ポーランド クラクフ② 2012、7,12 [日記]
初めての街に一歩踏み出す感触がたまらない‥旅の快感だろうか。朝だったので出勤や散歩、いろんな暮らしの一端をかいま見る。旅をしながらの・・こういう連続の人生もいいものだろうなあ‥ただし何かを得れば何かを失うのは世の常である。
クラクフの街を早起きして散策する。教会が多いのでこういう風景も不思議でない。
地図を片手に散策だが、街並みを見ながら進むと次第に場所が分からなくなってくる。それにしてもきれいな街だ。
大きな教会があると地図で確認できるが、ついつい見とれてしまう。
路面電車が交錯しているところは、街のはずれの角になる。電車は切符を買って乗るのだが、少しややこしいらしい。結局乗らなかった。
夏休みか?早朝のせいもあって、子どもをあまり見かけなかった。
電車やバスの乗り降りの人の姿で、街の雰囲気が伝わってくる。じっと立っていると面白い。
このあたりで、自分がどこにいるのか不明・・道行く人に地図を見せて教えてもらう。
ホテルの近くで見かけた‥と思った。空想が広がる彫刻だ。
この日は午前中は団体戦だった。対局の合間に指導対局だが、ほとんどが選手なので相手をするのが難しいのが残念だった。
将棋盤はポーランドで製作したものらしい(帰りにおみやげでもらった)チェスクロックも独特のもので使用法がわかりにくかった。でも小さいので使いやすそうだった。30分で切れ40秒のルールだった(と思う)
左がドイツチームのようだ。
ポーランドチームもいた。今見るとどこの国のチームか少しわかってきた・・
団体戦の結果発表 優勝がドイツチームで2位、3位は日本チームだった。ポイント制の内容はよくわからなかったが、この表もチェスのシステムを利用しているそうだ。
午後からはChess、Dobutsu、XIangqiSyogiのフリータイムだった。これはKyoto将棋なるものらしいが、面白かった。夕方まで対戦する。翌日に大会があるのでトレーニングも兼ねているようだ。
夕方からは早指し戦で8回戦まである。しかし食事タイムがない?終わったのは21時すぎだった・・選手が食事しないので、同歩しかないのだ?
街に出かけるが、乗ったのは観光車らしい。行き先は寿司店と聞いていたが、市内を巡回。次第に雨になって寒くなった‥そうすると車にビニールをかけてチャックをして閉じる。そして観光案内をしてくれるのだが、言葉がわからない・・
夜の街は歴史をさかのぼったような、ムードのある雰囲気だった。酒場が多い石畳ではモジリアーニの「モンパルナスの灯」の世界だった?
旧市街の中心にある中央広場の夜の風景
普段の暮らしと別の世界が広がっている・・
他の国の選手達は別のテーブルで寿司を食べている。テーブルを回って、挨拶しながら金太郎の写真を配る・・まあいいのだろう?
異国での将棋三昧のめまぐるしい一日だった。
金太郎もほっとした? [日記]
昨日の日記 7月17日
昨日は帰国して、大阪の暑さに驚く。暑さと言うよりも湿気だろうか。時差の関係と腰や膝がゆるゆるになっている。これではいざというときに世界を回るのは無理かなあ・・
金太郎は一週間ぶりに観ると、怪訝な表情だった。私が留守の時は優等生で?おとなしくしていたらしい。一週間ケージから出ていなかったので、初めに飛ぶのがぎこちなかった。しおらしかったのだが、10分くらいすると眼鏡いじりが始まった。ようやく本来の金太郎に戻ったようだ。
餌箱に寝転んだり、歌い始めたり、金太郎もホットしたのだろう。
ポーランドに行く① 7月11日 [日記]
関西国際空港を離陸してからの風景
ポーランドに行く①
関空を9:40分に出発して、フランクフルト着が14:35分で時差が7時間あるので、約12時間の旅である。これはシベリア上空だ。しかし飛行機の12時間の旅はきついなあと思った。辛抱心もなく、足腰、膝の弱い私にはある意味で苦行?である。今回の旅で唯一これだけが悩ましかった。
フランクフルト空港で、東京からの高田尚平六段と「将棋を世界に広める会」のメンバーの方3名とドイツ在住のKさんの5名が合流してフランクフルトからポーランドのクラクフに向かう。しかしいったん空港を出て、再度入らないといけなかったので、歩きっぱなしで疲れた。乗り継ぎの時間が少ないと危ないところだった・・
クラクフ空港に着いて、今回とってもお世話になったマリノズさんに出迎えてもらう。私はポーランド(初のヨーロッパ)に降り立った。見るものがすべて斬新な風景である。世界のどこにいても人の暮らしがあって、もしも自分がここに住んだらどういう暮らしをするだろう‥これが旅の出発点である。(仕事を忘れそうになる?)
