大石直嗣新四段がご両親とともに挨拶に来られた。家で雑談の後、宝塚南口のTホテルに向かう。弟子の昇段でのお祝いの食事会、これほどうれしいことはない。じっくり大石新四段にカメラで迫った?

 ご両親と記念撮影をする。大石君が私の弟子になったのは小学五年生で、9年前である。その日のことはよく覚えている。

 奨励会に入ってからすぐに教室の手伝いをさせていたが、あまり記憶がないのだ・・こんな風に気を使わせないのがいかにも大石君らしいのだ。

 食事を終えて喫茶店に入る。大石君のご両親は一年前に「志紀将棋センター」を開いた。それは大石君の大きな柱にもなっている。今後もそうだろう。

 次第にカメラに慣れてきたか?うんざりか?しぶしぶでも師匠命令では仕方ないのだ。そういえば大石君を叱った記憶がない。子ども教室で子どもと一緒に遊んでしまっているときに注意したくらいだろうか。

タイマーで記念撮影をした。ここ結婚式の広場のようだった。

 大石君とは奨励会に入会してしばらくのときに将棋を指したことがある。序盤中盤はやや雑気味だが終盤は強い印象だった。それ以来指していない。

 一門の奨励会員の中心で、いろいろと取りまとめの役どころを任せていたが、きちんとこなしてくれていた。

 我が家に出入りが多い割りに、家が大阪なので食事や宿泊とは縁が薄かった。シンの強さはご両親譲りだろう。奨励会がらみで何かあると大石君に任せていた。

大きな期待を背負っての門出である。ご両親の慶びもひとしおだろう。

 最近は弟子の写真はあまり撮っていなかったので、久し振りである?(迷惑だろうなあ・・)

 何が似あうのか?いろいろ試すのが面白い。これは駅の前の木製のベンチである。

 子ども教室のO君とバッタリ出会う。恥ずかしそうだ。

 ホームの看板の前で、何だかコマーシャル写真みたいだ。

 ひと安心と大きな期待のなかで、大石新四段、澤田新四段の誕生は私にとっても励ましの出来事だった。弟子から大きなプレゼントをもらったようだ。いろんな葛藤があるなかで、素直な気持ちで、またもうひと踏ん張りしようというエネルギーが湧いてくるのだ。

 決してゆるむことなく、これからも日々精進して将棋に取り組んでほしい。

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