昨日は午前中「伊丹日曜コース」だった。始めは少なかったが、時間ギリギリで飛び込んできた。見学2名もいて、久しぶりに増えてきたようでよかった。

 将棋は初級者あたりで継続させるのが難しい面があって、なかなか上達しない、時間が取れない、ことが大きな理由のようだ。その対策が常に課題である。

  六枚落ちで力将棋?だが、上手が困っている・‥今8三桂と打たれた局面である。持ち駒は香のみなので手がない。

 これも六枚落ちだが、ここから3六成桂、同金、同竜、6五玉、6四歩、同銀、同角、同玉、6三歩が正解手順だが、どこかで間違えてしまう‥この手順のひとつひとつに手筋やテクニックが潜んでいてその明快な説明が必要だ。理屈が大事だ。

 1五同銀、3五歩と進む。以下同歩(?)3四歩、2六銀(?)同金、1八飛成と進んだが駒不足で勝てないようだ‥子ども達によくわかるようなこの二手の悪手の説明が必要だ。これができると指導者の資格があるが、私もうまくない‥

 (持ち駒下手銀歩3、上手銀歩)

 二枚落ち戦だが、ここからの下手の最善をどう教えるのか難しい。①過激編=3五歩、同歩、3六歩、同金、5六銀②緩やか篇=7四歩、7六歩、6五歩、7七銀、7五歩、同歩、7六歩③駒取り編=2八銀④慎重篇=4四歩、7六歩、4三金右(4三銀)⑤腕力編=2五歩、2四歩、3三金などである。さあどれが本筋だろうか?

 見学の子どもに六枚落ちで指導する。棋力認定も兼ねているが、たいていこういうパターンになる。飛車が死んでしまった‥こういう場合は八枚落ちで20級前後のようだ。

 午後は受験者特訓の最終日である。前日は休みでもいいのだが、ほとんど出席だった。最後にひとりづつ気になっている点をアドバイスしていく。

 これで夏休みの受験者特訓の日程が終えた‥後は本人達の奮闘を期待したい。結果はどうあれわからないもので、とにかく自分の力を発揮してほしいと思うのみである。ある面で私の仕事は終わったので、少しほっとする・・緩まず、力まず、自然に指すのは難しいが、自分をいかにコントロ-ルできるかどうかが適性なのだろう。

 夜は久しぶりに伊丹のサイゼリヤに行く。家族連れが多かった。

 この夏はけっこうきつかったが、あっという間だった気もする。