クラクフはポーランドの古都と言われ、旧市街は世界遺産となっている。観光地だけでなくて、さりげない普通の街並みが魅力的なのである。ホテルに着いて、少し時間があったので、さっそく散策する。
市内をバスと路面電車が縦横に走っている。石畳の街は風情がある。道のわきにはいたるところに駐車している車が多くてピタリと止めている。狭い道でも飛ばす車が割に多い気もした。
雨が小やみになって、パノラマ写真のような風景が現れる。
待ち合わせの時間に高田六段と私は歩いて、会場の「Manggha記念館」に向かう。
街角の果物屋さん。「オオ!」とポーズを取ってくれた。
ヴィスワ川の向こうにヴァヴェル城が見える。毎日、この橋を渡ったので帰るころは見慣れた風景となった。このお城の向こうが旧市街である。
今回将棋連盟からの派遣でコンビを組んだ高田尚平六段。責任感が強くて気さくで、とってもやりやすかった。お世話になりました。旅の相性もいい?のでよかった。
日本美術・技術センター「マンガ館」は1994年にオープンで、今回のヨーロッパ選手権の会場でもある。
在ポーランド日本国大使館、特命全権大使の山中誠さんとご一緒に記念撮影をする。ちょうどこの夜はパーティーも兼ねていたので、参加のスケジュールだった。
日本文化に触れるイベントだったようだ。寿司を中心に日本酒や梅酒もあった。翌日からのヨーロッパ選手権に参加の人もいたようだ。
気球が見える。きれいな夕景だった。夏時間のせいもあるのか?21時近くまで暗くならない。
帰りも高田六段と歩いてホテルに戻った。元気なときは元気な行動を‥取るのがよいのだ。
一日目は時差調整も必要だが、この時間だと明け方まで起きていたことになる?
ポーランドから帰国 [日記]
ポーランドのクラクフで開催された「ヨーロッパ選手権」に行く。7月12日~15日までの大会で、私は11日から17日までの滞在になった。日記は後で掲載するのだが、とりあえず無事に終えて帰国した‥将棋は真剣な雰囲気が伝わってきてヨーロッパらしい味わいのある大会でした。こういった経験ができたのはとっても嬉しかったです。
お世話になった方々に厚くお礼申し上げます。
クラクフの街並みや日々の写真は後日掲載していきます。久しぶりに将棋世界に掲載した
「風景」のころを思い出しました。これは明け方の部屋からの撮影だが、これから散歩に
出かける。
最終日に参加者の記念撮影
ポーランド行き [日記]
昨日は(7月10日火曜)金太郎に水浴びをさせる。少しこわばった表情だ。
シャワーをかける。少し慣れてきたようだ‥
午前中は子ども教室のブログをまとめて入れる。
昼食後は伊丹将棋センターに立ち寄ってから、買い物に出かける。
今日は(7月11日水曜)早起きして、出かける。
関西空港からポーランドに行く。直行便はないので途中下車だが、久しぶりの海外旅行だ。ヨーロッパ選手権などのイベントがある。将棋三昧の仕事のようで楽しみだ。
しばらくブログなどネット関係は休みます。
夏休み将棋子ども入門教室 募集中! [日記]
イベントのご案内
ピピアめふ 夏休み将棋子ども入門教室
◆日程 平成24年7月31日(火)
第一部 10:00~12:00 入門者対象
第二部 13:00~15:00 初心者対象
受付は各回30分前から
◆会場 ピピアめふ5階「会議室B」 定員:各24名
幼稚園・小学生対象
◆参加費 お一人 2,000円(テキスト教材込み)
保護者の方の参観・入室は可能です。
参加賞として将棋盤・駒セットプレゼント!
