奨励会例会と二次試験 8月20日木曜日 [日記]
★奨励会例会と二次試験 8月20日木曜日
こうやってシャツを噛まれるので、金太郎用のが必要だ?
この日は奨励会の例会だが、入会の二次試験も兼ねている。毎年二次試験も難関で胃が痛むほどやきもきさせられる‥じっと待つのもきついので、この日はトビオ、チビ、ラッキー、クロの眠っている動物霊園にお参りに行くことにした。
いろんな人の愛犬や愛猫がいっぱい眠っている霊園に来ると、なぜか癒される気分になる‥思いが伝わってきて、共鳴できるからだろうか‥
近づくでなく、避けるでなく‥微妙な距離感を保つ猫がいた。人間同士も同じで近づくことや遠ざかることも多いのが世の中だろうか‥
私はどちらかいうと本能で生きている動物たちと一緒が向いている?ようで、人間は基本的に昔から苦手である。人の中にいてさみしさを感じ、人の外にいてぬくもりを感じる‥こそこそした精神構造がある?ようだ。
霊園から甲山方面を見渡す
二次試験の結果報告と奨励会員の結果報告と勧誘の電話があって、鳴るたびにドキリとする。正式には奨励会入会はまだなので書けないが、今年の入会試験は終わった。
ぐらつきそうな自分との格闘かもしれないが、受験者全員の家に電話する。結果は明暗が分かれるのがつきものだが、大きな流れの中の結果であり、大切なのはこれからの自分自身が目を向ける指針の方向である。
夜は久しぶりにNさんと会って話し込んだ。伊丹将棋センターの梶井さんが亡くなってから一年が過ぎた‥(8月7日が命日)
昨年の台風のお通夜とお葬式を思い出した。報告をしにいかないといけないなあ‥
奨励会試験2日目 夏休み特訓 8月19日水曜日 [日記]
★奨励会試験2日目 夏休み特訓 8月19日水曜日
金太郎の定位置
奨励会試験の2日目で、一次試験の最終である。結局5名受験で4名(一次免除一名をいれて)が通過した。一次も含めて全員通過を目指していたのだが‥それでもまずはほっとする。明日の二次試験は奨励会員との対戦だが、期待も不安も含めて、あまりあれこれと考えないようにしている‥気にすると胃が痛み始めそうになるからだ‥
午後からの「夏休み特訓」は二名だった。みっちり特訓する。平手と駒落ちだが、指していくうちに弱点が見えてくる‥
平手戦では私はほとんど居飛車である。あまりうまくないのがいいのである?指導対局では戦いを味わう、体験する、それが目的なので、とにかく「駒をぶつける」形に誘導するのが基本だと思う。
駒落ちでは「大駒の働きをよくする」のが基本である。下手を負かしに行くときは、「大駒を抑え込む」のが上手のコツなのである。駒落ちでは駒の損得よりも大切かもしれない。
下手には「大駒を働かす」ことを教えるのがたいてい正しいアドバイスである?ただし働かすのと動かすのは微妙に違うのが指導の難しさでもある。