土曜日は午前中、子ども土曜コースで、午後から土曜教室だったが弟子に任せて、私は妻と一緒に千里中央の方に出かけた。

 千里中央のホテルで、震災で亡くなった弟子の船越隆文君のお兄さんの結婚式があって、参列した。モノレールからは大阪の全景が見える。

 春に船越隆文君のお母さんがお兄さんとフィアンセの方と一緒に来られて、食事をしたことがあったのだ。そのご縁でスピーチも頼まれていた。最近は厚かましくなって?平気になっているのが我ながらこわい‥

 ホテルで待っていると、太陽の塔のモデルがあった。最近は太陽の塔の存在が大きく見える‥それだけせちがらい世相、社会になっているのだろう‥こういう時代だからこそ、ささやかな夢や希望を失わない大切さを問われている気もする。

 11時15分から教会で結婚式が行われた。讃美歌は声のキーがあわなくて歌いにくいが、厳かな雰囲気は好きだ。結婚の宣誓のお兄さんのまっすぐで大きな声が響いた‥

 小雨も心配していたが、すっかり晴れ模様だ。庭で記念撮影があった。ご両親の表情にひとつのけじめのような安堵感と、隆文君のことを思い出されて感慨深いさみしさがあるように思った‥

 それは私も同じ思いだった・・背負っている悲しさは消えないが、ひとつの区切りのようなほっとしたものを感じた‥

 お兄さんも大阪に住まわれた数年前から1月17日には宝塚の船越君の亡くなったアパートの跡地に来られているそうだ‥その日に何度もお会いしているが、お兄さんの大きなやさしい笑顔に救われた思いのことが多かった・・ご両親の支えにもなっておられると思う。

 ご結婚おめでとうございます。

 八角形の館で披露宴が始まった・‥結婚式はいいものだ・・華やいだ雰囲気の中にきちんとした儀式の趣がいいなあと思う。

 締めくくりの船越君のお父さんの朴訥なご挨拶が印象的だった‥

 披露宴の後半には、風船飛ばしもあった‥空を見上げる。小学校の頃にクラスで日本各地に風船を飛ばして、届いた先から手紙が来たことを思い出した。東北、山陰、九州などから手紙が届いたものだ。

 結婚式が終わって、またモノレールに乗る。

 広がる空にモノレールが走る

 めまぐるしい日々だが、人の縁を大切にしたい‥

 帰宅したとき、土曜教室がまだ開いていたので、少し指導する。終わってからも延長した。

  少し落ちついて、明日のジャパンカップ,WIN5の予想をする。

 金太郎は夜に出すとうれしそうだった。