金太郎は状況が少しでも普段と違うと警戒する。このおもちゃも何度か見せてなじませてからでないと遊ばない。

 鈴が落ちていたので遊ぶ。

 うまく咥える。

 昼前に関西将棋会館に行く。その前に立ち食いうどんで腹ごしらえだ。ここは村山聖もおいしいですよ、と言っていた店だ。狭いので5,6人くらいしか入れない。

 この手前の二階が雀荘で、昔は入りびたりだった。「タバコ下さい」ななかな店のおばちゃんが持ってきてくれないので取りに行くと「森さんは吸いすぎだからダメ」と言われた。私はチェーンスモーカーだったのである。

 昼から道場のアドバイザー棋士の仕事だった。

 長崎から来られている詰キストのIさんから小冊子をもらった。「平成の七手詰傑作集」さっそく見るが初めから解けない‥谷口均さんの七手詰めだった。以前に解いたはずなのに・・これは解きごたえがある・・

 飛香落ちの指導対局はIさんが積極的な指しっぷりで、はやくも終盤に入ろうとしている。ここから4六角、同歩、同飛、5六銀と進む。

 以下3六歩、4七歩、3七歩成、同桂、同桂成、同金、4二飛、5四歩、2五桂、3六金、3五歩、2五金、3六銀と進み一気に終盤、そこで3四桂と打った。

 ★3六歩では7八銀、4七歩、6七銀成、同銀、6六飛、同銀、6七角の方がイヤだった。

 指し手が進んで私が5五角と打った局面だ。以下6四歩、4二桂成、6二金左、5三歩成、同金、5一成桂以下上手勝ち。

 ★6二金左で7八金、9八玉、4二金が気になったが、同飛成、6六角、同角、同成銀(8六桂以下詰めろ)のとき6二銀以下ぴったり詰むようだ。

攻め急ぎは私も含めて、詰キストの特徴(弱点?)かなあ。

 飛香落ち戦から、独特の端攻めがきつくて上手が困っている局面だ。ここから9八飛成、9九香、8九竜、7九金、8八竜、同金、6四歩、7八金、6五歩、5五歩、同角、8三香成、6六歩、5六銀と進んだ。

 ★9八飛成では単に8五桂もあった。上手は歩切れで受けにくい‥

 

★5六銀に6七歩成、同金、8八角成、8三成香となって上手も形になった。6七歩成でじっと2二角(次に8九角が厳しい)なら苦しかった。

 局面が進んで、ここから6三歩、同角、5五桂、8一角、9一竜、3五歩、8二成香、4二玉、7一成香、4五銀、8一竜、5六銀と進んだが上手が勝勢だ。

★3五歩で4五銀なら難しかった。

★4二玉でも4五銀で勝負だった。

 なかなかの熱戦で、次回のチャレンジを期待・・します。

 二枚落ち戦で8六角(三にいた角)と出た局面だが、これが疑問で7七桂、5三角、6五桂で上手も勝負形ができた。

★8六角では2六角(次に2七と)がよかった。攻めは分散しない方がいい。単独で動かすよりも「攻め駒の協力が強力だ!}

 後で「二枚落ちにつての質問」「中飛車の実戦からの質問」を受けて検討した。自分の不勉強さと、将棋の難しさを知らされる‥仕事だが楽しい一日だった。

 週明けは金太郎と遊ぶ時間を増やす。

 金太郎も思いっきり遊んでいる。私の方が先にバテる。