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水魚の会、ミナミ散策 [日記]

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 心斎橋の大丸のヴォーリズの作で、手塚治虫の火の鳥を連想する。いつも通るたびに観るのだが、素晴らしい。建築のロマンだろうか。

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 いつもの会場で、黒川雅子さんの「水魚の会」の6名の人による個展があったので行く。難波方面はこういうときくらいしか来なくなったのでありがたいのだ・・

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 個展に一番乗りだった。ゆっくり観て回る。絵はひとそれぞれに、作品の風格が漂う。いつもと違う頭の奥の別の部分がフル回転する感じだが、感性というものだろうか。緻密なデッサンと微妙な色彩、全体のバランス、物を凝視するようだ・・

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 会場を出て、心斎橋を歩く。来るたびに雰囲気の違いに圧倒される。以前は単なる若者向けのやや稚拙な店構えが多かったが、今回感じたのは世代のずれというか、関東系のファッションの店が増えた感じがした(もちろんいい加減な感想である)

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アーケードの脇の道は暑くて歩けない・・心斎橋をブラリするしかない。

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 チャプリンの系統の子が先に歩いていった?無意識に追いかける。ある意味で絵になるのだ。女性の場合は痴漢と間違われると困るので、目を反らす?そういうニュアンスもあるので、人混みは苦手である。

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 道頓堀に着くとほっとする。みんなが同じ様にグリコの看板にカメラを向けている。これもひとつのシンボルだ。アジア系もヨーロッパ系も外人の姿が目につく。橋のふもとで何をしているのだろう?待ち合わせ?客引き?暇つぶし?

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 道頓堀といえばカニ道楽だ。児玉七段と亡くなった観戦記者の池崎さんらとでここで食事したのが昨日のことのようだ・・私がカニカニ銀の名付け親なのである。今は昔のこととなったのだ・・

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 昔、この先の日本橋あたりで稽古先に行っていたが、その帰りにこの界隈をよく散策した。

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 修学旅行の生徒達も多い。

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 法善寺横丁でおじいさんがしきりにポンプで何度も水を汲んでいた。その横にシャム猫が寝転んでいる。

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 こちらにもシャム猫がいた。親子か兄弟のようだ。人馴れしていて逃げない。

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 ガンコ寿司で昼食にした。ちょっとひとくちビールもうまかった。

 

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 昼食の後は、昔稽古に通っていたあたりを散策することにした。近くの公園に鳩がくつろいでいたが、暑さのせいでグロッキー気味のようである。

 

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 野宿の人だろうか、でもしっかり犬は日影につないでいた・・元気でな!

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 八幡筋なのでこのあたりのはずだが、すっかり変貌していてわからなかった。コリアンタウンになっていたようだった・・三十年近くになるのだ・・

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 この喫茶店は覚えていた。ときどき連れてきてもらったのだ。懐かしい・・

 

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 稽古の後は、ミナミか道頓堀界隈で夕食を済ませて、それから近鉄電車に乗って帰った。奈良に住んでいたころである。

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 この界隈は外国人が増えているようで、なんだかアジアの別の国に来たような雰囲気になっている?状況がさっぱりわからない。夜にくるともっと別の世界のようである・・

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 喫茶「アメリカン」に入る。ここのホットケーキを食べるためである?昔、私が大阪に初めて出てきた頃に、ここによく入った。それから映画を見に行った。会社の先輩か同僚と一緒だった?古きよき喫茶店のなごりが漂う・・

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 難波に向かう。

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 横断歩道、いろんな人と出会う場所である。

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 この店もよく入った。暇つぶしで散策も多かった。その後も、この近くの店で徹マンをしたものだ・・朝まで麻雀、翌日の夕方まで麻雀のときもあった。

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 天ぷらを買う?おばあさん。都会は若者向けの構造なので、私にも浦島太郎の気分でもある。歳月は街並みを消す・・かすかに残っているとうれしくなる。

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 松坂屋である。

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 歌舞伎座が見える。

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 地下鉄で帰る。玉手箱を開けるようである・・都会の風情は夢幻のごとくなり。

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 増刷本だ。ありがたい・・頼もしく見える。

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 金太郎が止まり木の間に入って、おしゃべりをはじめた。そして「ポン」と言って、妻に歌をせがむ姿は、どうみても子どもである。

 たまにミナミへもいかないと、圧倒されそうだ。時代が変わり、人が変わっても、暮らしていく人の生活は変わりないものがあるはずだ・・

しかしどっと疲れた一日だった。

 

 

 

 

 


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