金太郎が歌を聞くときのきちんとした姿勢。私のヘタな歌でも襟を正す感じになる。

 最近お気に入りの布遊び、但し素知らぬふりであれこれ噛んで落とすので要注意だ。

 眼鏡を取るのはいいが、足で振り落とすこともある。金太郎専用のネガネにした。

 気分転換に伊丹の昆陽のイオンモールに行く。大食堂(こんな名前ではないが)でトンカツ定食を食べた。小雨のせいか子ども達のジャングルのようだった?

 妻の買い物の間に書店に入る。将棋コーナーは極めてさみしい・・自分の詰将棋本も一冊もなかった。実用書、漫画コーナがあふれかえっているので複雑である。

 内田樹さんの「街場のメディア論」を買った。<仕事をするとはどういうことか>初めから興味を抱く内容だった。

 <自分のためにという弱肉強食型のストレスをかければいいのでなくて、他人のために働くこと、それがその人間の才能を開花させる・・>その視点は私も感じていたが、読みながらなるほどと思った。将棋もそうだが、弟子を見ていて、自分が強くなるためだけでは何かが足りない‥でも確たるものではないので説明できないでいたことだった・・

 自分のためだけというのが、案外自分を縛って、自分の才能をしぼませている・・そういう気もする。

 週末から私が忙しくて、ややさみしがっている金太郎を早めに出して遊ぶ。「ドウジョ、ドウジョ」と私が置いた遊び道具をこうやって蹴散らす。何度も繰り返すので、たいてい私の方がバテる。

 私の手元だったり、遠くだったり、バリエーションを変えるのが金太郎である。

 もう拾いに行くのがしんどいぞ・・「おしまい」私がつぶやく。

 今度は椅子に座って相手する。パソコンの画面に見入っていると、ときどきわざと手を甘噛みしに来るのだが、結構痛い。

なにかをみて考えているか、外で音がして警戒しているときの表情だ。妻の声に反応するときもある。