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名人戦最終局の余韻 [日記]

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 昨日は(6月23日水曜)名人戦第七局の二日目だった。朝から衛星放送とネット中継を見る。気になってしまうので、他のこともあまり手がつかない・・何とか昨日のブログ日記を入れながらの観戦だった。

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 このアジサイは我が家の庭に隣のダスキン園芸の人が手間をかけてやってもらっている一環である。大いに助かる・・そしてまたアジサイが美しかった。

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 名人戦は森内九段の方が指しやすい形勢のようだった。3連勝の後で3連敗は普通なら勢いをそがれてしまって、そのまま押し切られそうなムードになってしまうが、森内九段の耐える強さのようなものが、流れを弾き飛ばしたのかもしれない。

 こういうとき困る。どちらにも肩入れしにくくて?決着が着くのが残念だ?それだけ興味深々の最終局になった。羽生さんに勝ってほしいし、森内さんに負けてほしくない、そんなファン心理である。

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 週刊現代の(7月2日)最新号に「死ぬのが早すぎた11人の天才」という記事のなかで、村山聖九段が取り上げられた。私にも取材があったので、自分の思いを話した。

 先日も大会の会場で「聖の青春」を読んで、森先生にお会いしたくて奈良からやってきました」という方にお会いした。取材のときもそうだったが、村山聖と一緒だった頃は、それが普通なので、特別な思いはなかった。多分、それは私の心の中で今も変わっていない。そして村山聖の純粋さにどう向き合うのか、それが自分への宿題のテーマだったのだろう。

 どんなときでも、今現実に直面している状況に、どう向き合っていくか・・それが突きつけられるのだ。そして常に新しい状況ばかりなので、過去の経験が役に立つときもあれば逆の場合もある。

 耐えて反撃の機会を待つ、それが村山聖の一貫した姿勢だったが、耐える状況の違いがあっても、誰にとっても似たようなことなのだろう・・人それぞれの思いは黙して語らず、黙して語れずの面もある。

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 昼間ペットショップに行く。主にクロの餌の缶詰がなくなった補充だが、そのときに店長さんに金太郎の出ている雑誌のコピーを渡した。とっても喜んでくれた。

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 昨日からケーブルテレビの時代劇アワーで「俄」が始まった。司馬遼太郎原作の「浪速侠客伝」より、今回は万吉の少年時代の話である。普通は勝ってなんぼだが、この男は負けてなんぼの行動を取る。子どもバクチの場所に行って、掛け金の上に乗っかって、いくら殴られてもどかない・・死ぬ気で向き合っているので、みんな不気味がる・・それを仕事にした?

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 森内九段、名人返り咲き!

 名人戦は森内九段の勝ち、さすがの羽生名人も逆転防衛への奇跡は起こらなかったようだが、まさに熱闘だった。さいごまで手を尽くして戦う姿には圧倒された。

 途中で局面を見ながら、どう指すのかさっぱりわからなかった。こういう手将棋は、次から次から局面がかわるごとに形勢判断を見直さないといけないので大変だ。

 最終局の森内九段の果敢さは素晴らしかった・・終っても余韻が消えない・・そんな勝負だったと思う。ふたりの戦いには勝ち負けを超えたものがあったのだろう。

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 夜はコピーをしにコンビニに行く。

 トビオもクロも高齢になって、暑さにやられそうなので、冷却マットみたいなものを妻が探して買った。まだ冷房をつけるわけにもいかないので扇風機だが、この夏は心配である。金太郎は暑さは平気(寒さのほうが苦手?)で、湿気も大歓迎なのだが、トビオとクロと金太郎のバランスが難しい季節になった。

 

 

 


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