これはチェスクロックの置台のつもりだが、金太郎の餌食になりそうだ。

        妻が覗くと金太郎も近寄って行く

   昨日は(1月30日水曜)妻と一緒に京都に行く。

     車窓から見える冬の風景だ。

    四条烏丸で降りて昼食にする。どこに入るか迷う。

 面白そうな喫茶店で、食事の後で入った。

 京都の下町の八百屋さん。

 天ぷらの店に入った。大きな天ぷらだ‥

 食事の後で喫茶店に入り、それからタクシーで西川孟先生宅に伺う。

 時間には少し早かったので、近所を散策する。

 この日は西川孟先生の形見分けで、衣類を沢山いただいた。背広や普段着があまりにぴったり合うので驚いた・・

 それから服を出していただいている間、私の中で西川先生の話している声が聞こえてきて、普段よりも饒舌に思えた‥亡くなられてからも見守って下さっているのだろうか・・「森さんには似合わんなあ‥」そう言われている気がした?

 ダンボールに詰めてもらったのだが、3箱もあってびっくり・・「これからいつも西川先生が一緒のようでうれしいです」

 帰り際に「将棋の駒なんですけど・・」一組は好い駒だったが、もう一組は「ああこれはどなたかにあげてもいいですね‥」と言って駒箱の中を見て驚いた・・

 村山八段のA級復帰と山崎新四段の祝賀会のとき、抽選で西川先生に当たったのだ。次第に思い出してきた・・

 このときは体調のすぐれない村山聖が、遅れながらもトボトボと会場に来てくれた。「大丈夫か?しんどかったら帰ってもええで」「はあ、何とか・・」ぼそっとつぶやいた‥

 でも大盤解説の時は一切お客さんに感じさせないくらい、堂々とこなしていた‥そのとき西川先生が私に「森さん、村山君はきつそうだから、早く帰してあげなさい・・それからあなたが全部のテーブルを回ってお礼をした方がいいね」とアドバイスしていただいた。

 そのときの駒だったのである・・それとは知らず「森さんらしいね」と言われそうである。

 京都を出て帰宅する。西川先生の着ておられた衣類をいっぱいいただいて、身が引き締まる思いになる‥

 夕食の前後に弟子の棋譜調べや、特別特訓をする。

 「「ハイ、サヨナラ」と言ってみんな帰った後で、金太郎の出番だ。うれしそうである。