仕事と片づけの日々 [日記]


昨日は早朝4時に起きて、急ぎの原稿を書く。将棋以外の原稿なので珍しいが?何とか仕上がった・・詰将棋を作っていた方がむいているかなあ・・でもたまにこういう仕事があると刺激になって、とってもうれしい。
終わってから、息子の部屋の片づけと大掃除をする。布団圧縮袋も買ってきた。我が家は弟子が泊まるので布団が多いが、整理する。不用品を庭の片隅に並べて行くと、いっぱい出てくる‥
片づけても 片づけても ゴミの山
昨日のネット競馬の勝ちに味をしめて、名古屋競馬に手を出すと、まったくダメである。もっともそういうことが多いと想定して、額を少なめにしていた。
夕方からの川崎競馬をやると、ここは相性がいいのか、また勝てた。結局、今日のトータルは少し負けだった。左回りの競馬場がいいのかな?
夕方から勉強に来ているT君と将棋を指して、その後で金太郎を出した。
金太郎は日替わりで行動が変わる。昨日は妻が「きんちゃん、すずめさん、ねんね、トビオもネンネ」と言うと「オハヨ、スズメサン、トビオ、オハヨ」と明らかに反発している?
ケージからもスンナリでないことがあって、金太郎なりに何やかや工夫しているのだ?
片づけと仕事の日々 [日記]


眼鏡で遊ぶ金太郎は悪い顔だ?
昨日は(5月16日木曜)午前中、レーザーのリハビリの後で、ダイエーの木曜の市に行く。久しぶりのまとまった買い物だ。
昼食の後は、息子の部屋の片づけと原稿の仕事と、テキスト作成をする。
ビデオなどが燃えるゴミなのは知らなかった。今朝の小型不燃ゴミで、シールを張られて戻ったゴミがあって、ややこしい。30センチを超えるものはダメらしいのだが・・何度説明書を見てもわかりにくい。
夕食は家では久しぶりのステーキだった。味はまずまずだろうか。ここ数日は体を動かす作業も多いのでバテ気味だが、逆に体力は戻っているかもしれない。
ネット将棋の後で金太郎を出す。これはファイルの中のものをかじろうとしている。見ると棋譜用紙だったので止めさせると、少し反発された・・
金太郎は最近よくしゃべるし、自分の意志をはっきり出すことが増えてきたようだ。なかなか一筋縄でいかなくなってきている。また反抗期もきそうだ‥そういうときでも力づくはダメで、ごまかし作戦かとぼけ作戦を考えている。

「きんちゃん、ねんね」と言うとすかさずこんな風に逃げて行く。幼いころはごまかしていたが、今は用心深いのだ。
今日は、昼間はネットで園田競馬は負けだが、夜の川崎競馬で勝ち。もっとも片づけと仕事の合間に馬券を買うので、大雑把である。レースの時間になると手を休めて観戦するのだ。
園田競馬は難解な詰将棋みたいで、お手上げなので、ネットで強豪の予想を勉強してみた。どういう馬券を買っているのか‥私も登録しているが点数が低いので☆がひとつしかない‥(☆5つが最高)
ネット将棋の24で強豪の対局を観戦するのと同じだろうか?
片づけと仕事 [日記]


昨日は(5月16日水曜)午前中レーザーのリハビリに行くと混んでいた。一か月に1回の注射の時期が過ぎているのだが、待つ時間が長いのを理由に逃げ腰である‥薬をもらって帰ることにする。
薬局で将棋教室のH君とお母さんに出会った。熱があって病院に来たらしい。この薬局で会ったのは3人目である‥
帰宅して、昼食の後、一休みする。それから息子の部屋の片づけだが、今週は天気がよさそうなので、不用品を外に出すことにした。それでもなかなか片付かない。家を出て長いので、弟子の宿泊用の布団、私の雑多ものや、旅の仙人の水津さんのものなどが陣取っているのだ。
ときどき片づけに飽きて園田競馬をネットで観戦する。少し手を出したが、まったくかすりもしない。最近の園田競馬は木村騎手と川原騎手が絶対に近い信頼がおけないどころか、他の騎手が奮闘するパターンが多くて、配当は妙味が出てきたが、予想が難しくなっている気がする。
いい傾向なのだが、リズムがつかめなくて、しばらく「見」がいいのかもしれない。
片づけをやめて、ノルマの仕事を調べると、どっさりためていることに気づいてあわてる。原因は息子の引っ越し準備に追われているのと、仕事をこなすピッチがなまってきていることにあるようだ。要するにくたびれて頭が冴えなくなってきているのだ・・
夜はネット将棋を終えて、金太郎を部屋に出す。パソコンを終えた瞬間に「ハイサヨナラー」とつぶやいたそうで、金太郎恐るべしである。
金太郎を遊ばした後で、寝かせる。それから散歩がてらにコープまで歩いた。それからゲラの校正をしながら、テキストを作成する。
頭がビンヤリしてきたので、少し早めに寝た。
不用品回収 [日記]

