日曜日は午前中、伊丹子ども日曜コースだった。春休みになったが寒さがぶり返していたので、子ども達がくるのは遅かった。今日は全体に手ごたえがあった。攻めをぐずっていた子どもが素早くなっている。こういうときはうれしいものだ。

 私が主に教えるのは基本の形を作ることなので、そこからの駒の軽やかな動きは何かのきっかけが必要かもしれない。「攻める気持ち」をどう説明するのか難しいが、コツコツ繰り返し指導していくことなのだろう。

 定跡というのは形を作ること・・からスタートするのだと思う。

 飛落ちの中盤だが、ここから巧みに指されて負け。終盤のセンスがよい内容だった。

 昼前に船越隆文君のご両親とお兄さんたちが来られて、家でしばらく歓談の後で、アパート跡の空き地に行く。家にいた弟子たちも一緒に連れていってお参りした。

 お兄さんの結納があって来られたそうで、おめでとうございます。

 お母さんが泣き伏してしまいそうになったとき、お兄さんがすぐに支えにいかれる・・

 同じ世代の弟子の活躍が、船越君の評価になる‥当時からそう思っていた。よけいにみんな奮起してほしいと願う。

 震災で船越君を亡くしてからは、もう二度と弟子を取ることはないと思っていたが、それを察した船越君のお母さんからあるときに「森先生これからも弟子を取って下さい・・隆文のためにも」という言葉を聞いて、また前向きに踏ん張ろうと思った。そうすべきだと思った。

 そうはいっても最近は特になかなか結果が出ないことばかりだが、何よりも身近に自分ができることを全うするのがすべてなので、そういう意味では淡々とした心境の面もある。 私の一念は?どういう状況でも投げ出さないこと・・背伸びしないで自分のペースで前向きに生きること・・だろうか。

  

 弟子を家に戻らせて、船越君のご家族とささやかなお祝いの食事に行った。こうやって訪ねてきてもらえるのがとってもうれしい。

 

 楽しい時間を過ごせてよかった。みなさん、また金太郎に会いにお越し下さい。

 この日は受験者特訓で、研修生は欠席だが、特訓する。石川二段と山口3級が指導だった。

 研修会からの結果報告があった。また流れがよどみ始めたが?勝ち負けの戦いの中で、しっかりと自分の中に確かなものを育んでいってほしいのだが・・どこを向いても壁が厚くて大変だ‥

 「ハイ、サヨナラ」を連呼する金太郎、親しみの挨拶というよりも、本音はみんな帰ってよ、遊びたいから、なのである?

 GⅠ高松宮杯は外れた。最近は横着になって3連複でも5000円以下のオッズの馬券は買わないのであきらめもつく。昨日は全敗だった。固くても大穴でも取れないのだ。

 阪神競馬なのに見に行けないのがつらいところだ。最近は深夜にネットで馬券を買う。

 全体に仕事が停滞気味である。