朝、リビングの妻がこの隙間から覗くと、金太郎は直ぐに察してこうやって襖の桟をかじりながら挨拶する?家の中は金太郎が壊し放題だが、しょうがないか・・

 珍しく朝からハンガーを咥えて落としに行く。普段は夜の行動だ。金太郎はまた新しい言葉を覚えた。今度は短いフレーズで「コチョコチョ」「ワンワン」である。

 昨日は(9月27日火曜)午前中は病院に行って、(少し混んでいた)終ってからコーナンに買い物に行く。

 午後からは「小学校の指導日」だったが、少し早めに出かける。ゆっくり歩くためだ。

 

 ハンガーを落とすときはあらっぽい。大きなハンガーはこうやって咥えて落とすが、小さなハンガーのときはいかにも足で蹴り落とす感じである。

 大きく首をかしげる。こういうときは要注意だ?悪いことを考えているか、よくわからないことに面したときだ。

 家の庭先にいたバッタ

 清荒神駅のそばの駐輪場と船越君のアパートの跡地だ。秋の雲がぽっかり浮かんでいるが、様々な思いがめぐる・・

 

 阪急電車の十三で乗り換えて南方で降りる。そこから徒歩でゆっくり歩いて10分くらいだ。運動会シーズンなので、運動場で練習風景が見える。

 八枚落ちの指導対局四面指しで、勝つと七枚落ちにする。二局目はきちんと棒銀で攻める形を教えてから始める。根気よく指導しているつもりだが、間があくと忘れている?

 後半は詰め将棋を出題する。というよりもねだられるのだ?考えるタフさは足りない。

 帰りは真っ直ぐに帰る。通学の学生が多いが、座れないのが困る。譲ってもらうつもりはないので??席が空きそうな人を探すのが?修練である。

 夜もハンガー遊びだが、順番に落としていく。金太郎は遊び足りなかったり、遊びすぎても「キッ」と叫んで態度が悪くなる。その都度電気を消して叱るのだが、全くめげない。私が育てると人間も動物ものびのびのせいか?わがままになりやすいのである・・

 夜はあれこれ悩みを考えていると珍しく眠れなくなった。なかなかほどよいバランス感覚で生きていくのは難しいのだ・・無常観が根底にないと、執着や未練で煩悩に落ち込む。ギリギリの執着や未練で暮らしていこうと思うのだった。