今朝はK歯科に行く。差し歯の根元が折れたようで・・義歯を作った直後なので厄介みたいである。数回前には歯間歯ブラシの使い方を間違えていたみたいで教えてもらった?自分の歯を大事にしないといけないのだが・・手遅れ気味である・・私は劣等生の患者なのだ。

 昼過ぎに外食に出かけて店に入ろうとすると携帯が鳴った。「森さん、早く着いたので御伺いしてもいいですかね?」14時に約束だった、南口先生の息子さんのSさんからだった。あわてて引き返す。

 Sさんとお会いするのは久し振りである。南口先生のお墓の場所の件で連絡したときに、電話ではお話をさせてもらった。用事を済ませてから、あれこれ雑談をする。師匠の奥様は今も入院中である。「オヤジの将棋盤を一面持ってきたので使って下さい」

 Sさんは南口先生にそっくりになられてきた・・いろんな話をユーモラスにしてもらった。師匠と同じで話し好きである。

 今日は隣のダスキンさんに柘榴の樹の選定をしてもらった。「柘榴は樹のどこかの部分に実がなるので、毎年選定をするのがいいですよ。昨年は表側で裏側は切っていません。だから今年は期待できないかもしれません」見る見るうちに柘榴の散髪が始まった。「柘榴は古い枝からでなくて、新しい枝からしか実がなりません」だから切るのがいいそうだ。

 隣のよしみで、ヘタクソな庭使いの我が家のフォローをしてもらっているのだが、見るに見かねてなのだろう・・?

 遅い昼食から帰って、昼寝をする。ややダウンである。でも少し休むと元気になったので、金太郎をケージから出す。早速冷蔵庫の上のこの籠からピーナッツを取り出そうとする。

 金太郎もややストレスがたまっているのか、荒い。「キンチャン、イイコイイコ」といいながら悪いことばかりする。

 夕方、片上大輔六段がやって来た。明日が大阪で対局なのだ。早速、船越君のアパートの跡地に向かう。

 こうやって弟子が船越君のために来てくれるのはとってもうれしい。夕暮れの空がそろそろ暗くなり始める。

 この写真の船越隆文君は15年前と感じさせない・・「棋士になりたい」船越明美著の裏表紙にも使っている・・

 震災前日の朝、記録係りで関西将棋会館に行く前に船越君が私に渡すものを届けに来てくれたシーンを思い出す・・私は東京遠征だったので出かける準備をしていた。「ありがとう」と言ったのが最後となった・・

 蝋梅が咲き始めていた

 夕食に出かける。片上君は昨年の祝賀会から少し経って、六段昇段を決めた。遅くなってしまったが、そのお祝いも兼ねて夕食を誘った。いろいろ話があるが、ともかく元気で活躍してくれているのがうれしい。一門で片上君以外は関西なので、みんな揃って会う機会が少ない。よけいに一緒にいるのは大事な時間と思っている。

 片上君を見送って、金太郎を出す。

 今日は珍しい来客が続いてややあわただしかったが、深い縁を感じられる時間をすごせてとってもうれしかった・・