昨日は(5月31日)日曜子どもコースだったが、西田三段と阪上1級に任せて、私は三重県の湯の山温泉に向かった。

 澤田真吾新四段誕生記念激励会があって、糸谷五段と大石四段も一緒だった。鶴橋~四日市間は名古屋行きの近鉄特急に乗る。

 大阪を出たあたりはまだ雨模様で、しかし日本の原風景のような田んぼがひろがる光景はよかった。

 糸谷五段と大石四段は何やら5ケタの数字を当てるゲームに没頭していたようだった。弟子と一緒の旅は珍しい。

 三重に入ったあたりは、まだまだ曇り空だった。

 四日市に近づくと晴れ間が見え始めた。そう言えば、澤田君のお父さんは強い晴れ男だったのを思い出した。晴れパワーである。

 四日市の駅で待っていた石川優太1級と合流して、湯の山温泉行きの普通列車に乗り換える。石川君は前日、下見に?乗ったそうだ。セルフタイマーで撮った記念の一枚。

 列車内は激励会に出席の方ばかりで、将棋列車みたいだった。ブログで知り合いのnorisannZさんもおられて挨拶を交わす。いい雰囲気ですね。

 きれいな田園が広がる湯の山線だが、空が晴れてきた。湯の山温泉は昔、東七段、脇八段、浦野七段、池崎さんらとの麻雀旅行で来たことがある。

 湯の山温泉駅に着いた。名古屋、岐阜などからも来られていて、澤田新四段への期待の大きさが伝わってくる。三重県では25年ぶりの棋士誕生だそうだ。

 湯の山温泉グリーンホテルに着いた。今日は催しが多くて賑わっていた。

 控え室にて、先に来ていた小林健二九段、糸谷君らとの若手との研究会の話も面白かった。今日は激励会の宴席で棋士紹介もしてもらった。

 控え室でも記念撮影だ。小林九段もホームページがあって、お互いに撮りあった。いいショットだ。

色紙書きだが、勢いあまり字を大きく書きすぎて二枚も失敗の大石四段。うまくはないが?なかなかユニークな字を書く糸谷五段。

 13:00から指導対局が始まった。澤田真吾四段、小林健二九段、森七段、糸谷哲郎五段、大石直嗣四段、石川優太1級。

 私は名古屋のAさん、Iさんらとの指導対局だった。飛落ちで若い人にしっかり負かされた。駒師の熊澤良尊さんと20年ぶりの飛落ちもあった。

 

 指導の2時間半はあっという間に過ぎた。

 16:00過ぎから激励会が始まった。

 伊勢神宮の近くだけあって、雅楽演奏で始まる。(競馬のGⅠのファンファーレでオープニングの森一門祝賀会とはえらい違いだ・・)

 「五常楽急」「鶏徳」「越天楽」の演奏だった。

 三重県支部連合会長の清水明さんの祝辞

 鈴鹿支部長、東秀雄さんの祝辞

棋士紹介は小林健二九段で、名古屋研修会を終えて駆けつけてくれた、杉本昌隆七段。

乾杯の音頭は鬼頭さん、世話役の方も前に出て激励の乾杯

主賓テーブル、澤田新四段のご両親

 新聞社の方の祝辞

 

 

 茫洋とした表情の澤田新四段だが、日ごとに大人の雰囲気が出てきて落ち着きがみられる。これだけ多くの期待を背負える?のはありがたいことだ。

 澤田真吾四段を幼少の頃から可愛がってこられた藤谷豪さん。

 私にとっても藤谷さんの晴れ晴れとした笑顔がうれしい・・よかったですね。

 いつでもどこでも澤田君らしい存在感がよい。

 一宮支部の方々のお祝いです

花束贈呈です

 澤田新四段のお礼の挨拶(その前に私も師匠としての挨拶をした)淡々とながらも内に秘めた大切なものを少しづつ引き出すような、いい挨拶だった。いよいよ棋士人生のスタートを切るのだが、澤田ペースでじっくりと息長く、そして厳しく将棋と向き合ってほしい。

 私と糸谷五段、大石四段は早めに退席させてもらった。

 激励会にご出席の方々、お世話された方々に心からお礼申し上げます。

 また今後とも澤田真吾新四段へのご声援をよろしくお願いします。