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連休の妄想 [写真日記]

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 今日は何曜日だろう?そんな気分になるような日々である。連休に入ると、5月3日の祝賀会が近づいてきて、さすがに重い腰を上げざるを得ない。今日も準備で、事務用品を揃えることと、参加者名簿の作成をした。こういったイベントの会では、意外に面倒なのが、チマチマしたものを揃えることなのだ。

 将棋の仕事は、たいてい、そういった下準備が出来ているところに登場、そんな仕事振りなので、意外に裏方の作業を軽視する傾向がある。私は裏方の仕事が本職みたいなものなので、ズレが生じるかもしれない。弟子には裏方を経験させるのだが、たいてい役に立たない。邪魔になることすらある。たまに弟子がわかっているような表情をすると、怒鳴りつけたくなることもある。

 そういう体験をしないで、大人になってしまうと、いつもわかったようなしたり顔になってしまうのだ。そうなるともう遅い。大人になってしまうと、価値観というものが覆ることは、まずないものなのだろう。

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 昨日、愛媛新聞の人から電話があって、5月4日の記事の件で、先日の講演の内容の確認の電話があった。案の定、「森先生のお話は、聞いていると理解できるのですが、文章になると哲学的で?意味がわかりにくいのです・・」相当、遠慮されての言葉なのがわかった。私の場合は、言っていることが矛盾の上に、つじつまがあわないことがしょっちゅうなのだ。

 自分で言うしかないが、私はボディーランゲジなのである。いわゆる動物的なのだ。人間の話す言葉はあまり好きでないのである。(人間が好きでないのかもしれない)

 言葉でいろんな表現をするのは得意でない。でも表現を言葉でするのは好きである。もうすでにおかしな文章だ。矛盾を抱えているのが人間と思っているので、理屈や正論は苦手である。言葉にやさしさのない表現が嫌いなのである。

 以前、将棋の好きなNさんという日本語の学者さんがいて、こういうときによく質問をして、説明をしてもらった。日本語は難しいのである・・その人の言葉で話すことが、その人の人間ではないのだ。単純に言うと、自分の考えていることを話したつもりでも、そうではないことが意外に多いということだ。そして相手に伝わらないことの方が、はるかに多いように思う。

 だから私のように、ヘタクソな言葉を使う人間は、確実に伝わる言葉を使う訓練が必要な気がするのだ・・ごく初歩の確かなものが大事・・これは将棋と同じなのかもしれないなあ。

 空しいときほど声が大きくなる。悲しいときほど、声が重くなる。うれしいときほど声が高くなる。さみしいときほど声が細くなる・・

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 注=私が普通に話すと、今日みたいなことになってしまうので、いつもはもっときちんと話しています。


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ふるさと大学伊予塾での講演、道後温泉 [写真日記]

  4月23日(水)雨

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 昨日は(4月23日)午後の便で愛媛県松山市に向かう。曇っていたので飛行機が揺れたが、私は揺れが好きなのだ?「揺れますが安全です」のアナウンスが流れる。ほどなく45分くらいで松山空港に着いた。

 愛媛新聞社の事業局局長Bさんが出迎えに来られていて恐縮する。車で雨の空港を出て、市内へ走る。愛媛新聞というと、子どもの頃に参加していた将棋大会の会場であり、中学から高校で新聞配達していたのも愛媛新聞だった。なじみ深いのだ。

 市内の宿泊のホテルに着いて、早めの夕食を取りながら歓談する。将棋や囲碁はされないそうだが、いろんな分野の話があって、講演前の緊張が解けるよう配慮していただいてありがたかった。

 少し部屋で休憩して、会場に向かう。「ふるさと大学伊予塾、第24回、将棋あれこれ」という演題の講演が今日の私の仕事だった。講演の内容やヘタさはともかく、郷里の愛媛で仕事が出来るのは幸せなことだと思う。

 控え室で待っている間、もう少し内容を練ってくればよかったかなあと後悔していたが、真面目に見えて、妙にどこか横着で図太いのが私の特徴でもある。とにかくいつもの早口にならないように、ゆっくり話そうと心がける。

