水、木,金曜の日記 8月24日、25日26日 [日記]
水曜の日記
☆奨励会二次試験、奨励会例会
水曜日はオフだったが、家で仕事しながら休んだ。O君の二次試験の結果を待っていたが・・だめだったようだ。待ちくたびれたが、どっと疲れが出る。今年の受験は私の門下では4名受験で合格者はいないことになった。ある程度は覚悟しての夏の特訓のスタートだったが、結果的にも実力不足の結果に終わったようだ。でもみんな追い上げて健闘はしたと思う。そういう面で私も悔いはない。
弟子の苦闘を見ていると、自分にできることをこなしていくこと・・そして物足りない面をどう伝えていくかだろうか・・私は弟子というのは勝負の結果のみの縁とは思っていないので、一緒に将棋に向き合っていくことが好きである。課題は多いのだが・・
でも個々に心配していた面が出てしまったが、悪い予感の方が当たるのが現実のようである。そういうものをくつがえすのが修業であるとも思う・・将棋はどこかで必ず大きくて厚い壁にぶつかるものだが、早くプロへの道をスタートさせたいのと同時に、総合的な実力をつけなければいけないことも痛感する。
電話の向こうで負けて泣いている姿を思うと、これを糧にがんばってほしいなあと願う。
この日は奨励会の例会でもあるので、あれこれ気になる。いつもこういう感じなのだが、なかなか思うような結果は出ないものだ。自分自身もそうだと思うが、あきらめないで耐えて待つことしかないのである。我慢しきれなくなると、崩れるのは加速するものだ。積み重ねていくのは時間がかかる・・
金太郎の定位置の止まり木?である。
私の座るイスに止まって、網を噛んでいる。この網は金太郎の餌を掃除するときに使っているのだ。
網を蹴る。
落ちた網を拾って戻すと、また咥えた。金太郎の遊びに手伝う。
夜はK四段と電話で話をする。
奨励会の棋譜調べをする。上田1級が帰ったので宿泊は石川初段、坪井1級、山口4級だった。さすがに少しバテた。気持ちも暗いが、めげられない・・
木曜の日記 8月25日
☆木曜子ども入門コース
ここ数日は写真を撮っていない。忘れている。それで家の周囲を見渡した?
ダイエーの木曜の市に行く。9時に開店だが店内で「木曜モックン」が待ち構えている。人形に入っている人は大変だ?意外に衣装の中は狭いのだ。でも愛嬌たっぷりである。
まぐろの親玉だが、さすがにかわいそうやなあ・・
木曜日はピピアでの木曜入門コースだった。この日の大盤解説は実戦からの次の一手だが、駒を取る問題に絞った。簡明な方がいいようだ。
これは七枚落ちだが、早速負けパターンに突入してきた!?
これは八枚落ちの棒銀戦法が成功だが、ここからの寄せが問題だ。
七枚落ちの中盤だが、序盤で攻めが失敗した後は盛り返している。
入門コースが終るとほっとする。この日はわりといい雰囲気で手ごたえもあったが、全体にまだまだ非力である。パワーアップが大きな課題だ。
金曜の日記 8月26日
★対局負け
金曜日は王位戦の予選、船江航平四段との対局だった。
JR大阪駅で電車を待つ。
相振り飛車の戦いで、私の方が珍しいカニ囲いだが、やはり玉が薄い。△3三桂までの局面だが、ここから▲5五歩と角を取るのは△4五桂で次の△2六飛のぶつけが厳しくて不利である。
図から▲7九角△4五桂▲3五角△3三角▲5五歩△3四飛▲4六角△2四角▲8五桂△4六角▲同飛△4四飛▲3六飛△3五歩▲同飛△5七銀と進んだが、この順は危険だった。
▲7九角=これで手ごたえがあった。
△3三角=△3四飛▲5五歩△3五飛では▲7四歩で不利とみての勝負手だが驚いた。
▲5五歩=▲2四角△同角▲7四歩では△5七銀で勝てない。
▲4六角=▲6八角は△8七銀が気になった。
▲4六同飛=▲同歩△8七角▲7七飛△6五角成▲4五歩のほうがよかった。
△4四飛=決戦をねらう。
△3五歩=これでは先手がよくない。
中盤のねじり合いで間違えたが、玉形の差が出たようだ。やや口惜しい負けである。
B級1組順位戦もあったが、山崎七段負けでこちらも残念である。これからの奮起を期待したい。負けると体調も悪くなる・・後半はつらい夏になったが、めげないでいこう。