寝ているトビオの上でいたずらしようとしている金太郎。



眼鏡を取り返しに行くと噛もうとするので、甘噛みとわかっていてもはずみできついときがあって、結構慎重になる。
眼鏡外しがうまくなって困る・・
昨日も(5月15日火曜)大阪に出る。続けて外出は珍しい。
小雨が降っていて、降水確率100パーセントだった。大阪駅の変貌はまだまだ続くが、大阪の玄関なのに、目立つのはビジネス企業の商戦ばかりで文化的なものが薄いのが気になる。利益誘導や消費のみでは心が飢える‥そんなに甘くない時代とはいえ・・
何度か通うと風景にも親しみがわく。
暮らしは風景を身近にする
猫がいた。猫はやさしい人がいないと生きていけない・・?
小雨だったので、大阪駅で弁当を買っていた。
13時過ぎに不用品回収の業者さんが来た。手早く片づけが始まった。さすがである。
次第に物が減ってきて、気持ちよくなってくる‥入居当初の部屋は心地よいのだが、そういう感じになってきた。日々不用品であふれる暮らしだが、「捨てる」のは技が必要なのだろう。
終わって、今度は引っ越しの手配をする。これも即決だ。管理会社にも連絡してほぼ8割片付いた・・息子に日程の確認をして帰ることにする。
毎回、環状線のホームを間違えるのだが、昨日は大丈夫だった。
小雨窓?からの風景
今風の看板だ・・私は苦手である。阪急電車に乗って帰るのだが、ふたりとも居眠りして宝塚まで行ってしまった。少しほっとしたせいもあるだろう。
帰宅して休む。少しガタがきている。夕食の後でレーザー治療に行く。
ようやく金太郎と遊ぶ時間だが、留守の後の金太郎は荒っぽい。何度も噛みに来るので、そのつど電気を消して叱るのだが、気持ちもわかるので甘めにする。
金太郎は誉められるのが好きだ。「きんちゃん、すごいなあ」というと歌舞伎役者のようなまなざしになる。
夕方、帰宅してから薄暮競馬?を観戦する。川崎競馬だったが、リハビリから戻るとワイド馬券だが当たっていて結構配当がよかった。ネットでやると回収率や勝率などの成績が残るのでいい。
息子の引っ越し費用の足しになるかなあ・・最近はネットでもやや苦戦だったので挽回してよかった?
時間のない中で少額のネット競馬、ネット競輪である。気が付くと日々勝負事にからんでいる気もする‥やはり根っから勝ち負けが好きなのである。
久しぶりにマグ〇ナルドに行く。帰宅してゲラの校正。校正は野間五段におんぶされているようである?。私の解説の文章の間違いも指摘してくれるので助かる・・
息子の引っ越し準備 5,14 [日記]