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 控え室に私と同郷の研修会のI君のお母さんが挨拶に来られた。こういう時は知っている人の笑顔にあうと心強いのだ。「滅多に手に入らない、幻の?霧の森大福があったので、是非食べていただこうと思って来ました」ありがたい・・

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 B局長の司会で伊予塾が始まり、伊予塾会長のOさんの挨拶があった。そして私の自己紹介から講演が始まり、ゆるりと話を進めていく。

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 このとき私はいつも、①理事になって初めて挨拶したとき、アガってしまったときのこと②飲みながら演説するのはやめて下さいと真顔で村山聖に言われたこと、この二つをいつも思い出すのだ。今日はどっちに傾くだろう?

 自分が将棋のプロを目指したときのこと、奨励会のときのこと、棋士になったときのこと、弟子の村山聖のこと、将棋界の弟子について、将棋の才能や上達法のこと、これらを話したつもりだが、どうだっただろう?私の講演はヘタクソだと自覚しているが、まあ自分の考えていることを話せればなあと思うのだ・・

 腕時計を見ると開始から1時間10分くらい過ぎていたので、話のまとめをする。それから大盤を使って、一手と三手の詰め将棋の出題と解答をしてもらいながら、雑談を加える。抜け目なく、新刊「スイスイ解こう詰将棋、オール一手412題」の宣伝をした。5月発売!

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 講演が終わってから、Oさん、愛媛新聞社のB局長、Tさん、Iさん、そして坊ちゃん支部のKさんとで打ち上げとなった。終わった安堵感から生ビールとお酒がおいしくて、そして料理もおいしくて、歓談もぐいぐい進んだ。ふと時計を見るとPM11時になっていてびっくりした。2次会も誘われたが、おとなしくホテルに帰った。

 4月24日(木)曇り

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 8時前に起きて、ホテルのバイキングで朝食を済ませる。それからチェックアウトをして、9時過ぎにホテルを出た。帰りの飛行機の便まで時間があるので、道後温泉に行くことにした。路面電車に乗って10分くらいで道後温泉駅に着いた。

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 そこからアーケードを抜けて、先ずは「椿の湯」に入ることにした。朝から温泉とは優雅だなあと思っていると、地元の老人入浴客が割と多かった。ゆったり湯につかる。着替えてネクタイをしめていると「オッ!」と声をかけられる。(ネクライなぞ野暮なことをして、これからどうしなさるんかな?)表情がそう言っている。答えに窮してしまう。そのおじいさんと入り口でまた会った。お辞儀すると手を振ってくれて、「やあ!」常に曖昧ながらひとことなのがいいなあ・・

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 道後温泉本館に向かうが、さすがに連続はきついので、周囲を散策することにした。「ぎやまんガラスミュージアム」にはいる。館内を観て回って、大正時代のガラス細工がいちばん好きだった。

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 1時間くらいして、道後温泉本館に入る。入浴にはいろんなコースがあるが、「霊の湯二階席1200円」にした。浴衣と貸しタオル、皇室専用の又新殿見学などがついている。また温泉だ。4人組のグループが一緒で、「アツイ!」と言いながら騒いでいたが、熱いのが苦手な私が大丈夫だがら、39度くらいだろうか?

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 しばらくすると、誰もいなくなり、貸切状態になった。気持ちのいい湯だ・・

 霊の湯を出て、お茶菓子で休憩する。そのとき私は忘れていたが、神の湯も無料で入れていたのだ。肌がすべすべで独特の心地よい匂いがする。夏目漱石が松山にいるのはイヤだったが、温泉だけは気に入っていたのがわかる。

 温泉を出て、食事することにした。迷った末に「鯛茶漬け」と生ビールである。

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 それから近くの公園を散策して。少し早かったが空港向かうことにした。帰りのタクシーから「坊ちゃん電車」なるものが見えたので話を聞いていると、観光用なので市内どこでも300円(普通の路面電車は150円)だが、けっこう人気があるそうだ。でもその車両の製造費を聞いてびっくりした。何と3億円かかったらしい。

