詰め将棋ティータイム [日記]
昨日は(6月20日月曜)午後から大阪に出た。関西将棋会館に寄って用事を済ます。それから福島駅そばの喫茶「ケニア」に行く。
ここは昔から懐かしいところで、村山聖の奨励会入会のときにあったゴタゴタで、入会を断念して一年間待つことになったことを知らせた・・その喫茶店でもあった。あのときの村山君の泣いた姿は今も記憶に残っている。
誰も悪い人間がいなくても、行き違いや何らかの誤解などで、起こりえないことが起きてしまう・・そういうこともある。私はそう思っている。その冴えなさが大人の社会かもしれないが・・自分自身があのときどういう行動を取ればよかったのか、後になって考えると悔やむこともあるが、そのときに真剣に考えて行動したことだから、そういう意味での悔いはない・・最善だったかどうかの悔いは常に残る・・
今もいろんなことで、いろんな判断を迫られることも多いのだが、常に変わらぬスタンスを持って決めていくしかないのだろうと思う・・一期一会という言葉があるが、常に何らかの選択を迫られるのは、そういう感覚に似ているかもしれない。生きていくという事は常に自分で判断して選択していくことなのだろう。
昨日は「ケニア」で詰小棋会があった。といってもTさんとふたりだけなので、詰め将棋でティータイムのようだった。
最近は私も時間があると、未発表の作を作っている。なかなかはかどらないが、けっこう面白くてはりがある。やはりどこまでいっても詰め将棋が根っから好きなのである。ノルマの詰め将棋もそこそこ作っているが、ダラダラとだがほとんど毎日関わっているので、暮らしの一部分の感じである。
14時から3時間半余り、解いたり感想を言ったりしていると、クタクタになる。Tさんの創作意欲、創作姿勢はとっても刺激になる。
場所を移して隣のビルの居酒屋に入る。後で合流したMさんとも歓談して、楽しい時間を過ごせた・・こういうときは時間があっという間に過ぎるものだ・・
23時前に帰宅したら、金太郎がまだ起きていた。うれしそうだが、さすがにもう出せないので「きんちゃん、ネンネ」と言ってカーテンを閉める。
ふと気づいたが、今日は写真を撮るのをすっかり忘れてしまっていた・・