昨日は(11月20日土曜)土曜特訓コースだった。それから級位者研究会もあったが、5名参加だった。

 土曜特訓コースは11月から月に2回に増やしたが、2回目の今日はやや少なめだった。その分、個人レッスンに近いグループ特訓となる。「思いっきり体で覚える指導」をしているが、たっぷり指して何かを身につけてほしいものだ。子ども達にもプラスだが、私にもいろいろと得るものがある。

 序盤から中盤は本で覚える知識も大切だが、「膚で感じる大局観、実戦のカン」がもっと大事な気がする。いわば駒の配置の感性である。手を読むよりも形で指すとか、玉の厚みとか、体験で感じるものがいいように思う。

 駒落ちは「攻めを覚えて受けで勝つ?」そんな感じだろうか。

 二枚落ちになると、終盤の感性を磨く鍛錬になる。優勢を築いてからの「終盤の勝ち方のトレーニング」である。寄せに出る、我慢する、そんな呼吸が大事になる。二枚落ちはいろんな戦形で戦った方がいい。

 飛香落ちは「攻めるタイミングと終盤のアヤ」が問われる。端を絡ませるのだが、あまりこだわりすぎると失敗する。飛落ちと飛香落ちは全然異なる。

 夕方で特訓も研究会もどちらも終った。明日が奨励会の例会なので、残って宿泊組もいる。結局四名泊まることになった。夕食の後も将棋である。例会の前日は静かに過ごすのも方法だが、こんな風に将棋漬けの方法もいいかもしれない。しばらく続けていくと何らかの結果がでてくるような気がする。私はたいてい身をもって体験していくタイプなのだが、とにかくプラスの方向に向かうようにと願っている。

 マイルチャンピオンシップの予想をしながら寝てしまった。