昨日(5月14日月曜)は大阪に出る。大阪の息子のマンションに行って、我が家に戻ってくる引っ越しの準備だ。どうも腰が重いので、妻と一緒に部屋の片づけや不用品の整理や、今後の段取りを決める。それにしても荷物が多い‥
環状線の桜ノ宮駅のそば。環状線の駅で火災があって電車が大幅に遅れていた。
何気ない大阪の下町の風景だ。いいところに住んでいた。天王寺も近い。
ダンボールを買いにコーナンに行く。息子は「歩いては無理、15分くらいかかる」道行く人に尋ねても「けっこう歩きますよ」と言われたが、数分歩いて左手を見ると、すぐにあった。
どう見ても徒歩5分くらいなのだが?都会の感覚との違いだろうか。タクシーに乗らないでよかった。でもこれが田舎に行って「すぐですよ」と言われて歩くと一時間くらいかかってしまうことがある。
ダンボールを借りた台車に乗せて息子のマンションに戻る。
ダンボールというと、昔、村山聖の東京行きの引っ越しを手伝ったことがあって、他の弟子と妻と数人でダンボールを買いに行った。そのとき村山君もダンボールを手に持って帰ってきたそうで、妻が今も、「申し訳なかった・・」とこぼすのだった。
その引っ越しのとき、村山聖がどうしても宅急便のみで引っ越しを済ませたいと言い張って困った。私は「漫画本が多いのやから荷造りも大変やし、引っ越し屋さんに頼んだ方がええ。」結局、説得したのだが、内心はイヤだったらしい。
数年後にも「あのとき師匠の言うことを聞いてしまったのですが、今でも僕の意見が正しかったはずです」と言い張っていた。費用のこともあったが、引っ越しだと現地に誰かいないといけない‥宅急便なら日を指定できる・・そういう意味もあったようだ。
村山聖も私も頑固だが、お互いに(しょうがないなあ、困ったもんや)と思っていたかもしれない。
ダンボールに詰めようとすると、息子がもうできた・・と言ったので確認すると、何やらあるものを全部詰めているだけで、しかも重かったので、私がやり直す。息子はいじけてしまって(それを口実のような気もする)シュンとしていたので、結局私が勝手に整理することになった。
私の引っ越し回数はのべ10回である。ベテランだが何度やっても、引っ越し先で不用品の山を築くのが得意芸かもしれない‥「探し物の人生」と妻に言われる。
不用品回収業者に連絡を取って、口頭で見積もりしてもらった。2軒目の交渉であっさり決めた。私はこういう交渉事では全く粘りがない。まあいいかである。速断するので相手はたいてい喜ぶ。組みやすい相手だろうなあ。
初めての風景はワクワクする。
天王寺駅界隈が見える。
絵になる風景「大阪を歩く」だろうか。
寺田町の駅が見える。ガード下の寿司食堂で昼食にした。
この日の予定がほぼ終わったので、帰る。電車が混まないうちにと・・金太郎が待っているからである。
帰ると「オハヨウ、キンチャン、イイコイイコ」と返事をする。オハヨウはあいさつで、イイコはいい子でいたよの意味でアピールだ。
義妹の庭で取れたさくらんぼ、小粒だがおいしかった。
夕方は久しぶりのレーザー治療に行く。2歳くらいの男の子がわんわん泣いていて、どうもお母さんがレントゲンを撮る間に病院の人があやしているらしい。レーザーの人が「ああみえて、周りに気を使って泣いているのですよ」なるほどと思った。
木材運びする?金太郎。妻が最近、金太郎に「タカスギ、タカスギ、カイハツ」を教え込んでいるようだ。金太郎は初めて聞くフレーズは集中して聞き入る。そしてひそかに練習して発表するのだ。
夜に出したとき、甘えてすり寄ってくる。だから戻そうとすると、こうやって逃げて(まだ遊びたいよ)のポーズになる。
眼鏡外しは慣れてしまったが、テクニックが高度になってきて、お手上げである。この後は体ごと目の前に寝転んで、いちゃついてくる。
ときどき真顔でじっと私の顔を見る。「きんちゃんいっしょに遊びましょ」と歌うと「ポン」と言って催促だ。妻から私が教えると金太郎がわざとダミ声になるので、基本的には歌は禁止されているのだ。
遅くなっているが、次の本のゲラの校正に取り掛かる。
土日の日記 5月12日、13日 [日記]
☆土曜日の日記 5月12日
土曜コースと土曜教室
午前中は「土曜教室」だった。新学期になって入れ替わりもあるが、やや流動的なものもあるようだ。連休明けのせいもあるが、子ども達も腰が座っていない雰囲気である。


