今日は対局だったが、負け。棋王戦の予選で東和男七段戦である。完敗だった。昨晩から悪い夢を見たり、気になっていることがちらついて精神状態がよくない。言い訳でなくてコンディション調整も実力なのである。もっとも以前は当日に苦手な対局者の名前があるだけで戦意を喪失していたくらい、私は未熟者である。

 パソコンのキーボードの調子がよくない。小文字は出るのだがひらがな変換にすると打てなくなる現象が起きてしまう。 これもストレスになりそうだ。

 不慣れな中飛車にチャレンジしたが、やはりヘタクソでだめだった。この局面から△4四銀と出たが▲5六銀とされて投げたくなった。厚みが違う。

 △5五銀の予定だったが▲5二歩△同飛▲5五銀△同角▲4一銀で悪い。実戦は△3三角と辛抱したが、▲6四歩△6二歩▲6六金△2四角▲4七銀△7四歩▲5八飛△5三歩▲5六金以下森負け。

 △7四歩では△3五歩だったが流れがよくない。ジリ貧になってしまった。これは気分のよくない負け方だが、序盤が問題である。

 将棋に負けると腰も痛くなって、風邪もぶり返しそうになる。負けた口惜しさでなくて、自分のふがいなさに対してである。昔は布団をかぶって一日中泣いていたこともあったが、もうそんな年ではない。今は将棋に負けても心身のバランスをとる作用が働く。

 帰宅して遅い夕食にした。子ども教室のテキストを作成する。何がどうあれ日々のノルマをこなさないといけない。この年になっても自分のペースが崩れそうな状況に弱いのに呆れる。

 金太郎の相手をしていると少し気持ちが和らいだ。