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京都に行く、奨励会 11,25 [日記]

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 大好きな殻つきピーナツを盗ろうとしている?出かけるときに近くだと1個、遠出のときは3個くらいかなあ。

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 知らんふりして悪巧みするのが得意だ?

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 止まり木を噛んでちぎる。そのうちに止まれなくなる‥

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 訴えるような表情?歌をねだるときが多い。金太郎は歌うのも、歌を聞くのも大好きだ。

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 昨日は(11月25日日曜日)午前中、伊丹日曜子どもコースだった。寒いせいかギリギリに来る子が多いようだ‥最近は全体にやや手ごたえが弱いかもしれない。集中力が物足りない‥私の方もあれこれやることが多くて、子ども教室に集中できていないかもしれない。気持ちを切り替えたいが・・

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 行き帰りの道は紅葉が真っ盛りできれいだった。季節は晩秋かなあ‥早いものだ。

 午後から特別特訓してから、15時に家を出て妻と一緒に京都に向かう。

  夕方から、一か月前に亡くなられた写真家の西川孟先生の「一か月記念の祈り」に招いてもらっていた。場所は京都の丸田町の室町教会だった。

 この秋は何度か京都に来たが、偶然と思えない‥回数の多さだった。この教会のすぐ前が、私の師匠の南口先生の家があったところである。偶然ではご縁のようなものを感じる。

 西川孟先生は私が世の中で一番尊敬している先生である。写真家として鬼のように?厳しい先生だが、私は何故かとってもやさしく接してもらった。つらいときは西川先生のお宅に行って、話を聞いてもらうと勇気がわいてくる‥

 撮影にも何度もあちこち連れていてもらった。姫路城、角屋、天理、伊勢神宮、竜安寺、その都度いろんなお話を伺ったのが、私にとっては大きな人生の財産である。

 「森さん、お金のために仕事をしてはいけません」「森さん、写真を撮る前にいっぱい勉強することがありますよ」「森さん、勝負は結果が出るからいいねえ。写真はね、勝ち負けがないからどれだけ学んでも学んでも未熟さを痛感するのですよ」「あなたはね人間の無常観をわかっているから、勝負の世界では無理だ、早く将棋をやめて写真をやりなさい」一言ひとことズシリと響いてくる。

 でも西川先生に見透かされながらも、現実の横着な生き方を全うするのもいいや・・そういうことを正直に話すと「ワッハハ、母さん聞いた、森さんは正直やなあ」と慰めてくれる?

 食事会にも誘ってもらった。身内の方や神父さん、お弟子さんが参列されていたので、いろんなお話を聞かせてもらった。新入りの弟子がくると「今度は何日持つだろう」とそのたびに思ったそうだ。徹底的に叱られるのである。妥協をしない先生なのだ。

 怖い先生と同時に、人間の底から慈愛に満ちた先生だったことを思う‥

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 室町教会は、偶然にこの秋にも歩いて通ったのだ‥

 

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 師匠の家があったあたりである。いつも意を決して(奨励会退会を背負っていたので)門をくぐったことを思い出す。

 帰りは同席の方と一緒の電車で、京都から普通に乗ってのんびり帰った。そのときもいろんなお話を聞かせてもらってよかった。西川先生には今までもこれからも感謝の気持ちでいっぱいである‥

 自分もしっかり生きて行かないといけない‥いっぱいのさみしさと不安を抱えながらも全うしていこうと思った。

 帰宅して奨励会の結果報告の留守番電話を順番に聞きながら、弟子にはもっとしっかりしてくれよ!と思った。みんな自分への厳しさが足りない‥そこが師匠譲りでは困るのだ‥


 結婚式1,24 [日記]

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 土曜日は午前中、子ども土曜コースで、午後から土曜教室だったが弟子に任せて、私は妻と一緒に千里中央の方に出かけた。

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 千里中央のホテルで、震災で亡くなった弟子の船越隆文君のお兄さんの結婚式があって、参列した。モノレールからは大阪の全景が見える。

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 春に船越隆文君のお母さんがお兄さんとフィアンセの方と一緒に来られて、食事をしたことがあったのだ。そのご縁でスピーチも頼まれていた。最近は厚かましくなって?平気になっているのが我ながらこわい‥

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 ホテルで待っていると、太陽の塔のモデルがあった。最近は太陽の塔の存在が大きく見える‥それだけせちがらい世相、社会になっているのだろう‥こういう時代だからこそ、ささやかな夢や希望を失わない大切さを問われている気もする。

 11時15分から教会で結婚式が行われた。讃美歌は声のキーがあわなくて歌いにくいが、厳かな雰囲気は好きだ。結婚の宣誓のお兄さんのまっすぐで大きな声が響いた‥

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 小雨も心配していたが、すっかり晴れ模様だ。庭で記念撮影があった。ご両親の表情にひとつのけじめのような安堵感と、隆文君のことを思い出されて感慨深いさみしさがあるように思った‥

 それは私も同じ思いだった・・背負っている悲しさは消えないが、ひとつの区切りのようなほっとしたものを感じた‥

 お兄さんも大阪に住まわれた数年前から1月17日には宝塚の船越君の亡くなったアパートの跡地に来られているそうだ‥その日に何度もお会いしているが、お兄さんの大きなやさしい笑顔に救われた思いのことが多かった・・ご両親の支えにもなっておられると思う。

 ご結婚おめでとうございます。

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 八角形の館で披露宴が始まった・‥結婚式はいいものだ・・華やいだ雰囲気の中にきちんとした儀式の趣がいいなあと思う。

 締めくくりの船越君のお父さんの朴訥なご挨拶が印象的だった‥

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 披露宴の後半には、風船飛ばしもあった‥空を見上げる。小学校の頃にクラスで日本各地に風船を飛ばして、届いた先から手紙が来たことを思い出した。東北、山陰、九州などから手紙が届いたものだ。

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 結婚式が終わって、またモノレールに乗る。

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 広がる空にモノレールが走る

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 めまぐるしい日々だが、人の縁を大切にしたい‥

 帰宅したとき、土曜教室がまだ開いていたので、少し指導する。終わってからも延長した。

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  少し落ちついて、明日のジャパンカップ,WIN5の予想をする。

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 金太郎は夜に出すとうれしそうだった。


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