ひとりひとりと接するととってもいい子ばかりなのに、友達同士が集まると、流されてしまって、自分のペースを崩す子が多い気もする。私のようにヘンクツが根底にあると、今の時代は無理なのかもしれないが、もう少したくましいものがほしいとも思う。
将棋のレベルは上がってきているが、中終盤のダッシュするような感覚がまだまだのようだ。全体では受けがもろい・・気がした。
後半は騒がしくなって、落ち着かない雰囲気になってしまってしまった。小さなおしゃべりが蔓延すると手におえないのだが、それだけ将棋に集中できていないのは、いろんな要素があって、いつも子ども教室では悩みの材料である。
将棋を指すよりも友達といるのが楽しい‥面もあるようで、なかなかいいバランスでまかなっていくのは大変だ。
静かに真剣な雰囲気で2時間をこなすのは、至難である。いろんな‥気持ちを抑えて、大きな声で叱るのだった・・
ひとりひとり特徴があって、どこがわからないのかを探りながら指導対局をしているが、的確なアドバイスをするのも至難である。身についた実力はどこかのレベルで安定(停滞?)するようだ。そこからの壁を乗り越えるのが難しい。「小さなミスが大きな敗因」子ども達の将棋の特徴である。たいていもったいない負け方だ。
午後からは「土曜教室」だった。こちらは実戦指導中心だが、時計を使っていないので(以前は使っていたが、やはり音がうるさくて、落ち着かない雰囲気になる)ジックリタイプに向いているかもしれないが、適度に緊張感を持って指した方がいいように思う。
以前は級の下の弟子の指導対局で、お客さんに「負けの局面で先生の方が指してくれないのですよ・・」と言われてびっくりしたことがある。今は弟子の奨励会員も級の上や段ばかりになったが、上手が指導対局で負けたくない心理は、たいてい自信のなさから来ていることが多いのだ。
指導対局は「上達ための指導」が柱で、私の場合は相手の特徴や実力を計って、どうアドバイスするかを考えながらのみ指している。試してみたくなる要素が強くて、痛い目に合うことも多いのだが・・指導で大切なのは「伸びしろを増やすこと」と「実力を計る」ことだと思っている。
教室が終わってから山崎七段がやってきた。知り合いのお客さんご夫妻と「明月記」に行くことになっていた。遠方から来られていたのと、金太郎のことを訊かれたので、次回は是非対面してほしいものだ・・
金太郎はけっこう知られていて、うれしくなることもある・・これからもっともっと活躍してくれよ・・
明月記は久しぶりで、それだけ弟子のお祝いが少ないのかもしれない‥山崎七段と来たのもかなり前のことで、そのときは昼間だったので、夜景を見るのは初めてだったそうだ。ここの夜景はベストショットである・。
将棋にまつわる楽しい話で、久しぶりにほんわり?させられて、よかった。
ありがとうございます。
帰宅してほろ酔い気分だったので、金太郎と遊んですぐに寝る。
☆日曜日の日記 5月13日
日曜コースAと日曜コースB
日曜日の午前中は「日曜コースA」だった。土曜日とは少しメンバーも違ってくる。こちらも中盤あたりから騒がしくなった。子どものエネルギーに押されてしまいそうだが、なんとか対策を考えないといけない‥
ひとりひとり指導対局をすると、ひたむきなものが伝わってくるので、持っていきようなのだろう。仲間が集まると、思っている以上に雰囲気に流されるのが意外だ‥シンの強さを持ってほしいのと、もう少し貪欲さがほしいなあと思う。
この後で壁との隙間の溝に眼鏡を隠された。
午後からは「日曜コースB」だった。午前からの組もいるのだが、昼休みは遠足状態である。楽しいのかうるさいのかわからない?
坪井1級の3面指し
午後は参加者は少ないのだが、有段者が中心なので、対局が始まると見違えるように静かになる。昨日は昇級試験が重なった。4名いて結局2名が昇級した。昇級試験は規定の成績を上げると、実施する。からめにしたシステムだが、これで壁にぶつかって実力をつけてほしい意図である。
全体では粘り強さも出てきたが、終盤の難解な局面での選択や、中盤の作戦は大雑把なようである。
阪上二段の指導対局
教室が終わってからも坪井1級の受験者特訓があって、それも終わると金太郎が「ハイ、サヨナラー」と催促する?帰ってほしいの意味で、そのあとで自分の出番があるからだ。
O君との飛香落ち戦で、詰むや詰まざるやの局面。
夕食後は、研修会の後のY君とO君の将棋を並べて、終わったのが20時半くらいだった。今週の将棋シリーズも一段落だが、あれこれとノルマや課題が多くて、どこから手をいいのかわからない。
窓越しに鳩のカップルが見える。
ていねいにひとつひとつ向き合っていくしかないのだが、ヨロヨロ状態の中で、ひたすら目の前のことを何とかこなす作業をする日々である。
金太郎が眼鏡を咥えて持って行ったのはいいが、消えた。よもやと思って和室の桟の隙間に手を入れるとあった。まさかと思うが隠したのなら末恐ろしい‥
金太郎は相変わらず、まとわりついて吐き戻しをしたりする。雄雌に関わらず、愛情表現らしいのだが、そのあとで突如きつく噛むこともあって油断はならない。
映画「ひまわり」 [日記]


