★王位戦第二局、一日目7月23日火曜日

      金太郎が首をかしげている‥「なあに?」

   首を伸ばして悪さする手前だ。

 

   我が家のザクロ、今年はさみしい‥樹の上のスズメは毎日にぎやかだ。

   この日も金太郎を水浴びさせる。まだ初歩の霧吹き段階だ。

  午後から有馬温泉に向かう。妻を乗せてドライブで通っているコースなのだ。

  中の坊瑞苑に着いて、駐車場を訊いて入れる。人通りが多い。ホテルには入り、控室に案内してもらう。妻も一緒だが、もちろん初めてである‥対局室は向かいの部屋だそうだ‥有馬温泉は家から割と近いのだがタイトル戦には来たことがない‥将棋世界の観戦記の仕事で楽しみである。(書くのがというのでなくて?雰囲気を味わうのが?)

 

 この日は一日目なので、進行もゆったりと予想して、有馬を少し散策する。

  有馬温泉の「角の坊」にヨウムがいると訊いていたので会いに行く‥妻が先に探してくれていたようだ。

 「タクロー」と言う名前らしい。かわいいなあ‥金太郎の友達になれればいいなあ?

  一日目の封じ手を予想したが、私の2番人気?だった。

   有馬散策を終えて、帰宅する。

  有馬温泉のこのカットが好きだ。

 

  帰宅して,C級2組順位戦をネットで観戦する。増田六段勝ち、大石六段勝ち、竹内四段勝ち、澤田五段負け、千田四段負けの結果だった。勝負の波はさまざまで一喜一憂だが、常に一期一会に似たようなものを感じる?ものでもある・・

★王位戦第二局、2日目 7月24日水曜日

  この日は王位戦第二局の2日目なので、できるだけ早く有馬温泉に行く‥バスで宝塚から40分だった。蓬莱峡経由でない方の少し遠回りのコースだったようだ。

   身が引き締まる

  控室に入り、研究に加わる。どちらかいうと行方八段の方が危ない筋が多い‥そんな見解が多かったが、なぜか羽生王位は自重する手順を選んだ‥微妙な展開だった。

  読みのわかりにくい探り合い模様から局面が動いた‥昼食休憩の図。ここからの数手が結果的に勝敗に直結したようだ‥ここでどう指すか!?それを探る作業である‥

 研究しながら、すぐにバテテしまう・・将棋は繊細な積み重ねのゲームかなあと思う‥

  控室から遠くに目をやると、南野馨さんの彫刻がはっきり見えて驚いた‥有馬温泉での路上アートらしい‥不思議な光景でもある。

 

 控室に棋士が増えてきた。立ち合いの井上九段が真ん中で、向こうが小林九段で、手前が藤原三段である。酒井七段、舩江五段、香川女流初段など研究陣もにぎやかになってきた。

  王位戦第二局中継サイト

 控室の窓辺にいた?ツバメである。

 副立ち合いの小阪昇七段、渋いですね。

 羽生王位の厳しい指し回しに行方八段が投了した‥勝負はどちらかが勝ち、どちらかが負けるのだが、わかっていても終局は勝負の余韻で重いものがある・・

  終局後の感想戦は対局室だと盤面が見えにくいので、控室に戻って観戦したが、行方八段の盤面をみれば‥心情が出ています。

 感想戦が終わってから、主催の打ち上げでなくて、別ルートに行く。初めは外で、それから店にはいったが、有馬温泉の夜を堪能しました?

 終電のバスが出てしまったけど、朝までの雰囲気だったので〇時ころまでいたが、しぶしぶ帰宅する。

 どっぷりと勝負の雰囲気に浸れるのは幸せだなあと思った。