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 松山空港から伊丹空港まで45分だった。大阪に近づくに連れて、雲が多くなってきた。雲の中ではやっぱり揺れた。ふんわり揺れる感じだ。プロペラの横で着陸態勢の準備で、前輪が開いた。建物が急に現実の大きさに近くなって着陸だ。

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神戸将棋センターに行く [写真日記]

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神戸将棋センター前にて(このビルの四階だ)記念撮影 

 今日は昼から「神戸将棋センター」に行く。昨年と同じで西地区の支部大会があって、はるばる宮崎県からEMIさんとTABO君とK君が団体戦、三股道場のM先生が個人戦代表、そして付き添いのヤマドルさんの5名が来られるので、待ち合わせをしていたのだった。早いものでもう一年経つ。

 場所に少し迷ったが、元町からブラリブラリで「神戸将棋センター」に着いた。四階に上ると、淡路仁茂九段がおられた。前日私があれこれ自信がなくて電話したので、親切に待っていてくれたのだ。EMIさんTABO君、I君、ヤマドルさん、M先生から順番にお土産をいただく。貴重でていねいな内容でありがとうございます。

 さっそく平手で指導対局を始めることにした。三面指しだったが、初めは貫禄を示したのだが、TABO君との二局目、K君との矢倉戦も完敗した。序盤から中盤は曖昧な?感じだが、駒がぶつかってからは力を発揮できて強いと思う。将棋への純な気持ちがとっても好感が持てる。明日の支部大会もがんばってほしい。

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 終わってから近くの「観音屋」という喫茶店に入り、チーズケーキセットを注文して食べながら、妻と待ち合わせる。これが名物でおいしいのだ。

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 元町~三宮界隈を散策して北野坂に出て、ロシア料理の「バラライカ」に入る。ディナーは量が多すぎて(チーズケーキがこたえた?)ビーフシチューを残すハメになった。神戸を歩いていると、5人分の胃袋が必要なくらい、おいしそうな店が多いのだ・・

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 食事を終えて、夜の神戸の街を探索だが、ネオンが華やかでひときわ派手なオーラが充満している・・

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将棋と桜花賞とてん川ツアー [写真日記]

  昨日の晩はブログを書く前に、バタンで寝てしまった。こういうときの翌朝は、私は早起きなのである。

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 昨日(4月13日日曜日)は午前中「伊丹子ども教室」だった。みんな遊ぶ方が好きそうなメンバーだが、いつのまにか棋力は上昇機運で、手ごたえはある。子どもはもうやらないとか、指導はイヤとかいいながらも、自分が無敵のヒーローの姿を描いているものなのかもしれない。大事なのは継続で、積み重ねなのだ。

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 帰宅して午後は「飛び駒会」である。昨日で例会は99回になった。単純計算で毎月1回だから9年目になる。以前は休みもあったので10年以上継続したことになる。昨日は12名参加だったが、常連メンバーの出席回数が減っているのが少しさみしいが、その分新しい人の参加もあって、それなりにまとまるもののようだ。目標は20人だが、人数だけでなくて雰囲気を大事にしたいのが主眼だ。(詰め将棋みたいだが)

 夕方、夢人さんが来られて、その後で妻が来る。桜花賞は大荒れで三連単が700万以上ついたらしく、唖然とするよりない。本命馬が1頭だけ5着で他は惨敗だ。ここまで荒れると感想もなくて、競馬ファンの心理を聞きたい気もする。場内はシーンと鎮まりかえったらしい。勝負の面白さか、愛想無さか・・宝クジじゃあないからなあという不満もあるけど、勝負の醍醐味とも受け取れる?

