西成、将棋愛好者の集い10.16(火曜) [日記]
今日は出かける日なので、少し多めに出す。
金太郎と部屋で過ごす時間は朝晩だが、気を抜けない。
昨日は(10月16日火曜日)西成に行く。毎年恒例だが、第32回西成労働福祉センター主催の「将棋愛好者の集い」だった。
JR新今宮で降りる。向かいの奥が労働福祉センターである。
二年前から将棋大会と指導対局にプラス、大盤の詰将棋出題、A級決勝戦の席上対局などのイベントを館内ですることになった。
同じ館内にある将棋と囲碁の部屋である。朝から晩まで指している人もいそうだ。この西成界隈では、路上でもいっぱい将棋を指している光景が見られる。
部屋の中ではA級とB級のトーナメント戦がある。
13時過ぎから阪上二段の指導対局五面指しが始まる。初めは遠慮がちである・・
スグに埋まってきたので、私も三面指しで指導対局をする。
二枚落ち戦で、ここからうまく指されて不利になったが、下手が終盤で間違えた‥
これはややリードの飛落ち戦だが、なかなか大変だ。
これも飛落ちだが、この後で必敗になる。最後はトン死で勝った?
全体にレベルが上がっている印象だ。しかもきちんと指す人が増えてきた。
初めは「次の一手」を出題した。それから「詰将棋」に移る。解けたひとに答えを言ってもらう。三年目になって、皆さん少し慣れてきたようだ。
答えてもらって、正解なら粗品進呈だ。
詰将棋の後は「A級決勝戦」の席上対局だ。これが超早指しで大盤で並べるのがやっとだった。しかも指し手は冴えていて、見ごたえのある決勝戦になった。
昨年はおそらく300手を超えたであろう大熱戦になった。
終盤のヤマ場を迎えて解説も難しくて見守る・・後手優勢から盛り返して先手が優勢の局面だったのだが・・チャンスを逃して逆転した。寄せはミスがなく岡田さんが昨年に続き連続優勝となった。
とにかく指すのが早い‥数秒なのだ。それでいてミスが少ないので安定感がある。これは終局後の感想ひとこと・・のシーンだ。
A級とB級の表彰式の後で記念撮影をする。入賞者の皆さん、おめでとうございます。
関係者の皆さん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。
終わって休憩の時、裏の小学校のそばに鳩がいた。
センターの職員でもあり「かまやん」の漫画家でもある、ありむら潜さんの案内で、西成市民館に向かう。
新刊=カマやんの夢畑(震災ガレキを超えて)をいただいた。
急遽のちらしを作ってもらっていた。
ここからも裏の幼稚園が見える‥はだしの子もいる。じゃりんこチエの世界かな。
ここでも指導対局が始まった。途中から子ども達もやってきた。「ぼく負けるかもしれないよ」と言いながら入ってきた。40分くらいしか時間が取れなかったが、また再会が楽しみである。
歩いて2次会の会場に向かう。いつもの飛田新地の「百番」でなくて地下鉄の近くだった。
西成の夜の顔である。
そろそろ店が開き始める。
「安くてきれいでいいホテルがありますよ」ありむらさんに案内されて入ってみる。この界隈は外人のツーリストも増えているのだ。
ロビーで「あれ、将棋の森先生ですね。私、村山聖さんに道場で将棋を教えてもらったことがあります」ホテルの方だった。全くのハプニングで驚いた。村山聖の名前が出てうれしかった。
この喫茶店はよく入る。
打ち上げの店が見える。関係者のみなさんと飲むのが恒例で、今年の反省と来年に向けての話し合いである。それから懇親会だ。わざわざ担当の方以外も参加されてにぎやかで楽しかった。
早く帰れて金太郎も喜んだ。
ご機嫌な金太郎