昨日は伊丹日曜コースだった。冬は出だしが悪くて、時間間際に来る子が多いようだ。寒いので動作が鈍るのだろう?今はすぐに起きられるが、朝なかなか起きられなくて、そのときの5分は宝物のように思えることもある‥

 冬の朝 後5分だけ 未練かな 

 弟子には「朝起きる時間がそのまま成績につながる」ことを言っているが、学生はともかく、一人住まいになると、次第に遅れがちになる。自分が一番よくわかっているのだ?

 5枚落ち戦でうまく指しているが、この辺がヤマ場だ。

 これも5枚落ち戦で、下手がどう優勢にするかだ。①4二飛②4三金③4五桂④4五銀がある。どれもいいのだが、4三金、7六歩、2四歩がじっくり路線だ。この辺の指し方が実力がでるのかもしれない。

 二枚落ち戦で、この後は6六歩、6一飛、2六歩、6四銀の二枚銀は有効だ。

 伊丹コースの後は、午後から受験者特訓だが、研修会があるので参加は少ない。この日は石川優太二段に指導を頼んだ。

 私は新刊の本とドリル①の本をサインして、伊丹将棋センターに届ける。ずぼらで依頼されてから時間が経ってしまう‥真面目そうで真面目でない?性格なのだ‥いつもは大局観と書くのだが、関西将棋会館の販売のところでお客さんに「大局観以外の字でお願いします」と言われたことを思い出し、ずっと言葉を考えていた。

 一望千里 飛花落葉 樹下石上 気炎盤上(万丈)  千紫万紅 夢幻泡影 五風十雨

これでレパートリーが増えた。いろんな言葉があって、知らないのがほとんどだ‥

 

 冬の夕景はドラマティックだ

 石川二段が金太郎を怖がっているので、和室は入れないで出す。金太郎は妻に歌をねだるくせに、なぜか攻撃的な態度にでるのが意味不明だ?

 私には従順というよりも、今は自分が二番目?と思っているのかもしれない、隙あらば下剋上なのでである。だからたまに試していることもある。動物が序列を意識しているのは本能のようである。

 夜はレンタルDVDを見る。「ジャスミンの花開く」中国映画だが、「あの子を探して」の「監督だったが、思ったのとは違う映画だった。「初恋の道」の主演女優が三世代を演じるストーリーだったが、後味はよくない‥今は現実で胃が痛むことが多いので、何らかの救いようのないストーリーは身に堪えるのかもしれない。

  相手の男次第で運命が変わるのだが、冴えない男といい男の区別は難しい‥結局、大切なのはやさしさだろうか‥でもやさしさには弱さがつきまとう面もある‥強さにはともすると傲慢がつきまとう‥実直さにはかたくなさがつきまとう‥なんでもそうだが、裏と表があってほどよいバランスを保つのは難しいのだろう。当たり前だが現実に神やヒーローはいないのだ・・

 そのせいか、夢でうなされた‥弟子の成績も含めての寝苦しい夢だった‥