対局 勝ち [日記]
昨日は棋聖戦の予選で、持ち時間が1時間の早指しの対局だったが、午前中、神崎健二七段戦に勝ち、午後からも田中魁秀九段戦にも勝てた。一日に2勝は一年分を勝ったようでとってもうれしい。
▲3六飛で少し指しやすい(次は▲7六飛や▲7三歩成の味がいい)と思っていたら、△6九銀と打たれてあわてる。正解は▲5七金△7八銀成▲5九角のようだが、△7七成銀▲5六金△2八角成▲同金で難解のようだ。
実戦は▲5九金△7八銀成▲7三歩成△6八成銀▲8二と△5九成銀と一気に決戦になった。これなら先に▲7三歩成の方がよかった。角を取られたときの成銀の位置が違う。私の方の方は△2三玉が不安定なのが頼みだ?
以下▲7一飛△2二金打▲8一と△1四歩(△1二玉も有力)▲5三歩△4六歩▲同歩△4八歩▲同金△4七歩▲同金△6九角▲3七飛△4九成銀▲5二歩成△4七角成▲同飛△4八成銀▲同飛△同角成▲3九歩で先手やや優勢になったようだ。
神崎七段は穴熊玉の迫り方で迷ったようだ。もう少し決めないで(△4八歩で△4七歩とぼんやり)指した方がよかったらしい。私の方はゲタを預けた格好なのでしょうgない・・
終盤は優勢だったが、寄せが見えなくてあせる。また負けたかなと思ったが、何とか振り切って勝てた・・こういうときいつも普段にもっと勉強しておけばよかったと反省するのだが・・この将棋は何度かゲタを預ける指し方がいい面に出たようだ。いつも自滅するので・・
午後からの田中魁秀九段戦は相穴熊のオーソドックスな展開で、ぐずぐすすると作戦負けのいつものまずい将棋になりそうだったが、何とか互角の戦いに持ち込めた。終盤はやはりゲタを預けてと金攻めに絞ったのが功を奏したようだ。田中先生には10年ぶりの勝利である。
久し振りの心地よい気分で帰宅する。
家では「有段者研究会」を開いていた。9名参加で対局と棋譜調べの内容である。優勝が藤原二段、2位が荒木二段、3位が西田三段だった。
いつもは弟子に負けた将棋の棋譜を並べさせるのだが、今日は師匠の勝った将棋を並べさせた?滅多にないので、まあいいだろう・・最後に終ったのが21時半だった。みんな結果を出してほしい・・そう願うばかりである。
週末と月曜日が終って、金太郎もようやくのびのびとケージを出られた。うれしそうである。弟子がいると、どこかぎこちなくて、私に甘えてすりよってくる・・金太郎は大いに人見知りするのだ。
夜は久し振りに缶ビールを飲んだ。
追記
今朝の朝刊で見たが(6月7日)能勢町にある「大阪府民牧場」が廃止になるらしい。今の橋本知事ならやりかねないと思っていたが、年約1000万の管理費のために廃止とは・・もういい加減にしてほしい。赤字財政のしわよせなのだが、この後に能勢町の無償譲渡で立てる学校の費用が40数億円らしい・・何かが狂っている政治である。
府民牧場を残すこと・・それができない政治とは一体何なのだろう・・もう民間にすべて任せたほうがいいみたいな気がする。何ともいえないニュースだった。