12月2日の日曜日は日帰りで広島に行く。中国新聞社で開かれた「シニア将棋大会」に指導の仕事である。広島弁を聞くとほっとするようになってしまった?

 新大阪を9時6分発ののぞみ号に乗る。1時間ちょっとで着く。早いなあ‥

 広島駅ではK6級のお父さんが迎えてくれて、中国新聞まで乗せてもらった。この日は格別寒かったようだ‥大会は1回戦が始まっていた。2回戦の初めに少し挨拶をさせてもらったが、すでに盤面に夢中である?さすが広島?だ。

 3面指しの指導が始まった。とにかく指し手が早いので、うかうかできない。普段の鍛えが入っているのだろう。押されっぱなしでKOされそうな将棋が続いて引き締まる。迷いのない指し手にやや人の良さがあるのが惜しい‥少し一息ついたら、またどんどん指す人が飛び込んできて息がつけない指導になった?

 昼休みに窓から外を眺める。初冬の風景だ。

 将棋大会に使っていた抽選用のクジ、おみくじを思い出した・‥これはいい。

 指導対局は平手も多くて、どんどん来るので油断ならない。こういうときは手厚く指して、確実な手を読むのがいいようだ?全体に踏込のいい将棋が多いと思った。

 飛落ちの指導対局で、上手の4六角が生命線だ‥どこかで3五歩の突き捨てを入れられていると苦しかったと思う。ABCの各クラスは記譜を採っていたが、なかなか内容のいい将棋ばかりだった。30分切れ負けなので、終盤でミスの出た方が負けのパターンになるようだ。

 A級B級C級の表彰が終わってから、中国新聞社を出る。

  Tさんと一緒に駅に向かう。

 今年もみっちゃんで、ビールを飲みながらお好み焼きを食べて打ち上げだ。おいしい。あれこれ雑談をしていると、Tさんの顔見知りの方から挨拶される。さすがに人気の店である。広島勢の弟子の話をする‥

 ジャパンカップダートの馬券をゲットしたTさんは会心の笑顔で、単勝、馬単、馬連、ワイドを当てたが、三連複を取りそこなったのが悔しそうだ‥私は14のニホンピロアワーズも注目してたが、二着か三着ならと予想していたのと、ローマンレジェンドとエスポワールシチーが吹っ飛んだので負け。

 今回のWin5は自分のデータを見ると一着になった馬はすべてマークしていた。でも全部買うわけにいかないので絞るのだが、レースごとに三頭か四頭の中からなので、やや悔しかった(毎回同じパターンの気もするが?)配当が290万だったのでもったいなかった?

 広島からなのに割と早く帰宅して、金太郎を出す。家のそばで金太郎がおおはしゃぎでうれしそうなのが伝わってきた。「どこに行ってたの?」と聞いているような表情だ‥

 充実した一日だった。