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てん川にて、カレーうどん用の紙ナプキンの前掛け、団塊さん(左)と夢人さん(右)

 桜花賞の後は「てん川ツアー」である。いろいろ手違いで団塊おやじさんがいない?!(私の説明はわかりにくくて、通じない、いつも妻に言われている)仕方なく夢人さんと妻と三人でてん川に着いて店に入ったとき、車の中で待っておられた団塊さんが来られて、にこやかに初対面の挨拶を交わす。そのとき私は思わず合言葉を忘れてしまった・・

 ブログでの交流と出会いは楽しみあり、不安あり、様々である。てん川でカレーうどんを食べながら、(この日のためにてん川のカレーうどんは1週間おあずけだった)人は「食と人との語らい」のひとときが何より幸せなのだなあと実感する。団塊さんが夢人さんのてん川のカレーうどんの辛口評を、恐々ながらも聞きたがっていたのが手に取るようにわかって面白かった。

 結果は?夢人さんのブログでご覧下さい。

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 てん川を出てHIROにいく。団塊さんもときどきHIROにモーニングを食べに来られるらしい。森家は夜なので、てん川同様にすれ違いなのである。ブログでいろんな方と知りあえたが、団塊さんや夢人さんのような大人の風格、フェミニスト、個性満々、メタボ仲間!将棋以外で共鳴和音?のあるのは珍しいし、うれしい出会いである。

 コーヒーを飲みながら、あれこれお話を伺っていると、蕎麦が食べたくなり、一日一万歩は歩こうという気になり、仕事も遊びもますますエネルギッシュにという気持ちになるのがいいのだ・・

 帰宅すると、真っ暗である。あれ?阪上2級に頼んだのに・・トビオとクロの餌もまだだった・・(今朝うっかりですみませんの電話があった)源さんも交えて一斉に合唱が始まった。

 その後で体がバテバテで、1分たりとも起きていられない状態で、直ぐに寝る。楽しい一日が終わり、夢見心地の子どもの世界である。大荒れの桜花賞とてん川ツアーで、いい一日はあっという間に過ぎる。

 


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大阪梅田界隈 [写真日記]

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 今日は、5月3日の祝賀会の主役である山崎隆之七段との打ち合わせがあり大阪に出た。用事を済ませた後で、阪急グランドビルの31Fにのぼり喫茶店に入る。ここの見晴らしがいいので、昔からよく来たところだ。

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 打ち合わせも終わり、妻と大阪梅田界隈の探索に移る。たまに梅田界隈を歩くと、どんどん変化していて、浦島太郎化してしまうのだ。初めに餃子ミュージアムに入ることにする。ここはあまりいい評判は聞かないが、そうでもなかった。お腹が減っていなかったのだが、生ビールを飲みながら二軒の店から2種類の餃子を注文した。あまり客もいなかったせいもあるが、(閑古鳥というとついつい我が身を想像するのだ)申し訳ない感じで椅子に座るのだった。

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 これなら今度はいっぱいお腹をすかしてこようかな?1軒の店は4月いっぱいで餃子ミュージアムを卒業と書いてあった。いわゆる閉店だろうか。

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先日、仲間の集まりで麻雀の後で店を探したら、何処も満員でびっくりしたが、同じ梅田界隈でも、今は客の流れがさっぱり読めない。言えるのは、梅田が若者向けの街にのみ変身したように感じることだった。パチンコ、パチスロの隣にサラ金や風俗の店の構図である。そこに普通の飲食店があり、こちらは結構繁盛しているのも不思議である。

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 要するに人混みがいいのだ。人混みが人を呼ぶのだろうかなあ?人が来なくて閑古鳥が泣き出すと、若者が寄り付かない?のだろうか。わからないことだらけであるが、この奇妙な都会の複雑怪奇なエネルギーもたまにはいいものだ。

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 そこから少し歩くと「ボートピア」があったので入ってみる。要するに競艇のレースの総合ビルだが、夕方の4時を過ぎても満員で、今はナイトーレースというのがあるらしい。妻は競艇は始めてだが、舟券も馬券も似ているので大丈夫である。全国の3つのレース場の舟券が売られていて、忙しい。1レースだけして見ることにした。妻は3連複1000円券一枚である。私はみみっちくて3連単を四枚200円券で200円おつりである。レースは本命の②が差されて着外となり、ふたりともはずれた。

