午前中は「伊丹日曜コース」だった。今日は「子ども将棋団体戦」の日でもあるので出席はやや少なめだった。

 ここから6五歩、5三銀となって下手がまず勝てない‥

 六枚落ちだが、玉の囲いがやや怪しい?

 上手の玉は五手詰めだ。ヒントを言わないと詰ませられない?

 家に戻って保護者懇談があった。夕方もあってこれで全員終わった。感想としてはそれぞれに事情があって状況も異なるが、阿吽の呼吸がないと事が運ばない気がする‥

 弟子を取るようになって何年経つだろう‥初めの村山聖が強烈な印象だったので、どうしても他の弟子には物足りなさを感じてしまうかもしれない‥でも村山聖との関わりはほとんど心配事ばかりで夜も眠れないことも多かった。距離をおいて何にもない時間が長く続いてほしかった‥

 

 私自身は村山聖にも今の弟子にも変わりなく接しているつもりだ‥ただ村山聖はいつも背水の陣のような雰囲気があって、意を決してでないと向き合えなかった。そういう意味では私の方も鍛えられた気もする。答えのない問題を突きつけられるので、真剣に考えて結論を出すしかなかった。

 決して村山聖と比べてはいないが、逆になにかあると(気持ちが弱ったとき‥)ふと思い出してしまう・・懐かしいのもあるが、自分が将棋を通じてどう向き合っていけばいいのか‥そのヒントをさぐるときに今も対話している気持ちかもしれない‥ときに幻想で願望で依存で矛盾で混迷なのだが、私には大きな支えになっているかもしれないと思う。

 夕方から伊丹将棋センターに行く。飲むので車で送迎してもらう。

 昼間は将棋の大会で、夕方から宴会だ。

 私の子どもの頃に通っていた将棋道場でも、ときどきこういう宴会があった。酔っぱらってクダをまく人も多かったが、大人の世界にひたるのは面白かった。

 将棋大会の結果が張り出されていた。伊丹将棋センターはつわものが多くて、みんな野武士の雰囲気があって頼もしい?レベルも高いと思う。

 時間がきて「歩まわり」の大会が始まった。6人一組で行う。私のところの大会風景である。村山大地君と私が苦戦で、特に私は桂から歩まで落とされてギブアップである。4枚の金を振るのだが2しか出ないことが多い‥勝負は大逆転だった。

 これは珍しい‥12進むのだが作っても見えないシーンだ。

歩まわりの決勝はさらに厳しいルールがあって、観ていても面白かった。

 

リレー将棋も始まって今年は2人一組だった。今回は私は不参加だったが、リレー将棋はこれも阿吽の呼吸が必要だ。

 翌日が対局なので、早めにお開きにさせてもらった。楽しい時間を過ごさせてもらったが、毎日、いや週末でもいいが、こんな風に人がいっぱい来てほしいものだ・・将棋は人のぬくもりを感じさせるゲームでもあるのだ‥