スズメさんの餌を食べに鳩のカップルも来ている。
昨日はオフだった。午前中シネピピアで「ひまわり」を観る。何度も観ているのだが、また何度も観たくなる映画である。ロシアの広大な大地に咲くひまわり畑を見ながら、あの「ひまわり」の曲が流れる‥それだけで涙がでてしまう。
精神が弱っているときに観るのはつらいのだが、こういったどうしようもない運命を前にすると、声もないものなのかもしれない。やはり感じるのは戦争の悲惨さだろうか。
午後からは「子ども教室の部屋」のブログを入れながら子ども教室の準備と雑用をする。その合間にネットで競輪を観戦する。どの分野でもプロの勝負の世界は共通点がある。「地に足がついた大きな夢を持つこと」と「日々の精進」が大切ということだろうか・・
自分で偏った自分の評価をしてしまう、あるいは自己評価が高い、低い‥そういうものがすでになんらかの壁を作ってしまう。
修行と言うのは、冷静に観た自己評価を覆すためのものなのかもしれない。
夕方からT君が来て勉強していった。夕食後に時間があったので二局指した。やっぱり自分自身も将棋を指していたり、詰め将棋を作る時間がきわめて健全だ。
夜は義妹の家に行って、パソコンから何たらかんたらの壁紙を導入する作業を手伝う。私自身もメカ音痴なのだが、説明通りに進める‥今の子どもたちの世界を垣間見る。
私は一円や五円玉を使って兵隊遊びしたり、サイコロを振って球団を作って野球のゲームをしたり、いつも一人遊びだった。その中で将棋がいちばん面白かったのである。
寒い一日だった。冬用の衣類は片づけた後だったが、とにかく着込む。何もかもが寒い日々だが、どうなっていくのだろう・・心もとなさを続けると、もういいわ・・開き直りの境地に近寄って行く。居直りと開き直りはどう違うのだろう?
入門コース 5月10日木曜 [日記]


入門の指導は、子ども達のわからない面を一緒に向き合う姿勢が必要なのかもしれない。わからないことを教えるというのは、答えを伝えることではない。頭でわかることも、体で身につくまでは、やはり堂々巡りなのだ。根気よく伝えることなのだろう。
将棋に限らず、「わかった」「わかっている」ことほどあてにならないことはない。「わかっていてもできない」「わかっていても同じ失敗をする」のである‥
八枚落ちで下手は独自の攻めだが、ここから4五桂で受けなしだが、実戦は2五桂。これでも受けがないのだが、4八玉、1七桂成、6六金と進んだ。3六歩、同歩、1九角成と指せなかった。①歩を損したくない②歩を突いて角が成れるのがわからない③桂を成るだけでも十分、入門コースでの壁がこの辺である。何が理由なのか・・その追求が大切な気がする。
これは六枚落ちで下手勝勢だ。9筋を破って竜を作ってからの攻めで、成香ともう一枚と金を作るように指導したら、飛躍的に下手が勝つようになってきた。「小さな駒で確実に守りの金銀を取りに行く」この作戦である。上手がきつい‥
これも似たような作戦で下手勝勢。ここから終盤の寄せだ。上手の手番で5八金、同竜、6七金、6五金、同玉、6七竜、6六金、6四金まで下手勝ち。
こういう局面からもすぐに逆転する。同竜では6六成香、同銀、5八竜と指せればすでに入門は卒業だ。
6七金で成香を外されて、6四歩と指そうとしたので止める。この6四歩が入門らしい可愛さだが、これは困る。6五金、同玉、6七竜は実は入門では高度なテクニックなのである。「駒を捨てて取り返す」
夕食の後で金太郎を出す。坪井1級が入門コースの手伝いの後で棋譜調べをしている最中だったが、金太郎が邪魔をする。坪井1級は見慣れているので甘えているのだ。歩を咥えて落とした。それから駒台に乗る。
しばらくほおっていたが、また繰り返したので、ケージに戻す。
夜はネット将棋の時間だ。それを終えて金太郎をまた出した。今度はメガネ外し戦法だ。
疲れが残っていて、仕事にならないので、風呂に入って早めに寝る。寝ながら今後の方針を探る・・
枕元に昔、出版の予定で(理事になって中止した)ゲラまで取り掛かっていた「スーパートリック」の次の一手の資料が出てきて、見直す。答えも変化も忘れてしまって解けない。自分で作ったのだが(詰将棋でもこういうことが多い、自分の問題が解けない)難解だ。
検討も大変で苦戦の最中の状態だったようだ。付録で使ったものが中心だが、いつか出版したいなあと思う。
そういえば「スーパートリック」の本が自分の手元にないので(管理していない?)困ったことがあって、ネットで注文したこともある。意外に高いので安心した???
対局負け [日記]