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 館内は熱気でムンムンしていたので、直ぐに出た。今はお金を稼ぐのは大変だが、浪費、消費するのは追いつかないくらい、手ぐすねを引いて誘惑が待ち受けているようだ。身を持ち崩すのはわけない、怖ろしい時代だなあと思う。この中で辛抱や我慢の修業して行くのは、外に出ないことしかないかもしれない。

 イヤ待てよ、これは私が遊び好きな要素をいっぱい持っているから、自分の意志の弱さもあって、無理なせいだろうなあ。都会のエキスは価値観や人生観も揺らがすものがあるのだろう。

 昔、私はこのあたりをほっつき歩くことも多かったが、あいにくお金がない、勇気も無い、仲間もいない、これでは誰も相手にされない・・・そういうとき、人混みはよけいにつらいものだ。都会は人が多そうで意外に自分の知っている人は少ない、そんなものなのである。群衆はひとりポツリと変わらないものだ。

 そんなとき、家に帰り、近所のお風呂屋さんの暖簾をくぐるとほっとするのだった。風呂をアガリ、ラムネを飲むと、やれやれ自分はこういう暮らしが向いているなあと思うのである。

 ボートピアを出て阪急電車の方に向かう。次第に人が増えてきた。街を出る人の波と、これから街に入る人の波が交錯する。 何だかインドの雑踏にいるような気になった・・

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春の足音 [写真日記]

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 今日は6時に目が覚めてしまったので、起きた。早めに仕事を済ませて出かけようと思ったのだが、体がだるい。結局居眠りしてしまう。横で源さんが、体の上に乗っかって羽をひろげるわ、顔の横に来てほっぺたをつつくわ、頭の上に乗るわ、好き放題だが、体が重くて我慢する。オイオイ源さん・・

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 少し楽になったので、朝食を済ませて、仕事を始める。また頭と体が重い・・体調が悪いわけでないので、体力の回復が遅くなっているようだ・・

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 午前中、S君とお母さんが来て、面談をする。昨日、懇親会で出来なかったので、急遽今日にしたのだった。昼過ぎまでみっちり話をする。

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 昼食の後も、さあ仕事と思ったが(小学五年生,六年生、ネット君)また、眠くなってしまう。寝転んでいると、今度はトビオが来て、後で源さんが来て、一緒に寝転ぶ。仕事にならない。源さんは相変わらず、将棋盤の上に立ちすくんで邪魔をする。それでもどうにか出来て、パソコンで原稿も書いて送る。いつもだと1時間くらいで済ませるのにほとんど3倍くらいかかった。

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 ようやくフリーになったので、西谷方面に向かう。いつもどこに行くか決めていることがむしろ少ない。春なので、つくしを思い出し行って見ることにした。空は晴れているが、冷たい小雨が降ったりやんだりの天候だった。

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さて誰でしょう?

 つくしはあった。去年のよりはか細い気もしたが、土手にどっさりある。写真を撮りながら摘んでいく。また小雨だ。ジャンパーの帽子を被る。でも手が冷たかった。かなりな数のつくしを摘んだ。

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一転して晴れる

 そこから少し車を走らせる。高平方面に向かう。つくしの里に立ち寄っていると、もう5時を過ぎていたので、帰ることにした。

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つくしの帽子取り、これがけっこう時間がかかる


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ムンク展 [写真日記]

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 今日は午前中、ブログの整理をする。早めの昼食の後で、兵庫県立美術館に「ムンク展」を見に行くことにした。以前から行きたかったのだが、今月いっぱいなのでギリギリ間に合った感じだ。

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兵庫県立美術館

 宝塚~西宮北口~王子公園まで電車で、そこから徒歩15分とあった。美術館は新装なってからは初めてなのだ。新美術館は安藤忠雄の建築らしいが、私は打ちっぱなし風は苦手である。以前の古風な方が好きだった。