審判・指導講師 日本将棋連盟棋士 森 信雄七段
日本将棋連盟 森信雄七段と門下の奨励会員がわかりやすく丁寧に指導します。 まったく将棋を知らない入門者は第一部、駒の動かし方がわかる初心者は第二部へ。みなさんのご参加をお待ちしております。
後援 日本将棋連盟
協力 ㈱関西都市居住サービス
主催 ピピアめふ催事実行委員会
(㈱関西都市居住サービス・シネピピア)、宝塚市
7/2(月)より受付開始
申し込み・問い合わせ
ピピアめふ管理事務所 電話 (0797)85-2274
受付時間 平日9時から17時
昨日は午前中、膝のレーザー治療に行く。先週は何日か欠けてしまって、不安だった。T整形外科の向かいの店がなくなって、跡地になっている。今は商売も厳しい環境である。
久しぶりに「てん川」に行ってカレーうどんを食べる。おいしい!
それからコーナンで買い物をする。帰宅して子ども教室のテキスト作成に取り掛かる。合間にネット競馬を観戦する。水沢競馬は岩手である。
冷やかしで馬券を買うと、痛い目にあった‥やはり慣れないとわかりにくい‥今月は過密日程なので、この2日間はつかのまの息抜きだ‥
朝の金太郎は優等生だったが、夜の金太郎は悪かった?
日曜コース 梅雨明け? [日記]
昨日は午前中は「子ども日曜コースA」だった。日曜コースは私がここ数回仕事が重なって弟子に任せていたので、久しぶりである。やはり自分がやらないと気になってしまう。
教室のあるときは金太郎も早めに、少し短めの時間なので、やや機嫌が悪い。こういうときはケージの餌を足でつかんで外にばらまいてしまう。自分に注目させるときもあるのだが、叱るとよけいにやるのが金太郎である。
度が過ぎると布をかぶせてしまう。但し金太郎の行為は何らかの意思表示なので、汲み取ってやらないといけない‥
毎年この時期は暑くてエアコンを強めにしていたが、この夏は節電の配慮も必要で判断が難しいときもある。扇風機を使って緩和するようにした。
始まってまもないときはきちんとできるので、後半も続いてほしいのだが、些細な子ども同士の会話から、崩れやすいようだ。やはり適度な緊張感も大切なのだ。
午後からは「日曜コースB」だった。
こちらも有段者がほとんどの割に、にぎやかになってしまうこともある。棋力は上がってきているが、肝心のところで集中力を発揮すればいいのになあと思う。
いい線を行っている子もいるのだが、あと一歩のところで物足りなさがある・・将棋は棋力に関わらず、脳を振り絞って向き合う面も必要なのだ。緩急の呼吸だろうか。
子ども教室、受験者特訓も終わって、夕食は家族でかっぱ寿司に行く。日曜の夕方は混んでいるのでスジが悪いのだが、カウンターが空いていてよかった。
戻ってきて、研修会の棋譜調べをする。
なかなか思うようには、はかどらないらないことばかりだが、大局観の見直し?と根比べの日々である・・
「将棋は頭のてっぺんからつま先までを使って指すんだ」よく言われた言葉である。頭でっかちになっても、頭を絞らなくてもだめなのだ‥とはいっても今の時代に即した的確なアドバイスは難しい・・
土曜コース 土曜教室 [日記]
昨日は(7月7日土曜)午前中は土曜コースだった。珍しく少なかったが、それでも後半はにぎやかだった。梅雨の時期は思考力も低下しがちだが、全体に棋力を見ているとやや不安になった?バランスよく棋力も向上していってほしいものだ・・
持ち時間は各10分切れ30秒だが、強くなると秒読みがギリギリになりがちだが、案外素早く指した方がいいときもある。その場の状況にもよるが、何でもギリギリは感心しない。気合や決断も大事なのだ。
逆に棋力が低い場合は、もう少し間合いがほしい。何でもノータイムはよくない。こういうときに大切なのは「集中の度合い」である。だからおしゃべりしていると、「集中度」は低下する。
お互いにあっちを向いているようで、徐々に攻防のバランスが取れ始めている?
