今日はわりと暖かい日だったので、中山寺の梅を観に行った。目に付くのは赤ん坊連れの親子と、団塊世代の男の人のグループだった。ハイキングの人もいた。梅はまだまだだったが、紅い梅は見頃だった。冬が過ぎて、春が来ようとしている季節を感じる。

 中山寺の門の仁王様と裏にある狛犬は新しく衣替えしていた。これで木製らしい。

 椿が満開だった。

 梅林に向かう。

 この観音様はウルトラマンのようだ?いつもそう思っていた。

 梅の写真は難しい。咲きすぎると大味で、蕾の方がきれいに感じたりする。ほどよい咲き加減は七、八分だろうか。今日は曇り空だったのが惜しかった。

 梅匂う 今年も冬が 去りにけり

 時間が早かったが、梅林を出てから食堂に入った。猫や鳩に餌をやらないで下さい、との張り紙があった。今年は猫の姿がなかった。

 本堂に行って、お参りをする。私は前厄なのだが、今年に入って自分にとってはつらいことが重なっている・・これから先何もかもがうまくいかないことだとしても、それを受け入れるのが運命なのかなあと思う。でもそれも最善を尽くしてのことだろうか・・甘えてはいけないのだ・・

 紅い梅がとっても潔く咲いていた。もう少しすると白い梅も咲いてくるだろう。

 私はどちらかいうと泣き虫である。子どもの頃から泣いてばかりいた。悔し涙とか悲しい涙とか、「ほらほら泣くぞ」と言われて誘導涙?でワンワン泣いたこともある。泣きながらいろいろ考えることも多かった。泣いた後には、何か新しい世界があって、かすかながらエネルギーが沸いてくる気もする。我慢して強がらない方がいいのだ・・

 この椿も印象的で存在感があった。

 帰宅してドテンと寝転がって昼寝をした。疲れがなかなか取れない。

 夕方からはピピアめふで「子ども入門教室」があった。体力fが戻り少し元気になっていた。

 大盤解説は「駒を取る」で、次は駒落ちの指導対局だった。八枚落ち、七枚落ち、六枚落ちにわかれて行なう。テーマは「序盤の攻め」ができているかどうかだ・・

 八枚落ちも七枚落ちも、まずは端攻めで突破する。そこからだ。

 六枚落ちもまずまずの出だしだった。「確実な攻め」を覚えたい。

 駒落ちの指導が終ると、子ども同士の対局で、前回で級も決めたので、手合い割である。といっても全部平手だった。

 子ども同士の対局は持ち時間各5分で切れ30秒である。入門教室にしては珍しいかもしれない。平手のときは観て回る。

 終盤のドタン場での大逆転かと思ったら、お互いにミスで決着がついた。スリル満点だが観ていると心臓に悪い?大事な局面でも指し手が早すぎる・・

 すこしづつだが内容が良くなっている。かといって喜ぶと次回は下がっていたりする。でもなかなか入門教室は手探りの面白さがある。楽しみだ・・

 今日は坪井1級が夜間高校の卒業式の前日らしくて、予行演習で早めに帰った。明日が卒業式らしい。私が高校を卒業して就職して一年後に奨励会を目指したのと同じ年である・・春はいろんな意味で、季節の移ろいや歳月の長さや早さを感じさせる・・