☆有段者研究会 9月15日火曜日

 しばらく新刊の原稿に追われている。私は淡々とこなすのが苦手で、いつも苦戦である。創作は大好きなのだが‥その後は‥

 こもりっきりだと能率が悪いので息抜きをする。

 この日は朝から「有段者研究会」だったが、前期の三段リーグで藤原結樹三段が退会になってしまったので、さみしさはかくせない‥勝負の結果に左右されるのはとことんわかっていても、切ないものがある。自分の気持ちが細ってしまう日々になる。

 歳月とともに状況が変わり、その都度いつしか適応していくのが人生なのだろう。それは弟子も自分もそうである。でも変わりないものもある‥それは将棋へのひたむきさだろうか。私は厳しいという言葉は好きでない。

 日々を淡々と苔の一念を持って執念深くこなしていってほしいなあと思う。