昨日は(6月16日火曜)名人戦第六局とC級2組順位戦があった。朝から楽しみというよりも、何だか落ち着かない気分だったが、大石直嗣四段、澤田真吾四段の順位戦初対局があったからだろう。

 名人戦の郷田九段の陽動振り飛車の作戦は意表をついたが、驚いた。作戦負け気味で2日目を向かえたのだが、終盤になるにつれ、郷田九段らしい追い込みでひょっとして逆転もという展開だった。最後は羽生名人の寄せが炸裂したが、これで最終局である。ワクワクするが決着をみたくない?どちらにも勝ってほしいみたいな、何だか特定ファン心理のヤワな心境である。

 昨日の予定は名古屋行きだった?のだが、さすがに前日の疲れが出て起き上がれなかった。午前中はゆっくりして、午後から用事で出かける。郵便局、ピピアめふ、ダイエー、コンビニ、終わってHIROで休憩する。

 朝から折々にネット中継を観ていた。今期は弟子の成績結果に影響されないように、あまり日記にも書かないようにと思っている・・師匠が一喜一憂していては冴えないからである。じっくり展開をみたい。そう思っていたのだが、大石四段と澤田四段は初めての長時間対局なので、どんな将棋になるのか興味もあった。

 この写真はダイエーのそばの池だが、水が少ない。気がつかなかったが、水不足なのだ。梅雨入りなので雨が降るだろうから、これからだろうが。

 あまりに自分の日常に浸っていると、気づかない(気づきたくないこともあるが)ことが多い。しかし、自分の日常の容量で充分の気もする。バランスが大切なのだろうが、私の場合はバランスを取りに行くとロクなことがない。むしろ自分は狭少な視野の中で暮らしても構わない・・そう思うのだった。

 私は朝起きると、スグに麻雀の番組を観ながらあれこれと用事をする。ブログの日記、詰め将棋なども「ながら作業」である。以前はニュース番組などだったのだが、暗い事件にイヤになることが多くて、意を決したのだった。もうそんなに自分が道徳的な人間になる必要もないのである。新聞もさらりと流す。

 きれいごとの世界からは身を引きたいが、本音という言葉も何だかいやらしい要素がある。ネットの世界はある面では、(もちろん自分も含めて)自己主張の権化?正当化?みたいなところもあるので、りきまないで自然にいければなあと思う。

 大石四段勝ち、糸谷五段負け、増田五段負け、澤田四段勝ちという結果だった。大石四段は堂々たる指しっぷりで、自信につながる勝利だっただろう。糸谷五段はやや固くなっている感じがした。師匠はじめみんなの期待を背負って大変だが、気にしないで自分のペースを歩んでほしいものだ。

 増田五段も棋戦によって出来不出来の運があるようだが、流れが変わるまであせらないで辛抱してほしい。澤田四段は変則の出だしだったが、悪そうな将棋をよくぞ逆転勝ちしたものだ・・これからどんな将棋を見せてくれるか楽しみだ。

 女流育成会は室谷(C1)4連勝でこのまま突っ走ってほしいものだ。佐藤(C2)は4連敗で、まだ研修会になじめていないようだ。腐らないで、あせらないで取り組んでほしい。研修会には他にも私の弟子がいるのだが、結果を出すのは並大抵ではないことを噛みしめて、日々の鍛錬に精を出してほしい。

 夜、来客がふたりあった。

 弟子のC級2組順位戦が終わってから、ガストに行く。山崎七段、安用寺六段、片上六段の順位戦第1局はすでに終わっているが、楽しみというよりも観ているとしんどいものである・・そんな中でも弟子の奮闘に期待したい。

 夜、ぐったりしてスグに寝てしまう。