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ピピアめふの入門教室 [日記]

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 昨日は(5月12日木曜)朝早く起きて(5時半くらいだ)ぐずぐずする。いったん目を覚ますともう寝られない。というよりも夜の23時頃になると、まぶたがトロンとしてきて起きていられないようになっている。昔は完璧な夜型で、寝るのが2時くらいが普通だった。

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 朝、母から電話があって、まだ頭痛が取れないらしい。どうも風邪が主たる原因のようだ。困ったものだが、風邪は万病の元なので用心しないといけない・・薬が効かないのがつらそうだ。近所の人(Sさん)がおかゆを作ってもってきてくれたみたいだ。とってもありがたい。

 母の住んでいる市営住宅は昔からのだが、すでに新しい入居者はない。今住んでいる人の代で終わりなのだ。その前の一部屋で家族四人暮らしていた狭い住宅から、ここに引っ越したのは私が中学3年のときだった。卒業までまじかだったので、特別に自転車通学を認めてもらって前の校区の学校に通った。

 もっともその前の住宅に引っ越した前は、祖母の家の物置のような部屋だった?小学校2年のときだった。そのときの引越しは荷車で押して移ったことを覚えている。家財道具もほとんどなかったのだ。

 途中でとってもうれしかったのを覚えている。引っ越した後で、家族でうどんを食べたのも覚えている。貧しいけれど、私はあまりそういうものを感じたことがない。あるがままの暮らしでしょうがないのだ。ただどういうことであれ、何かを理由に気持ちや性格はゆがみたくない・・そういうものは持っていた。そういう意味では母のおかげで鍛えられた気がする。それは今も変わりない・・

 以前に埋立地に土地を買うとか他のところに引っ越すとか、いろんな話しがあったが、やはり無理をしたくない母の性格と、住み慣れたところと仲のいい人たちがいるのでどちらも立ち消えになった・・宝物は自分の暮らした環境にあるのだ・・

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 木曜なのでダイエーの「木曜市」に行く。1週間の買い物サイクルが定着してきている。私も押し車を引きながら見て回るのが好きである。これで料理でもできたらいいのだが、これはセンスがない。一度味噌汁だけはがんばったが、初めはおいしいかったが途中で挫折した。理想はおいしい串揚げだが、どうも無理である。

 夕方からピピアめふに行く。相変わらず「阪急電車」が人気ですごい人だかりである。「入門教室」はその横の会議室でやっている。毎月第2、4木曜日の16:15~17:45までである。昨年の秋から始めているが、なかなか思ったようには上達してくれない?でも着実に前に進んでいる手ごたえはある。

 どうも私はせっかちなので、結果を求めるのが性急すぎる傾向はあるが、それがある意味で「熱」である。強引に引っ張りあげたい気持ちが出てしまう。こういうときはたいてい空回りするパターンであるが・・でもどの分野でも、自分の熱を発進するが伝わらないタイプ・・自分のことが次第にわかってきた。そのギャップの中で見出すものが自分のささやかな財産である。

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 六枚落ち戦で定跡手順で、角を捨てて1筋から攻め込んでいる。ここから6八玉、1八香成、3七銀、2九成香、7六歩、1八飛成、7七玉と進んだ。

 3七銀に1七飛成、4八銀、2八竜が正解だが、こういう追求ができるとパワーアップである。入門のときは、攻めの遠回り、迂回はしょうがない。むしろそういうことも含めての総合力アップが課題である。

 六枚落ちは優勢の終盤からスタートして、勝ちきるパワーが必要だ

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 この局面でストップしたのでヒントを与える。「角を使いたい」そこで3四歩、6六歩と進んだ。またストップしたので「7五銀が邪魔だな」とヒントする。そこで7四歩、8六銀、6六角で下手優勢である。

 六枚落ちの上手は、下手の自然な攻めを教えながら、抵抗する?

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 何度も8筋を攻めようとしながら、銀がバックする。ここで角を切って攻める手を教えるか、角を切らないで攻めの体制を立て直して攻めるように教えるか、指導する側の分岐点である。要するにここから8五銀、8六歩、7七角成、同金、8六銀、同金、同飛、7七角の局面で下手が勝てるどうかなのだ。

 ここから9四歩、8六歩、9五歩、3七金に8五歩と攻めて、同歩、同銀、8六歩、9六歩の攻めを教えるか、どちらがいいのかである。

 六枚落ちの攻めは、指導者と子どもの棋力によって異なる。

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 これも1筋攻めの定跡パターンで、上手が3五歩と変化して、同角の局面だ。ここから3六金、5三角、2五金、1六歩、同歩、同香、1四歩、1八香成、3七銀と進んだ。厳密に言うと2五金に2三銀とされると手も足も出なくなり、上手は無理筋だが、しょうがない。

 こういう場合にどう教えるかが難しい。

 六枚落ちは攻めだけでなくて、守りが急所になりやすい

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 今度は子ども同士の対戦を見て回る。4六香で王手だが、その前に9八飛が取れる?不思議で不可解な局面だ。でもこういうことは入門同士の戦いでは起きうることなのだ。

 この局面の9五角はあきらかに一手詰めをねらって王手をかけている?(この単純王手はいけないと教える)しかしこの図いい局面である。課題がいっぱいで、何を教えないといけないのか、優先順位を考えさせられる・・

 入門者に教えるときは、悪手の優先順位が問題だ。

 終ってから感想を言う。「今日は始めはみんな弱くなっていた。けど(連休のせいだろうか)でも指しいくうちに感覚が戻ってきたようで、まずまずだっね」その後でひとりひとりへのアドバイスをする。私の描いた理想図を持って、子ども達が進むように・・そうはいかないが・・

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 坪井1級と一緒に夕食は焼き肉だった。久し振りである。今は金太郎に似た?食事サイクルで、野菜が多いのだ・・

 その後でHIROに行く。小雨だったせいかお客は少ない。ほっとする時間だ。

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 戻って金太郎を出す。すっかりここが遊び場になった。

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 夜は「渡る世間は鬼ばかり」を見る。意外な進展も多くて、やや不自然で迷いがちなストーリだと思ったが?どう結末していくのだろう。

 このドラマは現実を見るようでイヤだという人もいるが、向き合っている現実にどう対処するかを考えるヒントになることもあるし、「どこかに行きたいときは、そう願っていると必ず実現するものです」旅の仙人の水津英夫さんの言葉を思い出す。

 理想手順を描き出すこと、そしてあきらめないで歩き出すこと、結果を考えてぶれないようにすること、そういうことかなあと思うのだった。

 


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