向日町競輪に行く [日記]
昨日は(1月27日金曜)兄弟子の滝七段が来るので、待ち合わせて向日町競輪に行くことになった。今回は妻も一緒で、宝塚から171号線で車で行く。
車で向日町競輪に行くが、道が混んでいて少し時間がかかった。妻と一緒に来るのは3度目だが以前は暑いときだった。いつ来てもいい雰囲気だ・・昔ながらの下町の娯楽みたいな空気である。
勢ぞろいしてスタートだが、レース前の緊張感が伝わってくる‥この辺ですでにヤジが飛んでくるのがすごい?ヤジも味があると聞いていても面白い。
風が冷たいが、日が差し込むと少し暖かい。選手はどうなのだろう?
勝った選手のインタビュー
中継車のようだが、画面にオッズや解説も出る。
日が差し込むと、スタンドも少し人が増えてきた。寒いと室内にこもる‥
スタートしても動かないときがある?様子見のけん制だが、やや不満?
けん制し合って、弱いグループの方が勝ってしまう‥この日はこのパターンで大穴も出ている。そういうときは痛烈なヤジが飛ぶ。今は全員やさしい時代で?辛口が新鮮に感じる‥選手も鍛えられそうだ。ら抜き言葉の時代はよくない?
ネットにしがみついて見る‥行け!という声も飛ぶ。
五周回るのだが、最後の一週の前に鐘(ジャン)が鳴る。それまでは虚々実々の駆け引きだ。競輪が推理と読みの勝負なのがわかる。たいていそばの誰かが解説しおてくれる・・お互いに知らない間柄でも旧知の友のような話しぶりなのが面白い・・
冬の夕暮れはきれいだがさみしい‥
メインレースなので、場内観戦ツアーのようだが、寒そうだ‥
地元の京都勢の村上義弘、村上博幸兄弟が人気の中心だ。
地元の京都勢が五人でラインを組んでいるので、まず必勝体制だろう・・そこに渡辺一茂選手と海老根恵太選手がどこまで抵抗するか‥
本命の村上義弘選手がきっちり勝った。「うれしいです。いつまでここでやれるかわかりませんが、準優は頑張って、絶対に決勝に残ります。」向日町競輪場の存続の危機感と、責任感だろう、勝っても緊張して固い雰囲気での談話だった‥
どうしてこういう流れになったのだろう‥今はどこもどの世界も厳しい時代だが、単純に赤字黒字で左右されることばかりなので、いい加減ゲンナリする面もある。しかしではどうするか・・となると簡単には決めつけられないものがあるのが歯がゆい‥
「森さん世の中は損か得かで生きている人間と、そうでない人間の二つにわかれます‥損得や勝ち負けだけがすべての世界は底が浅いのです・・」写真家の西川先生の言葉を思い出す。でも現実は損か得かを無視しては生きていけない・・そういうことばかりでないバランスの取れた世界になってほしいものだ‥むなしい願いなのだろうか。
向日町競輪場の裏門、セルフで記念撮影をする。
帰りはJR向日町駅前の「情熱大陸」でない「情熱ホ〇モン」で食事をする。それから兄弟子と別れて帰る。帰りは渋滞もなくスンナリ走れた。
金太郎は初めは元気が失せていたが、すぐに戻って喜んでいた。