昨日は(4月22日木曜)対局で、竜王戦、櫛田陽一六段戦だったが負け。中盤はよかったので残念だ。終盤も追い込んだが足りなかった。敗因は中盤の下の図の局面からの指し手で、帰りの電車の中と寝床でもこの図が浮かんできて、二重三重に疲れた。

 ここから△5五銀▲5六歩△6六歩▲5五歩△6七歩成▲同銀△5五角▲5八飛△5三歩▲8四歩△同歩▲同角△7三金打▲5五飛△8四金▲6三歩△同金右▲8五歩△8三金▲5六飛△8六歩▲同銀△6四角▲4三角と進んだ。

 △5五銀は54分の長考だったが、①△3六歩が指したかった手で、以下▲5四歩で△3七歩成は▲同飛、△5五角も▲6六金で難しいようだ。②△4六歩もあるが、今度は▲同角△5五銀▲5八飛で自信がない。

 △5五銀▲5六歩に△4六歩が読み筋だったのだが、▲5五歩(▲4六同歩なら△6六歩と本譜の順で後手がいい)△4七歩成▲4三銀で自信がなかったのだが、以下△5七と▲同銀△4五桂▲3四銀成△5七桂成▲同金△5六歩で指せていたようだった。また△4七歩成に▲6六角も△4五桂(この手で△3八とは▲4三銀がある)▲3九飛△5七歩で指せていた。結論はこの順を選ぶべきだった。

 △5五銀▲5六歩△6六歩▲5五歩△6七歩成▲同銀に△3六歩も指したかったのだが、以下▲4三銀で①△3五角は▲6六角、②△3五飛も▲5四銀成△2五飛▲2八歩でうまくいかない。

 本譜△5五角は変化を読んだあげくの予定変更だったが、▲5八飛をうっかりで形勢は急降下した。△5三歩は角に紐をつけていないのだが△5四飛を見ている。ここからは辛抱の手だが、自分の弱さを噛みしめながらと呆れながらの進展だった。

 指しやすい局面と思ったが、思っている以上に微差なので、どういう形で終盤に持ち込むかがわからなくなってしまった。読みくたびれて悪い手を選ぶ負けパターンである。54分考えて正確に読みきれなかったので、これは日頃の行いが悪いのだ・・そう思うよりない。もう一度同じ局面でも最善手を指せそうにないのが堪える・・

 雑念と心身の疲れもあるが、将棋は総合力なので、やはり技の未熟さがいちばん堪える。一日中布団をかぶってふて寝していたころを思い出した。今は一晩で回復する。諦めが早くないと身が持たないからだ。

 ☆YouTube金太郎のゲゲゲのゲ更新しました。

 H22年3月1日に録画したもので、今はモットレパートリーが広がっています。部屋の中では発声練習をしないのと、デジカメを見ると直ぐに飛んでくるのが悩みの種です。

 ☆お詫び

 5月3日の祝賀会の案内状が発送できていない方がいました。送付の住所はソフトを使っているのですが、今朝確認したら、発送済みのはずなのに印刷のチェックが入っていない・・うっかりでした。申し訳ありません。

 案内状漏れで参加ご希望の方は当日お越し下さい。