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 ムンク展はさすがに人が多かったが、その割りにじっくり回れた。例の「叫び」は以前、京都の美術館で見たときは強烈な印象だったが、私にはムンクは暗いイメージはない。今回はデッサンも展示してあったが、クレヨン画など間じかに見えてよかった。装飾絵画として、リンデ邸に依頼されたものの、子ども部屋の展示にアベックの構図があって変更を依頼されたが、頑として聞き入れなかった逸話も面白かった。結局、返品されたそうである。

 表現は孤独、退廃、象徴、装飾、色彩は赤、白、青、緑が印象的だ。恐そうで不安そうで、覗いてみたくなるような絵画かなあ?画家の持つ色彩は、単純に赤とか青でなくて、うめくような言葉にない色彩の感じがする。私は塗りたくった絵が大好きだが、自分で真っ赤や真っ青な絵の具をキャンパスに、一年中塗りたくりたい心情もある?構図などどうでもよくて、絵でなくてもよいのだ・・

 終わってから、絵葉書などを買ってから、喫茶店に入る。美術館に来ると、足がくたびれるし、神経もくたびれる。解説を読まないで絵だけをさっさと見て回るのがいいのかもしれない。

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 阪急の王子公園駅まで、今度は坂道を登り20分くらい歩く。もうダウン寸前で、駅のベンチに腰かける。動物園も近くなので、子ども連れも多かった。西宮北口に着き、いったん下車して、それから宝塚に帰るホームのうどん屋に立ち寄って、早めの夕食にする。

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 帰宅して、足を休めながらうたた寝する。源さんが耳元でつつくし、トビオが足の中に割り込んでくる。


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三木散策、奨励会結果 [写真日記]

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 今日はふたりともオフだったので、少し遠出をすることにした。私の希望で、今月で廃止になる「三木鉄道」にもう一回行くことにする。なんやかやで10時半を過ぎての出発となる。宝塚ICから中国道~山陽道で三木東ICで降りる。30分かからないくらいの距離である。

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 高速を降りてスグに「志染の石室(しじみのいしむろ)」を探索する。標識があって気になっていたところだった。カーナビで行くと、全然違うところに行ったので、近くの人に尋ねる。そこから狭い道を走ると、間違えて曲がってしまった。バックでないと引き返せないので少しあわてる。正確な位置は手前を曲がったところだった。

 駐車場に車を止めて歩くと、志染の石室があった。”第20代の安康天皇が亡くなった後、皇位をめぐる争いで命を狙われた億計と弘計のふたりの皇子が隠れたとされる石室。季節によっては、ひかり藻に反射して湧水が金色に見え、「窟屋の金水」と呼ばれています。”とある。

 そこから「淡河疎水」と「御坂サイフォン橋(眼鏡橋・石橋)」に行く。下調べしてきたわけでないが、何だか水にちなんだことが多い。

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 淡河疎水を辿って登ると、急に視界がひらけて、野球のグランドなどがあった。見渡すばかりの広さである。歴史あるところを辿って、現代につながった感じだった。御坂サイフォン橋(眼鏡橋・石橋)も近くにあった。まるで九州に来たような錯覚に陥る。眼鏡橋、石橋は見ごたえがあった。

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天の岩戸?

 そこから十割そばの「湯ノ山みち、街道茶屋」に入る。妻はざるそば、私は皿そばとおにぎりを注文した。5皿だったので3皿追加した。そばを食べるのは久しぶりである。

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 ふたたび三木駅を目指す。今日は電車に乗らないで、線路沿いの道を散策しながら、次の「高木駅」に向かう。道が狭いので、車を止めるのに気をつかう。ちょうど電車が通過したので、写真を撮る。界隈を散策したが、路地が多いせいか、いい風景ばかりだった。