昨日は対局だった。竜王戦で有森七段戦で負け。序盤はうまくいって優勢だったが、慎重に指しすぎたようだ。次第に怪力を発揮された。

ここから▲6五歩△同歩▲3三角成△同桂▲3二角△3六歩▲2三角成△3五飛▲2四馬△1三角(!)▲3五馬△同角▲6八歩(?)△6六歩▲7七金△3七歩成▲同桂△5七角成▲3一飛△1五歩▲3六飛△3五歩▲2六飛△4七馬▲3四歩△3七馬▲3三歩成△2六馬▲6四桂と進んだが、やや切れ模様になった。
手順中△1三角に意表を衝かれて、ややペースを崩したかもしれない。
▲6八歩が震えすぎで、普通に▲3六飛△7九角成▲同銀△6六歩▲7七金寄だった。
▲3四歩でまだ指せると思っていたが、すでに怪しいようだ。
感想を終えて「今期でなくて、今年初勝利です」有森七段がうれしそうに話した。私の悪い癖(形勢が悪いと居直るが、いいと慎重になりすぎる)が出た将棋だった。
帰宅して名人戦第三局をネット中継で観戦する。森内名人の勝ちだった。形勢の悪かった羽生二冠がここまで粘るのはすごい。勝ち急がない森内名人の指しっぷりが印象に残った。
金太郎が眼鏡を取って飛んで行った。それからゴトンと落とされる。
そのあとで噛んだので電気を消す。留守が多いと機嫌が悪いようである。
負けて口惜しいというよりも、気分が重い日々である。集中を欠かないようにしないと踏ん張れない‥
日帰りで帰省 [日記]
今日は日帰りで帰省した。
吉備で休憩
家の前でセルフで撮影した。横に姉がいた。
食事の前に〇町デーサービスに立ち寄る。専務さんがいて、みなさんに紹介してもらったあとで全員のテーブルで記念撮影をして回った。「森さんは棋士で七段ですが、お弟子さんをいっぱい育てて、三島の誇りです。そしてえらいのは人格です」ほめられると不思議な気がする?けなされ慣れしているせいだろうか。
子どもの頃にいた将棋好きな人はほとんどいなくなって、今はさみしいものもある・・地元と縁が薄くなっているのが残念だが・・いつでもそうだが、目の前のことをきちんとこなしていく・・それしかないと思っている。
常に無力感がついて回るが、チャレンジしていく精神は失うまい・・と思っているのだが、いつまで持ちこたえるだろう・・答えのない問いに向き合う・・日々の気もする。
4人で食事に行く。釜飯がおいしかった。
曇りでかすんだ天気だった。「じゃじゃうま」で買い物。
家の小さな庭には花がいっぱい咲いている。
義兄の焼き物の「龍」 姉を送って行った。
少し休んで帰りの準備をする。以前は帰るときに母が涙を見せて困ったのだが、今はさっと来てさっと帰るので、その暇がない?長くいるほどさみしさも増える面もある。
またすぐに来る・・そんな余韻がいいみたいだ。
帰りも混んでいたが、できるだけ車の行列に並ばないように?避けて走る。私は車間距離がないのがイヤで、性格通り?そばに車がいない状況が好きだ。群れが苦手なのである。だから群れてワイワイする雰囲気は苦手なのだ。
帰宅すると、まだ「有段者研究会」の途中だった。よかった。21時過ぎだったが、この時間に弟子がみんな帰っていると冴えないなあと思っていたが、これなら期待できる。そういうものなのだ・・
金太郎を出す。
妻が弟子に聞くと、金太郎はしゃべりっぱなしだったようだ。さみしくなくてよかった。