昨日(6月22日火曜)は、先日六甲のヴォーリズ山荘に招いてもらった山崎さんの「三人展」で田尻歴史館に行く。尼崎に出て、阪神高速湾岸線で泉佐野まで行って、そこから10分程で着いた。ちょうど関西空港へいく橋が分岐点だった。

 このあたりは阪口五段の結婚式があったところだ?

 表の案内版に紹介されていた。

☆三人展:思い想ふ
 書 : 山崎 掃雪
版画 : 山崎 忠厚
水彩 : 山崎 さやか

賛助出品 : 砂本杏花先生
日展会友・毎日書道展審査会員
(財)書道芸術院理事・関西書道協会主宰

2011年6月17日(金) ~ 6月28日(火)
9:00 ~ 18:00 入場無料
(17日は11:00から、最終日は16:00まで)

会場=田尻歴史館 大阪府泉南郡田尻町 072-465-0045

電車で南海本線「吉見ノ里」駅下車、徒歩10分

車で阪神高速湾岸線「泉佐野南I.C」から5分お車でお越しの方は、向かいの公民館の駐車場をご利用ください。

 気品のある雰囲気が伝わってくる。

 <田尻歴史館は、明治から大正にかけて「綿の王」と呼ばれ、関西繊維業界の中枢を担った谷口房蔵(たにぐちふさぞう)大阪合同紡績(株)元社長の別邸として、氏の郷土である大阪府泉南郡の田尻町に建てられた、大阪府指定有形文化財です>

 

 田尻歴史館全景

 山崎さんの奥様が書、山崎さんが版画、娘さんが水彩画の三人展なのだ。それぞれに分野は違うが、繊細できめのこまかい作業?なのは同じだろうか・・

 ちょうど山崎さんと娘さんがおられて、案内してもらう。娘さんは以前、源さんとトビオのイラストのシールをいっぱい作ってもらったが、お会いするのは初めてだった。

 今度も厚かましく、金太郎のイラストのシールをお願いした・・

 版画の部屋で、後でいろいろと説明もしてもらえた。

 書の部屋である。この日も人が多かったが、年配の方のグループが多かった。いろいろ素直な感想が聞こえてくるのが面白い。

 部屋を歩きながら、少し襟を正して観る・・

 ふと見下ろすと庭園も見事だった。

 綿の花だろうなあ・・

 

 いたるところにステンドグラスが見られる

 近隣の家も歴史を感じさせて、思わずみとれてしまう

 昼食は歴史館カフェー、ベッラメンテのテラスだ。数量限定メニューの「信玄弁当」だったが、おいしかった。カフェーというよりも本格的なレストランの気がした。

 食事が目当てで来られる人も多いそうだ。予約で混んでいるのもうなずける。

 食後に小さなデザートとコーヒーもあって、堪能した。幸せな気分である。

 食事の後で、またそれぞれの部屋を回って、鑑賞させてもらった。

 版画の原画を見せてもらって、お話しを聞く。意外な創作の話もあって面白かった。器用さと繊細さ、粘着力、そして根気の必要な世界だなあ・・気が遠くなるような細かい作業の結晶なのだろう。

 とっても楽しい半日が過ごせて、ありがとうございました。

 近くはすでに海で、向こうに関西空港が見える。

 帰りも湾岸線で、今度は1時間半あまりで帰宅した。

 夜はネットでC級2組順位戦を観戦する。局数が多いので、弟子の対局が中心だ。勝ってほしいと思いながら見るときと、純粋に将棋の内容に目が行くときがある。

 今日は順位戦の初戦なので、是がひとも勝ってほしいと思っての観戦だった。

 まず大石四段が勝った。昨年は出だしで泣いた?だけに今期は期するものがあるはずで、激辛の大石将棋を見たい。手堅いのか果敢なのかつかみどころのないのが、大石将棋のようである?

 澤田四段は素早い仕掛けだったが、私から観ると危険がいっぱいの順だったので、ヒヤヒヤのスリル満点の将棋だった?私ならまず負けていた将棋だったが、最後は振り切って辛勝に思えたが、実際はどうだったのだろう?

 千日手局を挟んだので、終局は遅くなったが、増田六段は負け・・観戦していた私の方も疲れきった感じだが、この何ともいえない重さが順位戦特有のものだろうか・・

 名人戦の最終局も始まった。

 とにかく長い一日だった・・