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土曜コース、土曜教室 [日記]

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 昨日は(9月17日)午前中子ども土曜コースだった。指導は私で補佐が千田三段で手合いが阪上二段である。膝が痛いと正座が出来ないのでやりにくいのだが、動き回らないように指導対局に専念することにした。

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 昨日はいつもよりも欠席が多かったが、秋口になると学校の催しなどが重なって人数も曖昧である。

 指導しながら「間違えそうな局面」について考えた。そこを追求すると上達のエキスの解明の謎がひそんでいるかもしれない?

 将棋に限らず、エキスとしては集中力、持続力、忍耐力、決断力、分析力、洞察力、読む力、いろんな面から捉えられるが、技術的な面と精神的な面の両方があるように思う。将棋は気持ちが入っているかいないかで、大駒一枚くらい強くなったり弱くなったりする。

 強くなろうと思うか思わないかでもかなり違ってくるし、メンタルな要素が大きく占めるのもあたっているが、やはりテクニカルな要素が大きいと思う。中盤はプラスを積み重ねることが大事だが、終盤に入ると、玉の危険度と相手玉への寄せの力が大事になってくる。その切り替えがとっても難しいのが、将棋の上達を妨げる要因かもしれない。

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 上手が4六角とのぞいた局面で、「間違えやすい局面」のにおいがする?実戦は3五歩、7三角成、3六歩、4五桂、1三角と進んだがやはり桂をタダで取られては下手が不利だ。6三金と守るよりない・・みたいだ。

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 一見下手が苦しそうな形勢だが、実は上手は歩切れなのでチャンスでもある。これも「間違えやすい局面」だったが、3六歩が正解で下手が優勢。

 こうやって観ていくと、難しい「間違えやすい局面」をいかに切り抜けるかというのが、将棋の醍醐味であり、将棋の厄介さ?かもしれない。強くなるためには難しい局面を打開していく経験や体験がいっぱい必要みたいだ。ただしそういう局面だと感じるのが出発点だ。

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 午後からは土曜教室だったが、わりと欠席が多かった。土曜教室は人数がどれくらいが適当なのか難しい。指導対局のみの教室なので、お客さん同士の対戦は今はほとんどやっていない。ときどき将棋クラブと間違えて電話がかかってくることもある。私は指導対局では駒落ちと平手の併用を奨めている。

 終って喫茶店に行く。

 夜は金太郎を出して遊ぶのだが、膝が痛くて早めに切り上げる。金太郎は元気なので一緒に遊ぶとバテるのだ。

 最近は自分自身が自分への絶大な?信用が失せているので?いろんなことが手探りである。私は謙虚そうに見えて?わがままなので、聞く耳を持たない面としおらしく聞く耳を持っている両面があると自分では思っている。得意はこじつけで、苦手は押し付けである。

 弟子を持って人と絡んでいるといろんなことがあって、では人と絡まない方がよかったかなあと思うこともあるが、縁を持つことはある意味で何かを一緒に背負う面もあるのだ。後悔することもあるが、師匠の基本は弟子を育てるのでなくて、弟子が育つのを見守ることだ・・そう思っている。しがらみや後悔はつきもので、それでも弟子が育つことを信じたい・・そういう淡い、甘い期待をことごとく打ち砕かれるのが試練だろうか。

 土砂降りの中を見回るような感じだろうか・・自分の不出来さを思うと、弟子にも大きくはのぞめない。いやそうだからこそ弟子に大きく育ってほしい気持ちも強いのだろうか・・と思う。

 


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