騎手が乗ってレース場に向かう。前のレースで勝った騎手はパドックに来ない。騎手が乗るとまた馬の様子も違ってくる。騎手が引き馬の人に話しかけて聞いている場合もあるみたいだ。

 誘導馬は味わいがある。でも地方競馬では経費節約で、誘導馬をなくしているところもあるそうで、さみしい。園田競馬ではずっと継続してほしい。今は経営が厳しい時代で、どの業種でも普通にやっているとジリ貧になる傾向がある。何故こうなってしまったのだろう?世の中全体できちんと分析できていない気がする。

 政治が悪いとだけ言ってもしょうがない気もするが、政治の果たす役割は大きい・・はずだ。声が大きくパフォーマンスがすべてのような政治家?が目立っているのがはがゆい・・地道さが大事だと思うが、虚しいものもある・・資本主義が終りのない競争で、民主主義というのは結局は数の論理なのだろうか?よくわからない。

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 4Rは9番ニホンピロルーシー(大山騎手)が勝った。私の馬券はかすりもしない?今日は不良馬場で荒れ模様だが、1番人気の馬が不安定で、他はそうでもないので配当は高くない。不良や重馬場では先行や逃げが残る場合が多いのだが、今日はそうでもない。

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 5Rの芦毛バンブラツイオで、可愛いが強くはないみたいだ。このレースも本命と対抗馬が飛んでしまった。さすがにどちらかは馬券にからむと思っていたので、これも大外れだった。

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 5Rの10番ミツルドリーム(山崎騎手)と11番マイネルジョイフル(平岩騎手)どちらも動きが危ういぞ?案の定終ってみると4着、5着だった。終ってみると思い当たる節がある。結果論ではしょうがない。これも馬券は大外れだった。

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 7Rの本命馬シルクダイドウ(大柿騎手)はさすがに強そうな雰囲気があった。パドックでの姿や動きを見て、自分なりに見る目を養う?ことが大切だ。私の場合の基準はお尻の張りと体全体の艶だろうか?

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 パドックでは周回した後で馬に騎手が乗って、また回る。早めに返し馬に向かう馬もいる。馬は何を考えてるのだろう。不良馬場のときは「早く終わって帰りたいなあ」?だろうか。

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 第8R

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 第9Rの4番マンシュウクロフネ(下原騎手)である。目下4連勝で抜群の強さで、今日もさすがに堅いと思ったが・・

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 9Rは一着が9番イルサルト(川原騎手)で、二着は2番シュヴァルフォルテ(木村騎手)で、三着にかろうじてマンシュウクロフネが残った。パドックのとき隣のベテランらしきおっちゃんが、女性に「木村と川原は一緒には来ないで・・」このセリフが脳裏に焼きついて買えなかった。無意識に聞いているのだ・・ 今日の木村騎手はゴール前の粘りがすばらしくて、強かった。マンシュウクロフネが敗れて、場内も一瞬シーンとなった気がした。

 きっと不良馬場なのでゴール前に無理をさせなかったのだ・・そうかもしれない?

 <馬券では馬を追いかけてはいけない>これも鉄則らしい。

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 10Rは妻が取ってほっとひと息している。私は今日はワイドが一回だけで、後は全部外れだった。前の勝ち分がなくなってきた・・勝負事は負けたくない願望が強いと後ろ向きになっているのかもしれない。守りの姿勢になると、見事に木っ端微塵だ。そういう日だった。

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 小雨模様だったせいか、夕暮れがきれいだった。

 帰宅してトビオとクロに餌をやって、金太郎と少し遊んでから、外食に出かけた。サイゼリヤに行く。あれこれ悩ましいことがあると、オフの一日が過ぎるのがつらい?明日から学校か・・そう思っていた月曜日、子どもの頃と変わりない。

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 夜はC級2組順位戦最終局に釘付けだった。昇級者枠のあと一人が誰か・・弟子の成績はどうか・・弟子の将棋を並べて見てから、他の将棋を順番に全局観ていく。今では当たり前になったが、このネット中継はいいものだ。家にいながらにして、緊迫感を味わえる。ある意味では他人事なので、冷静に見られる面もある。

 心臓に悪いこともあるが、これが勝負の醍醐味なのだ。私の場合は①弟子の将棋の形勢と勝敗の予感②全部の棋譜を並べて、将棋の戦法や流れを見る③どちらが勝ちそうか、予想する④次にどう指すのか「次の一手」を予想する⑤順位戦だと、成績順の表を見る、などだろうか。

 こうやって勉強して行くと、棋力アップにも大きい効果があるように思う。自分がそう思っているので、私にとっては数少ない勉強時間なのである?

 澤田真吾四段が勝ち。8勝2敗なのだが、上位三人の負けキャンセル待ちなので昇級には厳しい情勢だった。こういうときは相手の負けを期待するというよりは、静かに勝負を待つ雰囲気だろう。結局やはり届かなかったが、澤田四段のシンの強さを感じさせる成績だった。

 増田裕司六段が負けで、つらい結果になった。前局が惜しまれるが、また奮起してほしいと思う。流れが悪いときは、じっと踏ん張って待つしかない・・

 糸谷五段は最終局も勝って、昇級に花を添えた。糸谷五段にとってはむしろ遅いくらいの昇級だろうが、来期も続いてがんばってほしい。大きなスタートだ。

 大石直嗣四段は6連敗の後の4連勝で、降級点を免れた。連敗しているときは、さすがに痛々しい雰囲気だったが、後半を踏ん張ったのは大石四段の根性を見た思いである。どん底を体験したのだから、来期は必ず昇級争いに加わってほしい。(師匠の寿命を短くしないでほしいものだ?)

 昇級の後ひとつの枠は、稲葉陽新五段が勝ち取った。おめでとう!

 横山泰明五段と阿部健治郎四段の将棋が最後になったが、昇級を逃がした横山五段の心中を思うと、重いものを感じてしまう。

 勝負の結果は淡々と飲み込むのみである・・また今日も余韻を残して寝る。あれこれ浮かぶのだった。

 


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