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 次の「別所駅」に向かう途中で「三木ホースランドパーク」の看板を見つけて、妻のたっての希望で方向転換をした。ワクワクして(乗馬もできるかなあ)着くと、「馬インフルエンザのため4月中旬まで閉園します」の看板があって、がっかりする。ぐるりを回って、研修センターに入る。「ヤア!!、キャア!!」高校の県道部の合宿らしくて、威勢のいいかけ声と悲鳴?が聞えてくる。

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 少し休憩して、天然温泉「湯庵ゆうあん」に向かう。ここでも道を間違えて、カーナビ通りだと4キロ、イヤな予感がして脇道に入ると1キロくらいで着いた。初めての温泉で(今日はタオル持参)と胸を張っていると、タオル、バスタオル無料とあった。世の中こういうものなのだ。ここはすべてキーで決算で、自動販売機のコーヒーまでキー決算だった。銀泉足美人、金泉うたたね湯、夢想(寝ながら浸かる)岩清水とある。うららかな日差しの中で、温泉に浸かる・・

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 40分くらいで温泉を出て、待合の和室で居眠りをする。枕もあるので30分くらい寝たかもしれない。いつも風呂上りは眠くなるので、ちょうどよい。

 帰りはいつものように、宝塚トンネルのあたりで7キロの渋滞だったが、「思ったよりは時間がかからずに帰宅できた。

 グルグル写真館 ルンルンピアノの今日の写真アルバムです。

☆昨日の奨励会の結果で、千田翔太2級が1級に昇級した。藤原1級がひさしぶりに3連勝で、大いに期待したい。この時期は卒業、入学、進級で環境が変わる。また自分の置かれている立場を、いやおうなく認識させられる季節でもある。そう感じないのは鈍いだけである。過去、現在、未来のどこに重点を置くかだが、先ずは①過去の清算というか、自分のことをもっと客観的に知ることが大事だろう。そして②今の自分の将棋への向き合い方、これは地道な努力の継続しかない、そして③シビアな目で将来を見据えること、この①②③のどこから手をつけて自己分析するかだ。

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 弟子と言っても、師匠と関わらない時間の方が多いと、手の打ちようがない。関わる時間が長いほど模索しやすいが、それも気持ち(やる気)次第だろうか。人は自分が本気で悩みを抱えてそれと向き合わざるを得ない状況でないと、なかなか真剣になれないものだ。そして、そうなったときはすでに手遅れ気味、それが世の中の掟みたいなものだ。

 だから早く自分を暴露して、自分をごまかさないで向き合うことだ。恥をいっぱいかくことなのだ。プロ意識というのは「恥をいっぱいかくこと」がスタートかもしれない。見栄っ張りはだめである。理屈ではそうでも、現実に自分をさらけ出すのは勇気も覚悟も辛抱もいることなのだろうなあ。(こういうことを書くときは、常に自分のことは棚にあげてが前提である)


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祝賀会案内状発送 [写真日記]

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 今日は朝から祝賀会の準備で、チラシを作成した。それから数人の棋士に電話して、指導対局の確認をする。一段落していると、H君のお父さんから電話があり、昼に食事しながら話をすることになった。今月末には弟子の父兄懇親会を初めて行なうが、微妙で難しい年齢の弟子が多くなった。3月は別れと出会いのシーズンだが、喜怒哀楽を噛みしめる時期かもしれない。時の流れと、自分の心境の変化や状況の把握に戸惑うころでもある・・

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 帰宅して、参道のおせんべい屋さんに行って用事を済ます。それから郵便局に行って、荷物を取り、案内状用の切手を購入する。スタンプでもいいのだが、やはり記念切手がいい。それから少し早いが「てん川」に行って、好物の「トマトとなすのカレーうどん」をい食べる。さすがにお客も少なくて、のんびり出来た。

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 帰宅して名簿の作成と案内状の発送の準備をする。事務的な仕事は気合と勢いが大事だ。こういう時は弟子に手伝わしいところだが、きちんとした仕事をこなすのは大変なのと、今日が「奨励会」でもある。

