木、金,土曜の日記 [日記]
木、金曜の日記
木曜の日記(7月21日)
☆午後から受験者研究会
午前中はダイエーの「木曜の市」に行く。ほとんど毎週通っているが、けっこう見るのも楽しいものだ。今の世間の一端が見える・・暮らしは毎日のことで、食料品売り場での買い物は日常の空気を感じ取ることができる。旅行にいったときの市場と同じである。
詰め将棋を作っていると、金太郎がパソコンの上に来た。のぞき込んでいる。しかし出るのに困ったようである。「きんちゃん、あぶないよ」と言うと「アブアイヨ」と返事する。
それならばと、パソコンのデスクトップの金太郎の写真を見せる。わかるかな?
今日は午後から「受験者特訓」を始めた。毎年のことだが、できるかぎりのエネルギーを注いでいる・・結果はともかく、みんな奮起してほしいと願う。
夕方、土曜の丑なので、「ひつまぶし」を食べる。いろいろ食べ方があって最後のお茶漬けである。おいしい・・贅沢な味だ・・しかし「ひつまぶし」は「ひまつぶし」に聞えてしょうがない。
最近、近くに「もりのぶ小児科」が開院した。車で通るたびに、どんなひとだろうなあと思ってしまう。以前、作家で「モブノリオ」という人がいて、びっくりしたことがある。もしも私が小説を書くのなら、探偵ミステリーか仁義なき戦いのような荒っぽいものか、いちばんいいのは現代の必殺仕掛け人のようなもの・・小林佐兵衛のようなtu痛快な主人公がいいなあ。
昔、天王寺の地下の赤提灯の串かつ屋さんで、ひとりで飲んでいるときに、カウンターの向こうの方に自分と同じ人物がいた!酔っ払っていたので、目の錯覚と思って、トイレに行って顔を洗って戻ったが、どうみても私だった。向こうも気づいたらしくてしげしげと眺めていた・・いまだに謎の・・夏のミステリーである。
金太郎はよく遊ぶのだが、まれに考える人になることがある。
金曜の日記(7月22日)
☆受験者研究会
また同じ場所で遊んでいる。ここがすきなのだが、よそ見しているとプリンターをこじ開けて壊すので要注意である。
鋭い目線だが、いかんせん格好は三度傘を被った渡世人、あるいはまさかりかついだ金太郎である。
金太郎はしっかり見る。何をか思わんやである。
この日は朝から受験者研究会だった。私もフル回転である。どっぷり将棋漬けである。
夜はグッタリして、マグドナルドに休憩に行く。お腹もすいた・・夜食はよくないとわかっていても、エネルギー切れである。
土曜日の日記 7月23日
☆土曜コースと土曜教室
この日は午前中「子ども土曜コース」だった。夏休みに入ったばかりなので人数が読めなかったが、普段と変わりない人数だった。
私はついつい、早く上達してほしい気持ちが出てしまうので、そういう目線で向き合っているのだが、なかなか難しいものだ・・将棋にはテクニックとともに、ある種の激しさかあるいは種の我慢強さが必要かもしれない。「じっと反撃の機会を待つ」この姿勢がほとんどかもしれない。
2時間じっと将棋に向き合うのはきつい面もあるが、本来は「好きこそものの上手なれ」ならいいのだが、今の子ども達には特に「きちんと戦う場」が大切な気もする。臆さずひるまずゆるがず・・もっとも自分にもそうなのだが。
七枚落ちで、下手が優勢だが、ここから寄せるまでは時間がかかる。「駒を前に進める」のはよいのだが、どこかスローモーで、かわいい?
これは八枚落ちで、攻めが成功して、やはりこれから「玉を寄せる」練習だ。
5七の馬が当然のように逃げようとしたので、手を止める。少し時間がかかったが、4八馬、同金、2八銀の寄せのテクニックを発見した。これが将棋の醍醐味だ。全般に子ども達の苦手な分野は「寄せ」である。
週末は人が多いので、金太郎もややストレスである。そこで出してやるのだが、スプリングクリップを外して待つと、こんな風にあっけなく自分で開ける。
右手にいる金太郎が、やはりプリンターを開けてかじっている。セルフで撮っているときに動いたのだ。
子ども教室が終わり、お茶を飲みに行って、夕食を終えて、ひとくぎりだ。
電話が鳴って受話器を取り話していると、金太郎がそばに飛んできて、腕を噛んだりつついたり好き放題である。「コラッ」と言えないのを知っているのだ。日頃頭が上らない私に、抵抗のようである?動物はよくわかっている。常に下克上をねらってもいるのだ?
すぐに電気を消してケージに戻す。「金太郎!」金太郎もばれたかという表情だ。
朝晩の金太郎との遊びは何よりもくつろぎの時間だが、なかなか目を離せないのだ・・この夏は普段の5倍くらい忙しいが、すべて全力投球である。そう思っている。