妙見山の御神水、の竜である。恐い!

  今日は対局だった。久し振りだと忘れそうになる。あわてて関西将棋会館に向かう。昨日、3人弟子が泊まっていて、深夜まで棋譜調べや、今朝も話し(説教か)込んでしまったせいもある。いろいろあるが、弟子にはしっかりやってほしい気持ちが強い・・

妙見山

 自分の注いでいるエネルギーが(たいしたことはないが)決して無駄や無意味と感じたときではなくて、どう手を打っていいのかわからないときだろうか。徒労や無意味にはなれているが、その場での最善に近い策が浮かばないとき、つらくなる。師匠としての限界を感じるのだ。弟子を叱ったり怒鳴りつけるのは(私は温厚な性格ではないようだ)けっこう自分もしんどいものなのだ。

 でも見過ごすと、たいてい数年後にとばっちりを受けたり、本人も困る事態が多い。これがここ数年間弟子のことででいちばん感じることだ。常に素早い対応の大切さだろうか。いかに今まで自分が弟子のことで、後悔の渦に巻き込まれたかである・・

妙見山で引いたおみくじ、大吉だった!

☆久し振りの勝利なので,Y六段には申し訳ないが、局面をアップした。

 

 相振り飛車の戦いで、第1図は後手が△3六飛までの局面だ。ここで読み筋は▲5六銀だったが、危ない筋に気がついた。

 ▲5六銀△7七角成(好手)▲同角△5六飛▲同歩△3六桂で先手不利。そこで▲5六歩と辛抱したのがよかったようだ。

 第2図は△5三金までの局面。ここで決め手があるのはわかっていたが、危険とみて▲4二飛成としたが、△5二金上▲4一竜△5一歩と粘られてしまった。

 正解は▲6三歩成で以下△4三金▲7三銀△同桂▲同歩成△同銀▲7二金△9二玉▲7三とで、先手玉は詰まず勝ちだった。私は△1七歩成の筋で詰みかもしれないと思って躊躇してしまったのだ。

泥試合となった第3図で、決め手があった。今度は逃がさない。

▲6三歩成△同金寄▲7五桂△9二玉▲5七竜以下森七段の勝ち。▲6三歩成が決め手となった。まだ延々と続いたが何とか寄せきった。何度かまた負けかなあとガックリする局面もあったが・・

 弟子のパワーにあやかりたい?うれしい勝利である・・