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 昨日あたりから目がショボショボしているが、体がシャンとしない。

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 妻に手伝ってもらって、ようやく終わる。夜も更けて、案内状をポストに投函すると、やったという気分でひと息ついた。ここ数日はブログの更新に苦戦している。さすがにアップアップ(シャレ?ではなjくて)であるが、こういうときもあるだろう・・何でもそうだが、ある面で、すべて自然の流れに任せるしかないのである。

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春の花はやさしい。白と黄色とピンクの色が似あう。

 


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雨降り [写真日記]

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昨日の木版画展より

  目が覚めて外を見ると、雨だった。今日はオフの日だが、妻がK歯科に行く日だったので、せっつく。しぶしぶ行ったのだが、「9時20分でなくて、10時20分だった」私と同じ様なことをしているのだった。

 何やかやと雑用をして過ごす。サンケイ新聞夕刊の「棋怒哀楽」の最終回を書く。4月からの新紙面の都合らしい。毎月一回だったが、担当のHさんのお陰で気持ちよく仕事ができた。私は文章を書くのが苦手なのだが、好き勝手、勝手きままならOKなのだ。但し、間違えた使用法の日本語も多い?サンケイのエッセイは締め切りギリギリに2時間くらいで書いた。このブログの記事も素早い。(手抜きなのだ)どちらか言うと、写真のアップに時間がかかるのだ。

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 それから宝塚に出る。銀行に行って支払いなどを済ませて、書店で待つ。いつもの待ち合わせだ。買い物に行った妻がなかなか来ないので、やきもきしていると、持ちきれない荷物を両手にやってきた。おでんのものでも重いのに、パンネルのパンを行列して買ったらしい。「こんなときにいっぱい買わなくてもいいのに・・」余計なひと言をいうと、「◎○△▲×!」とお返しがきた。しまったと思ったが、すでに遅い。

 「風邪気味がまだ抜けないのに、無理をしないほうがいいよ」その前置きの日本語を話せなくて、私はいつも言葉が足りないのだ・・言い訳である。

 帰宅して、昼食を済ます。それからひと寝入りして、またあれこれ雑用をこなす。午後からピアノのレッスンもあり、子どもやお母さんが出入りする。私はいつも家にいて、ゴロゴロではないが、とても勤勉な仕事振りではないので、一歩間違えれば怪しい不審者である。

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 子ども教室の部屋や、水津さんの写真のスキャナー、実戦次の一手の素材探しなどしながら、麻雀の番組を見る、ながら族である。

 夕食の後で8時過ぎにHIROに行く。一日家に篭っていると、気分転換をしたくなるのだ。最近はHIROでスポーツ紙と日経新聞を読むのがクセになった。

 帰宅してドラマ「斉藤さん」最終回を見る。最終回というのは、何かしらさみしいものだ・・ふと思ったが、昔はドラマで主役と言えば男性が多かったが、今は完璧に女性が多いのだろうか。視聴率を考えても、そうなのだろうなあ。斉藤さんは実際にいると、私は少々苦手そうだ。完璧すぎる健全さのせいか?でも曖昧にしてばかりのことが現実にも多すぎるので、心のどこかでスカッとする心地よさがいいのだろう。

 今はヤワな男が多すぎるのだ(私も名を連ねている)でも一見強すぎる男よりも、ある面でヤワな方がいいのである。但し一見やさしい男もダメだ。では何が基準かというと、見栄を張らない、裏表が少ない(ないとまではいかない)、毅然としている面がある、そんなところだろうか。

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 今日から5月3日の祝賀会の準備もボチボチ始めている。来週には案内状を発送する予定である。今日はいつものところに、返信用のハガキの印刷を取りに行った。こんな風に、ほとんど手作業だ。裏方稼業は私の得意の分野でもある。毎年、やりながら、弟子の活躍に救われていることを思う。できることなら、その面だけを見て弟子と接したいものだ・・世の中は何でも、阿吽の呼吸があるのだ。

 弟子らしく、師匠らしくありたいものだ。

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