これは後手がやや苦戦か?ただし、8七歩の反撃の手筋が残っているので微妙だ。
棒銀が成功のパターンだが、守りの駒組みがよくなかった。
盤面をみればほぼ棋力がわかる。形に関しての感覚が出るからだ。
午後からは「土曜教室」だった。手違いでU君が来なくて指導陣が手薄く成ったので、久しぶりに来たH君に指導を頼んだ。
すっかり子ども教室の延長になってしまった傾向だが?こういう時期もあるのだろう・・教室に関してはスタート時が二名だったので、それ以上だとありがたい意識がある。
金太郎は眼鏡をいつくしむ?ようにして遊ぶ。
教室が終わって一段落する。
夕食後に出かける。七夕賞などの競馬の予想をする。最近は3連複が多いのだが、ねらいの馬に穴馬をからませて配当のいいのを買うので外しやすい。
6月前半は成績が良くなかったが、後半にかけて、確実なポイント稼ぎの展開だ?それでためると穴馬に目が行く。大振りするとダメなのだが、100万馬券くらい当てたいなあと・・ひそかにねらう。
馬の研究でなくて、勝負の研究?を日々しているのだが、日々の鍛練は確かに負けにくくなるものがある・・勝負事で熱くなるのは、物事を「単純化」しようとして「単調」になってしまうのが原因かもしれない。
勝負事は「深く複雑にからませる」精神力が必要か?
アドバイザー棋士 [日記]
昨日は11時半から関西将棋会館道場の「アドバイザー棋士」の仕事だった。雨模様の怪しい天気だったせいか、初めはお客さんも少なかったようだが、午後からは増えてきた。
道場を見て回っていると、子どもの頃を思い出す。私の場合は神社の境内で戸外の建物で将棋を指す場所があって、真冬以外は通った。雨が降ってもゴザをかぶって指す人もいたのだった。そこで口も将棋も鍛えられたのだ?
関西将棋会館の1Fのレストラン「イレブン」で昼食にする。後から大石四段が入ってきた。ここでは山崎七段ともよく会う。
販売課が休みが増えて覗けないのが残念だ。営業日は月水土日だったかな?(間違えていると困るので確認して下さい)
指導対局と感想戦のアドバイスなどがメインの仕事だが、やはり指している方が気楽である?でも道場の雰囲気は大好きなので、将棋に浸れるのはありがたい。
帰りは大雨に見舞われた。電車の中はムシムシして、でも居眠りしてしまう・・どこでも寝れるのは特技かもしれない。
帰宅して夕食をはさんでT君と将棋を指して、その後でネット将棋をする。
それから金太郎を出す。私のメガネを外してから、部屋の桟のワクに隠そうとしたので呆れながらもまいった‥ワクに入れてしまうと見えない。ワクにメガネを置いてから、体をゆすって遊んでいる・・それはいいのだが、ときどき落とすのだ‥
金太郎を寝かしてから、コンビニに子ども教室のテキストのコピーをしに行く。雨が止んでいなかったので、どこにも寄らないで帰る。競馬で大きなレースがあると予想するので、寄って行くのだ。
前日に北海道の帯広競馬をネットで観戦していたら、濃霧で9Rが中止になった。地方競馬を観戦できるのもありがたい‥行ってみたいなあ。
ネット観戦 [日記]
昨日は(7月4日木曜)午前中、別の階で買い物をしてから、木曜の市に行く。それから帰宅して、原稿の仕事をする。
午後からは棋聖戦第三局とB級2組の順位戦をネットで観戦する。観戦していると手が進まなくても気になって、仕事がはかどらない。
といいつつ合間にネットで競馬も観戦する。今週は姫路競馬の開催だったが、雨で行けなかったのである(高速道路を使って行く)
棋聖戦は中村大地六段に勝ち、羽生棋聖が3-0で防衛。難解な局面での巧みな指し回しが光る。これでタイトル獲得数が通算81冠で、大山15世名人を抜いて新記録。
山崎七段は序盤から丁寧な指し回しだったが、終盤は苦しい形勢と思った?深夜になって、飛車を捌いてから、一気の寄せで押し切って丸山九段に勝ち。大きな勝利で二連勝の好スタートだ。
前日の大石四段の負けはきつかったが、山崎七段の勝ちでホッとして、寝る。連日、肩に力が入って疲れた・・仕事に差し障りがあるので、弟子の将棋はできるだけ見ないようにと思うのだが・・
夜はネット将棋もあって、終わって金太郎と遊んでホッとする。