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伊丹コース 受験者特訓2,26 [日記]

 日曜日の日記 2月26日

 伊丹コース、受験者特訓

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 昨日は伊丹日曜コースだった。寒いせいかみんな遅い‥出席も少な目だった。指導対局用の駒を並べようとすると(いつも始まる前に並べておく)手がかじかんでいる。

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 5枚落ちで明らかに下手の攻めが失敗だが、ここで4四角とされ困った。仕方がなく1六香のときに1三歩は弱気だった。1五歩、同香、同飛、同銀、1七角成と踏み込みたい。この辺の攻めが課題である。「攻めは強気で、守りは手堅く」だろうか。

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 二枚落ち戦で、7八歩の手筋に6八銀と利かされているので上手が苦しいが、下手もこれ以上は攻めにくい局面だった。この後は6四飛から7三桂と活用していい勝負だった。

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 七枚落ち戦で、ここから7六竜や4七金打とする子も結構いるものだ。4七成銀、5六玉、5七竜、6五玉、6七竜、7五玉、7七竜となって寄せきれた。やさしいようだが七枚、八枚落ちだと意外に難しいものだ。

 「攻めなさい」とばかり言うと、無理攻めしたり焦って自滅するパターンもある。攻めの感覚が身に着くのはどうすればいいのか、初心から初級への大きな課題だ。

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 午後からは受験者特訓だが、昨日は研修会なので指導は二名のみである。二面指しで夕方までみっちり平手の先手、後手、香落ちの繰り返しの指導をする。

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 研修会の結果報告の電話が入ってきた。今回はよくなかったようだ。私は悪いカンだけあたるのでイヤになることもあるが、心配していた‥これは動物的な直感なので説明のしようがない‥しいて言えば、自分がそうなので余計に心のスキに敏感なことだろうか?

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  週末のスケジュールをこなして、ようやくオフになる、日曜日の夜はうれしい気分だ。仕事を抱えているが、何となく寝るのがもったない気分である。金太郎とたっぷり遊んだ。

 

 ゲラの校正をしていると、目がショボショボになって、二階から電気スタンドを持って来てもらう。妻の風邪もようやく収まり、少し一段落である。ふと思いついてJRAのネット馬券を見直すと、中山11Rの3連複の万馬券が取れていた。以前に間違い馬券が当たってから、JRAの馬券は常にプラスで自分のおこずかいになっている。(意外に必死なのだ?)

 

 私は常に子どもの頃から貧乏には慣れているが、いじけまい、あなどるまい、振り回されまい、そういう経済意識?が身に着いている・・いざとなればどんなことをしても生き抜く、暮らしていく‥それが自分の三つ子の魂のような気がする?

  中学高校くらいからは新聞配達や奨学金などで、親から小遣いはもらったことがなかった。それが奨励会に入ってから、20歳過ぎになぜか親の世話になって、しかも大阪に出るときのフェリー往復運賃をもらうのに言い出せなくて、困ったことがある。素直に言えばいいのだが、性格的に私はできないのである。仕事に出かける母親が何も言わないでテーブルの上に置いてくれていて、ようやく行けた‥

 それで負けて帰るのはつらかった。でもそれも現実だった。勝負に感情の入る余地は少ない。ただ苔の一念ではないが、将棋に限らず、自分がきちんと生きていかないといけない‥そういう思いを感じたのはあっただろうと思う。弟子に求めるのは結果がいちばんだが、それ以上に願うのは勝ち負けでなくてひたむきさだろうか。

  現実はうまくいかないことばかりなのである・・それが前提だ。そこから出発なのだ。細々とヨロヨロとだが歩いていくよりない・・

 

 


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