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土日の日記 4月23日、24日 [日記]

 土曜日の日記(4月23日)

 ☆土曜特訓コース、奨励会例会

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 土曜日は(4月23日)土曜特訓コースだった。間際の申し込みもあったが、定員越えで盛況だった。特訓コースの日は弟子が奨励会のことが多いので、私が朝の内に準備するが、金太郎も下に降ろして、指導対局の準備も万端だ。金太郎が将棋を指してくれたら言うことなしだが、少し?きついかなあ・・

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平手の対戦で持ち時間は各15分切れ30秒だ。ここから7四歩、9七角成、同香、7四歩、同飛、7三歩、8四飛、同飛、7五角、6四飛と進んだが、存外難しい形勢だった。

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 中飛車の強襲を受けるが、後手の穴熊も固くない。ここから6四歩、5八銀成、同金引、と進んだ。

  全局ともチェスクロック使用の四面指しなので、上手も結構忙しい。こういうときは玉を固めて少し余裕のある戦いにする。一手違いの決戦はミスが出やすいのだ。長丁場の戦いをねらう姿勢である。

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 これは五枚落ちだ。駒落ちでも玉を囲ったほうがいいように思う。この1筋の攻めの陣形は仕掛けあたりが勝負どころになる。

 特訓では平手2局が終わると駒落ち戦に入る。こちらはいつもの手合いから始めて一番手直りで落としていく。下手が勝つと逆に手合いを上げていく。だいたい上手が押し気味だが、下手も上手も油断するとどんどん指しこまれるのだ。

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 これは二枚落ち戦で、下手もうまい指し方ではないが、駒落ちは無理攻めをしなければ、常に優勢だ。「攻めて勝とうと思わない」ことが大切だ。「全部の駒を活用して戦う」この感覚を身につけたい。

 土曜特訓コースが終って、一息つく。結局100局近く指したようだ。さすがにフラフラになっている。子どもへの特訓だが、じつは自分自身への特訓を兼ねている?

 土曜日は奨励会の例会日でもあった。上田洋2級が1級に昇級した。もともと力は強いのだが、安定性がなくて師匠をヤキモキさせるタイプである。この昇級をきっかけに腰をすえて、早く初段をねらってほしい。山口孝貴5級も4級に昇級した。宮崎から通っているので、前後に私の家に宿泊している。一時は6級に降級しそうなときがあったが、何とか克服しての昇級だからほっとした。これからも気合を入れて踏ん張ってほしい。

 弟子の結果報告を聞きながら、どうも全体では負けのほうに傾くことが多かったのだが、ようやく真ん中に針が戻って来た感じだ。勝ちのほうに傾くのはいつだろうか?

 HIROから帰ると、棋譜調べ組が帰っていた。負けた将棋を並べるのだが、今日は私が並べた。やはり棋譜を見ると、いろんなものが見えてくるのだ・・好手や悪手だけでなくて、普段の生活の表情まで伝わることもある・・

 みんな初めはひたむきでも、それをずっと維持していくのは難しい。20歳以降は年齢を経るごとに退化していく気もする。芸事なら熟していくはずなのに何故かと思うと、修業していないから、修業の気持ちが薄らぐせいだろうか・・常に10年先を見据えた修業の気持ちを持っていないと、やっていくのは無理な気がする・・

 今は負けの痛みも軽いかわりに、喜びも薄いかもしれない。将棋で負けて人生で倒れていくわけにはいかないのだが、弟子を見ていると何か足りなく感じてしまう・・それは覚悟のなさだろうか・・頭でわかっていてもそれは1割に過ぎない気がする。将棋の勉強をがんばれでなくて、つまらないプライドを捨ててしっかり生きろということなのだが・・それをいちばん強く言いたいのは、もちろん自分自身に対してである。

 日曜日の日記(4月24日)

☆伊丹コース、T君特訓

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 日曜日は「伊丹日曜コース」だった。伊丹将棋センターまでは車で20分である。今思うと、車の免許を取っていないと無理な仕事でもある。以前なら私は一生車に乗って運転はできないと思っていたが、これも不思議である。

 写真との出会いもそうだが、(旅の仙人故水津英夫さんと出会ったのがきっかけだ)自分の好きなものが何なのか、あまり自分で決めつけないほうがいいようだ。自分に向いていると思っていることが実は不得手で、苦手と思っていることが実は得意だったりすることもある。

 伊丹コースも人数が増えてきたが、途中から騒がしい雰囲気になっている?将棋で楽しくてしょうがないのならいいのだが、みんなと一緒に遊ぶのが楽しいのは困る?それでも将棋は全体にレベルアップしてきて、手ごたえはある。

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 F準初段の初段への昇級試験指導対局の二枚落ち戦だ。微妙な形勢だが、ここから3五歩、4七玉、3六歩、同玉で上手ピンチになるが、形勢逆転した。でも最後に下手に寄せの好手が出て、昇級試験合格となった。クリアするのに1ヶ月掛かったようだ。

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 七枚落ち戦で、下手やや作戦失敗の局面で、ここから突撃するとまける。仕方なく8二銀から9三銀と繰り出してきて、振り出しだ。この前に下手は8五歩形で9筋を攻めるのがよい。上手に8六歩から8七金の守りをさせないのがコツだ。

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 S井君の四枚落ち戦で、ここまではまずまずだ。ここからあわてないで攻めれば優勢だったが、あと一押しが足りなかった。でもこの局面を作れたのがよい。

 伊丹将棋センターは駐車場が多いので、送迎がしやすいのと、教室を中で見学して待てるのも強みだ。ここで教室の子どもだけで将棋大会を開く計画、また木曜コース復活も考えている。

 帰宅して昼食の後は,T井君との特訓だ。久しぶりに家に呼んで将棋を指す。私は絶え間なく将棋を指すのが好きで、そういう点ではいい職業を選んだと思う。向き不向きはあっても?・・である。

 夕方は研修会を終えた、Y田君とY村君がきて、負けた将棋を調べるが、内容は全然ダメである・・将棋は棋力も上下するものなのだが、波長がかみ合っていないと、出来不出来の差は激しいものがあるのだ。いくら強いときがあっても、プロを目指すなら、実力というのは「いちばん弱いところの評価」なのである。なかなか力を出し切れないもどかしさを感じる。

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 みんな帰ってから夕食にして、それから金太郎を出した。週末はなかなか出せないので、久しぶりのようで、金太郎もうれしそうである。

 それからHIROに行く。皐月賞は馬連フォーメーションで取ったが、トリガミだった。GⅠは4回取っているのだが、ほとんどトリガミのようだ。3蓮単が外れたのが痛い。それにしても、三頭のうち、かならず10番人気前後の馬が入る。有力馬のできが極端なのも競馬の難しさだろうか。

 山あり谷ありだが、週末が終るとほっとする。


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